※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

お財布にも環境にもやさしい「観光地めぐり」  ボランティアをしながら楽しくお得に、旅行ができるプランを紹介

ライフ お金の使い方
お財布にも環境にもやさしい「観光地めぐり」  ボランティアをしながら楽しくお得に、旅行ができるプランを紹介
「観光地をめぐりながらボランティア活動も行う」

そんなプロジェクトやツアーが旅行会社から発売されています。

ボランティア活動に興味はあっても、実際にはなかなか関わる機会がないという人も少なくありません。

そんな人にこそオススメしたいのが、旅行会社が企画しているこのプロジェクトです。

環境保全活動や社会貢献活動などをしながら、その地域の観光も楽しめるお得なラインナップが用意されています。

地域と人を元気にする取り組み「JTB地球いきいきプロジェクト」

jtb地球いきいきプロジェクト

≪画像元:JTB

「JTB地球いきいきプロジェクト」は参加者、地域住民、JTBグループの社員が一緒になって元気な未来を創造していく取り組みです。

1982年に「観光地クリーンアップキャンペーン」としてスタートし、2012年のJTB創立100周年を機に「JTB地球いきいきプロジェクト」に改称されました。

観光地をめぐりながらの清掃活動、文化や歴史に触れながら環境保全・環境美化などを行い、「地域を元気に、人を笑顔に。」を目的とした様々なプロジェクトが用意されています。

これまで実施されてきたプロジェクト

鎌倉のビーチクリーンと伝統工芸体験 美しく豊かな日本を残そう

鎌倉・由比ヶ浜でビーチクリーンを行い、そのあとは鎌倉彫資料館にて鎌倉彫を使用した食器での昼食、そして実際に鎌倉彫彫刻を体験。

自然、歴史、文化と触れ合い、鎌倉を楽しめるプログラムとなりました。

館山 新井海岸・北条海岸で海岸清掃と自然体験と鋸南ジビエBBQ

新井海岸・北条海岸の清掃を行いながら貝を拾う「ビーチコーミング」で生き物観察などを体験します。

そのあとは鋸南町で「ジビエBBQ大会」に参加して、イノシシの焼肉やボタン汁を味わうプログラム。

子ども達がたくさん参加し、環境問題を考えるきっかけにもなりました。

秋の彩り・山科清掃活動と毘沙門堂拝観~明治の先人たちの偉業、琵琶湖(山科)疏水を偲ぶ~

秋の琵琶湖

京都山科は、中臣鎌足によって精舎(山科寺)が、7世紀末には天智天皇陵が作られた由緒ある地として知られています。

東京遷都後の京都活性化事業として1890年に完成した山科疏水(琵琶湖疏水)、自然豊かな景観、紅葉が彩る毘沙門堂で清掃活動とウォーキングガイドツアーを体験します。

豪華な昼食も好評のプログラムとなりました。

サンゴの村宣言「恩納村」~持続可能な取り組みでサンゴを守ろう~

2018年7月に「サンゴの村宣言」を行った恩納村では、環境と観光を高次に連携させた地域となることを目指した取り組みをスタートしました。

サンゴの体験プログラム(サンゴの苗作り)やビーチ清掃、海の生き物に触れるタッチプール、手作りクラフト体験、海ぶどうの養殖場視察、道の駅など充実した内容のプロジェクトです。

