家計費の中には、知っていればラクに節約できるのについつい見逃しがちな支出があります。
例えば、振込やATMを利用するときの銀行の手数料です。
1回、1回にかかる金額はそれほど大金ではありませんが、チリツモでそこそこの金額になってしまいます。
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ATM手数料を払っていませんか?
キャッシュレス花盛りの時代ではありますが、もちろん日常生活に現金が全く必要ないわけではありません。
クレジットカードや携帯だけで決済が済む今だからこそ、手持ちに注意を払うことが少なくなり慌てて銀行へ走ることもあるのではないでしょうか。
例えば、みずほ銀行の場合
銀行ATMが無料で引き出しできるのは、月曜日~金曜日8時45分~18時00分だけです。
平日の他の時間帯と土曜日、日曜・祝日は108円または216円の手数料が必要になります。

コンビニや提携ATMでは手数料が必要になりますが、ステーションATM「Patsat」とイオン銀行だけは、みずほ銀行のATMと同様に8時45分~18時00分は支払手数料がかかりません。
少なくとも、常時使用している銀行の手数料が無料になる曜日と時間だけは、把握しておくと余計なお金を支払うことは少なくなるでしょう。
新規で口座を作るなら、ゆうちょ銀行がおすすめ
ゆうちょのキャッシュカードや通帳でゆうちょATMを利用するときは、曜日、時間帯にかかわらず利用手数料がかかりません。
これは大きな魅力です。
ましてや、全国約2万9,800のATMネットワークは他にありません。
転勤族のご家庭でも、末永く便利に使えるでしょう。
買い物ついでに利用できるイオン銀行
イオン銀行は24時間365日手数料無料、時間外手数料はありません。
ATMは、イオンモール・イオン・ミニストップなど全国6,000台以上に設置されているため、お買い物ついでに利用できます。
わざわざお金をおろすためだけに出かける手間が省けます。
さらに使えるATMは約5万5,000台、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行でも入出金ともに無料で利用できます。

振込手数料もタダにする
ATM手数料以上にお金がかかるのは、振込手数料です。
例えば三菱UFJ銀行では、窓口で他行あてに3万円未満のお金を振り込めば手数料は648円、3万円以上になると864円もかかります。
毎月1回3万円以上振り込む必要があれば、手数料だけで年間1万368円支払わなくてなりません。
それはあまりにももったいない!
以下の銀行なら、口座保有しておくだけで少なくとも月1回以上ネットでの他行振込が無料になります。
さらに口座残高を一定額にするなど所定の条件を満たすと、無料回数を増やせる銀行もあります。
・ 住信SBIネット銀行… ランク1、月1回振込手数料無料
・ 新生銀行… 新生パワーダイレクトでの他行宛振込は月1回まで無料
・ 野村信託銀行… 月10回まで無料(一部の金融機関は回数制限等を設ける場合があります)
・ ソニー銀行… インターネットバンキング、スマートフォン、モバイルバンキング 月1回まで無料
・ 大和ネクスト銀行… 月3回まで無料
家計管理の口座作りに
振込や頻繁にお金を出す口座を一つにまとめておくと、それだけでも家計費の見通しは良くなります。
使い勝手の良い手数料のかからない銀行を利用して、ムダのない節約をしましょう。(執筆者:吉田 りょう)