フリマアプリとネットオークション、どちらが良いのか、というのは散々ネット上で議論が繰り広げられてきました。
しかし、未だに決着がついていません。
商品の状態だったり、ユーザーのモラルだったりと、金額面以外での論争が絶えないためです。
しかし、結局のところ一般のユーザーが本当に知りたいのは「どっちの方が金銭的にお得なのか」という点です。
今回は
・ フリマアプリとネットオークションの違い
・ 売った場合と買った場合、どちらの方がお得なのか
にスポットをあててご紹介します。

目次
フリマアプリとネットオークションの違いをざっとおさらい
フリマアプリとネットオークションの違いはいろいろありますが、知っておいた方が良いことは、下記の3つです。
売られている商品
フリマアプリ:アパレル系や電化製品など、若い人・子育て世代向けがメイン
ネットオークション:ブランド品、レアもの品など、40代以上やマニア向けの層がメイン
価格決定
フリマアプリ:販売者
ネットオークション:ユーザーが決める最高落札額
取引成立時間の目安
フリマアプリ:売り手が示した金額で購入希望者が現れれば取引成立(即決)
多少金額の交渉がききますが、基本は出品者が提示した金額で購入します。
安くても高くても掲示金額以外のお金の動きは、交渉しない限りはありません。
ネットオークション:決められた期間はオークションが続く
購入金額がいくらになるのか、出品時点ではわからない場合がほとんどです。
安く購入できれば「ラッキー」、場合によっては「結局高くなってしまった」ということもあります。
同じ品物を購入、どちらのが安く買える?
同じ品物がフリマアプリとネットオークション、どちらの方が安く買えるのかも気になります。
老若男女、ユーザーがバランスよくいる人気ゲーム機「Switch」で調べてみました。
まずは、フリマアプリの代表格とも言える「メルカリ」です。

ざっと見たところ、2万8,000円~3万4,000円が多い印象です。
3万以下のものは箱なしだったり、コントローラーに不具合があったりと、やはり中古ならではのデメリットが多くあります。
一方で、ネットオークションの代表格「ヤフオク」の画像がこちら。

オークションが終了しているものを撮影しましたが、美品で1万6,500円のものもあり、メルカリよりはるかに価格が安いようです。
同じ品物を出品、どちらのが高く売れる?
続いて、同じ品物をそれぞれに出品したとしましょう。
どちらのが高く売れるのか、実際に試してみました。
売ったものは、母に「使わないから売ってお金に変えて」と頼まれた、未使用品のブランドもののポーチ、2枚です。
定価だと合わせて8,000円くらいのものだそう。
ネットオークション:入札を見越し、1,500円の5日間の入札期限で販売
※金額は、相場を調べて上で設定しています。
結果
フリマアプリ… 出品後2日後で購入希望者が現れました。
ネットオークション… 4日たっても入札希望者が現れず、オークション期間が終了しました。
売るものにもよりそうですが、女性が日常使いするものなら、フリマアプリの方が売れる傾向にあるようです。
フリマアプリでは売れなく、ネットオークションで売れるものは何か調べてみたところ
・ ブランドもの(フリマアプリのブランドものは高い割に本物の確証がないものが多い)
と、コアなものはヤフーオークションの方が売りやすいようです。
商品により客層が分かれる
どちらに出品するかは
を見た方が良さそうです。
買うにしても売るにしても、商品によって使い分けるのが1番賢いといえるでしょう。
利用するのであれば、1度どちらも覗き、現状の価格や売れ行きを調べてから行動した方が良さそうです。(執筆者:遠藤 舞衣)