突然ですが、保険って高いですよね。
我が家はずっと某有名保険会社の生命保険に加入していたのですが、夫婦2人で月々2万円程度の掛け金がキツく、県民共済に切り替えました。
県民共済は掛け金が安くて助かるのですが、当然欠点もあります。
メリット・デメリットについて解説するので、加入をお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

目次
メリット1:掛け金が安い
県民共済は営利目的の運営ではないので、月々の掛け金が安いです。
ちなみに我が家では、家族4人で次のプランに加入しています。(金額は年間払込額を12で割ったもの)
夫
・ 生命共済6型/6,000円
・ 火災共済/1,918円
・ 火災共済地震特約/504円
妻
総合保障2型+入院保障2型/4,000円
大学生の子ども
総合保障1型/1,000円
高校生の子ども
こども1型/1,000円
家族4人、さらに火災共済や地震特約にも加入して、月々1万5,000円でお釣りが来る掛け金です。
メリット2:割戻率が高い
県民共済では、それぞれのプランに割戻率が設定されています。
そのため、毎年8月には割戻金が振り込まれるのですが、我が家では今年(2019年)4万6,000円程度のお金が返ってきました。
これだけあれば1か月の食費になるので、本当に助かります。
ちなみに、我が家の場合で言うと2019年現在の割戻率は次のようになっています。
・ こども型/22.88%
・ 火災共済/3.34%
※地震特約は割戻金の対象外
メリット3:保険金の支払いがスムーズ & 早い

子どもがまだ小学校に通っていた頃、ある病気で1か月ほど入院することになりました。
その際、県民共済で手続きをしたら「あっという間」と思うほど早く保険金が下り、さまざまな支払いがスムーズにできてとても助かりました。
もちろん保険なので支払いの際にも審査はあったかと思いますが、やはりこのあたりにも、県民共済が営利目的ではないことのメリットがあるのだなと納得した次第です。
デメリット1:病気の場合の保証が手薄
県民共済は病気よりも交通事故に重点を置いているものなので、入院・死亡ともに病気の場合は保険金の下りる額が少なくなります。
たとえば、筆者が加入している「総合保障2型」の場合は次のようになっています。
入院
・ 事故/1日あたり5,000円
・ 病気/1日あたり4,500円
死亡・重度障害
・ 交通事故/1,000万円
・ 不慮の事故(交通事故を除く)/800万円
・ 病気/400万円
入院の場合は1日あたり500円しか変わりませんが、死亡・重度障害の場合はこんなにも大きな差があるのです。
ですから、病気に対する手厚い保証を望む場合は、
「県民共済と併用する」
「県民共済で月々1,000円の医療特約や、月々2,000円の入院保障2型をつける」など
の対策をおすすめします。
デメリット2:60歳以上はちょっと不安です

筆者がこれまでに説明してきた掛け金や保証額は、どれも年齢が60歳までのものです。
その後は年齢を重ねるごとに少しずつ保証額が減っていき、86歳からは新規加入も更新もできなくなるので、これが不安で別の保険に切り替える人もいます。
筆者は「いくらなんでも85歳過ぎまで自分が生きることはないだろう」と思っていますが先のことは分かりませんよね。
なので、60歳になる頃にもう一度保険を見直し、必要であれば別の保険に切り替えるか、もしくは熟年向けの医療1型特約(月々1,000円)への加入も考えるつもりです。
どれだけ保険料を支払っても貯蓄にはならないので注意
県民共済は月々の掛け金が安くて助かりますが、病気の場合の保証が事故の場合に比べて手薄なこと、高齢になった時に更新や新規加入ができないことなどのデメリットもあります。
また、掛け捨てなので、どれだけ保険料を支払っても貯蓄にはなりません。
加入をお悩みの方は、メリットだけでなくデメリットについてもよく考え、後悔のない選択をしてください。(執筆者:畠山 まりこ)