消費税増税前に白物家電の購入や買い替えを検討している人は多いでしょう。
そのニーズを受け、家電量販店なども増税前セールを展開しています。
しかし、せっかくならできるだけ安く買いたいものです。
そこで今回は消費税増税前に買うとお得な白物家電や、購入の際の注意点についてお伝えします。
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目次
1年で家電が最も安くなるのは「モデルチェンジ期」
家電のお買い得シーズンである「決算時などのセール時期」と「モデルチェンジ期」のうち、もっとも価格が下がるのがモデルチェンジ期です。
新型モデル発売にともない、前年度モデルなどの「型落ち品」の価格がぐっと下がります。
近所の家電量販店の店員によれば、新製品が発売されたとき最も価格が高く、次のモデルが出るころに発売価格の60%ぐらいまで下がり、相談に応じて半額近くにする場合もあるそうです。
特にねらい目は前年度モデルの最上級品です。
最新モデルの中堅レベルよりスペックが高く、機能的にも最新モデルとあまり違いはないのでお得です。
我が家も去年のこの時期そのような形で冷蔵庫を買い替え、価格、スペックともに非常に満足しています。
10~11月モデルチェンジの白物家電は要チェック
家電のモデルチェンジ期に型落ち品の価格が大きく下がる理由は、「現在在庫として残っている型落ち品を、できるだけ売り切ってしまいたい」という売り手側の事情にあります。
そのことから、増税直後の10~11月にモデルチェンジする家電は、9月に型落ち品の価格が大きく下がる可能性大です。
それを消費税8%のうちに買えば、よりお得に白物家電を購入できるでしょう。
消費税増税直後にモデルチェンジ予定の白物家電
筆者が家電量販店への聞き込みやインターネットなどで家電の発売日を調べた範囲では、増税直後にモデルチェンジされる主な白物家電は、「冷蔵庫」、「ドラム式洗濯機」、「エアコン」です。
これらは長く使える分価格も高いので、割引率が高くなるほどお得です。
洗濯機は要注意です
同じ洗濯機でも縦型洗濯機は6~7月がモデルチェンジ期にあたるため、増税前でもそれほど価格は下がらないことが予想されます。
こちらのご購入をお考えの場合は、できれば決算セール時期まで待った方いいでしょう。
消費税2%増税分を超える割引が期待できます。
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古い大型白物家電も今買い替えたほうがいい場合も
長年使用している大型白物家電も、増税前に購入した方がいい場合があります。
たとえば、冷蔵庫やエアコン、洗濯機は非常に多くの電力を使う家電であり、電気代もかかります。
特に古いモデルは省エネ効果が薄く、近年出た製品と比べて電気代や水道代が高くつきます。
そのような背景から、「急に壊れる可能性や電気代の高さを考慮すると、お目当ての製品が底値でなくても(消費税が)8%のうちに買い換えた方が得」と言う家電量販店員もいます。
増税前に型落ちの白物家電を買う際の注意点
増税前に型落ち白物家電を買う場合は、まずその目で実物を確かめましょう。
その方が失敗は少ないでしょう。
家電に限らず、セール品の多くは故障などの異常がないと返品や交換を受け付けないケースが大半です。
最近はネット通販で買う人も多いようですが、実物を見ないと具体的なイメージはつかみにくいでしょう。
筆者は小型家電製品を通販で買って、使い勝手が悪くて後悔した経験があります。
もしそれが10年単位で使う大型家電だったら…と思うとぞっとします。
そのような失敗を防ぐためにも、できれば家電量販店などで実物を見て、触って確かめてから購入することを強くおすすめします。
消費税増税前に白物家電の購入を考えている人はお店で相談してみよう
白物家電の多くは非常に大型かつ高価であり、おいそれと買い替えがきかないのが難しいところです。
また、メーカーごとのモデルチェンジ期や店舗ごとの値下げ幅には差がありますので、しっかり比較検討してから買わないと損をします。
できれば複数の店舗に行き、白物家電を専門としている店員に「いつ、どんな形で買うと得か?」と尋ねてみましょう。
その方が、よりお得に白物家電を買える可能性が高いでしょう。(執筆者:大岩 楓)