環境保全を考えながら、子ども達も楽しめる取り組みとなりました。

空海の足跡お遍路体験&室戸ジオパーク清掃活動

四国八十八ケ所24番札所・空海が開基したとされる「最御崎寺」で住職の法話と参拝からスタートします。

25番札所まで約7キロの歩き遍路を体験し、ジオパークで清掃活動をします。

小学校を改修して作られた話題の「むろと廃校水族館」も見学しました。地元の食材を取り入れた婦人会の手作り弁当も好評でした。

地域も心身も清められる貴重な体験となりました。

2019年9月以降に実施予定のプロジェクト

阿蘇牧野での輪地切り(野焼き防火帯作り)体験

阿蘇の牧野近くにバスを止め徒歩で移動、野焼きをするための下準備(輪地切り=防火帯作り)の支援を行います。

阿蘇の草原保全に向けた輪地切りの支援活動は、都市と農村・行政が連携して草原を護るというユニークな活動として注目されています。

実施日:2019年9月7日(土)
集合時間:6:50
集合場所:JTB熊本支店前
募集人員:30名(中学生以上)
旅行代金:無料

輪地切り体験の後は、内牧温泉にて昼食と入浴の時間も用意されています。

~栃木県那須町~日光国立公園「那須平成の森」アニマルパスウェイ周辺の環境整備活動

「那須平成の森」は、那須御用邸用地の一部です。

ここにはニホンヤマネやネズミ等の樹上性野生動物が利用する「アニマルパスウェイ」と呼ばれる通り道が設置されています。

これは道路建設などで森が分断され、それによって移動経路が断たれてしまった動物たちを助ける目的で設置されました。

今回はこの「アニマルパスウェイ」周辺にある補助ルート設置等の環境整備を行いながら、生物多様性についても深く学べるプロジェクトとなっています。

実施日:2019年9月22日(日)
集合時間:7:45
集合場所:JR宇都宮駅東口ロータリー(北側)
募集人員:30名
旅行代金:無料

「アニマルパスウェイ」環境整備活動の後は、那須高原ホテルビューパレスにて昼食と温泉入浴、チーズガーデン那須本店にてショッピングの時間も用意されています。

富山県・高岡市雨晴海岸 富山湾クリーンアップ活動 「世界で最も美しい湾クラブ」世界総会in富山10月開催前

富士湾クリーンアップ活動ツアー

≪画像元:JTB(pdf)≫

2014年10月に「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟した富山湾。

3,000メートル級の立山連峰を望む雄大な景観や漁業・観光などの経済活動、海と山を守る活動が評価された結果です。

2019年10月に湾クラブ世界総会が富山県で開催されるため、この機会にひとりひとりが環境問題を考え、ごみのない美しい海岸を維持することを目的とした清掃活動を実施します。

実施日:2019年9月28日(土)
集合:富山駅北口8:20/高岡駅南口9:00
募集人員:40名
旅行代金:無料

清掃活動後は氷見温泉郷にて昼食・入浴、その後は大伴家持の父である大伴旅人が太宰府で開催した梅花の宴に由来する新元号「令和」の典拠となった万葉集の特別コーナーも展示中の「高岡市万葉歴史館」を見学します。

まだまだ、たくさん「JTB地球いきいきプロジェクト」

「里山都市 創生プロジェクト 白山国立公園で森の健康診断」(金沢)

「化石にふれあい、化石に学ぶまちづくり」(北海道勇払郡)

「十和田八幡平国立公園の環境保全活動in八甲田 学んで作業する「特定外来植物駆除」ボランティアツアー」(青森・秋田)

「東京の豊かな緑を守るために~八王子館町緑地保全地域で自然と触れ合いながら学ぼう~」(東京八王子)

などといったプロジェクトが用意されています。

阪急交通社「ボランティアの旅に出かけよう」日帰りバスツアー

阪急交通社でも、ツアーの訪問地である観光地の保全活動や復興活動、環境美化などを目的としたボランティア日帰りツアーが発売されています。

無料ではありませんが、金額以上の充実したツアー内容となっています。

大阪(梅田・なんば)発 高野山参詣道女人道 道普請作業と高野山のガイドと奥ノ院めぐり

阪急交通社のボランティアツアー

≪画像元:阪急交通社≫

高野参詣道女人道は平成28年に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に追加登録されました。

年間を通じて雨量が多く、台風などの災害にもたびたび見舞われる地域であることに加え、観光客の増加や集中により道の傷みが深刻な問題となっています。

阪急交通社では環境保全活動の一環として女人道の維持・修復活動に参画し、後世に残していきたいと考えています。

実施日:2019年9月16日(月・祝)
集合:梅田7:30/なんば8:10
募集人数:40名(小学生以上)
旅行代金:大人3,980円 小学生2,000円

行程
梅田・なんば→はなさかドライブイン(準備・着替え)


高野山大門南駐車場→高野山参詣道・女人道(開会の挨拶、作業説明の後、道普請作業約60分)



遍照尊院(着替えの後、精進料理の昼食)



奥ノ院めぐり(高野山案内人と共に奥ノ院へ:徒歩往復4km所要時間約1時間45分)



各地(17:00~18:30着)


東京新宿発の「富士山 清掃ボランティアとごてんば高原御胎内温泉入浴(実施日:2019年10月10日 旅行代金:3,000円)」と、博多発の「南阿蘇鉄道 復興ボランティア活動とトロッコ列車乗車(実施日:2019年9月28日 旅行代金:大人3,000円 小学生2,000円)」は受付が終了しました。

東京・新宿発のツアーは、富士山の世界遺産登録後に観光客や登山者が増えたことによるゴミ問題の深刻化に対し、環境保全活動の一環として阪急交通社が取り組む活動です。

清掃活動後は御胎内温泉にて松花堂弁当の昼食と入浴、休憩の時間が用意されています。

博多発のツアーは熊本地震で被害を受けた南阿蘇鉄道の復興を願う地域貢献活動で、活動後はホテルグリーンピア南阿蘇にてバイキングの昼食と入浴を楽しめます。

旅行会社が取り組む「環境や地域の未来のためのプロジェクト」

環境や地域の未来のためのプロジェクト

旅行代金がリーズナブルな上に、ボランティア活動にも参加できるというお財布にも環境にもやさしいメリットが注目されています。

こういった機会を利用して地球環境と向き合うこと、普段はなかなか出会うことがないさまざまな地域の人々との交流といった体験にチャレンジしてみてください。(執筆者:藤 なつき)

《藤 なつき》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

藤 なつき

執筆者:FP2級 藤 なつき 藤 なつき

保険・マネー・健康・医療・福祉・教育・伝統工芸・伝統行事等、幅広い分野の記事を執筆。お仕事をさせて頂きながら、自分自身もたくさんの発見と新しい知識を身に付けさせてもらっていると感じる毎日。2013年FP2級取得。東京育ち、福岡在住。 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集