メルカリで出品したものの、なかなか売れないことはあります。
そんな時に、ついついすぐに値段を下げてしまいますが、値下げしたからといって、必ずしも売れるとは限りません。
今回はメルカリで売れない時に、値下げ以外でとるべき方法と、出品する際に売れやすくなるコツをご紹介します。
目次
売れなくて困った時に、まずチェックするポイント
メルカリでなかなか売れない商品が値下げしたことで売れるようになる場合は、「いいね」がついている時です。
もし「いいね」がついていない商品を売りたいのであれば、まずマイページにある出品一覧でチェックできる「閲覧数」(目のマーク)をチェックしてみましょう。
「閲覧数」の数によってとるべき方法が変わってきます。
閲覧がある場合
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閲覧数がある程度あるのに、売れないのであれば、価格設定が高いと疑ってみましょう。
実際に他の出品者が同じ商品をいくらで出品しているのかチェックしてみると価格の相場が判断できます。
ひょっとしたら、販売手数料や送料を考えると、売れたとしても想像以上に薄利だなぁ…と思うことも多いでしょう。
しかし、メルカリには売れる相場というものがあることは否めない事実です。
閲覧がない場合
閲覧数がほとんどない場合は、まずは検索にひっかかっていないことが考えられます。
この場合、出品した商品のタイトルや商品説明文に検索ワードが入っていない可能性が高いです。
ブランド名、商品の品番、型式、など、検索に使われそうなキーワードをタイトルや商品説明文に加えてみましょう。
実際にタイトルに検索ワードを追加しただけで閲覧数が一気に増えることも珍しくありません。
商品を売るために検討したい、値下げ以外の方法
以上のように、「いいね」がついていたり、ついていなくても閲覧数が多い場合は、値下げを検討するのもいいでしょう。
ただし、メルカリで商品を売れるようにするためには、値下げ以外にも検討すべき方法があります。
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1. 商品説明文を充実させる
有効な方法の一つとして、先に述べたように、商品についての本当に必要な情報を入れるなど商品説明文を充実させること、があります。
情報が少ないために他に同じ商品を出品している人のものを買う、という購入者もたくさんいます。
具体的にどんなことを商品説明文に書くと売れやすいのでしょうか。
購入者の目線で必要な情報を入れる
メルカリに出品するときには、メルカリを使って自身で購入することを想像してみましょう。
「こんな情報があったら買う!」という情報がいくつかあるはずです。
アパレル用品であれば、商品の状態、保管期間、実寸サイズ、素材などがあります。
また、メルカリで多く売れているコスメの場合は、購入場所、購入時期、使用期間、使用回数、残量などをしっかり明記したほうが売れやすいです。
メルカリは顔の見えない取引です。
だからこそ、説明文にも購入者への誠意が感じられるようにしたほうが断然売れやすいです。
要らない情報はカットする
反対に、購入者からみればあまり重要でない情報もあります。
出品しているものにもよりますが、商品説明文にある購入の経緯や手放す理由などがこれにあたります。
それどころか「どうせ要らないのなら、もっと安くして!」なんていう値下げ要求がくるリスクが増えそうです。
それよりも商品の情報を充実させたほうが売れやすくなります。
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完璧な説明文を目指さない
メルカリに出品されている方々の商品説明をいくつかみていると、素人とは思えないクオリティーの高い商品説明があります。
あんな風にはとてもできない…と躊躇しなくても大丈夫です。
私の経験からしても、商品説明文は6割程度の仕上がりで出品してしまっても売れています。
決して、完璧に作り込まなくてはいけないということはありませんので、ご安心ください。
2. アパレルは「きれい見え」を意識しよう
不要になった衣類を売る人もたくさんいます。
衣類に関してはちょっとの手間と工夫をすることで売れるか売れないか、さらには売れる価格が想像以上に高くなることも十分あります。
アパレル用品を出品する際に使える売れる出品のコツを具体的にみていきましょう。
アイロンやスチーマーをかける
メルカリで取り扱いが多いものは個人の使用品、つまり中古品です。
メルカリ利用者の多くは出品商品の大半が中古品であることを認識していて、店頭に並んでいる新品よりも手頃な価格で購入できることを求めています。
だからといって、低価格であれば売れるわけではありません。
実際に売れているアパレル商品の画像をみていると、どれもこれも非常にきれいな状態です。
コツはアイロンやスチーマーを利用すること。
たとえ使用済みの衣類であっても断然見栄えが良くなります。
ハンガー or トルソーを利用する
中古品を購入する場合であっても、買う側の心理としては清潔感を求めます。
だからこそ、床やカーペットの上に出品商品を広げられている状態に抵抗がある…という人も案外多いのです。
アパレル用品を撮影する場合は、ハンガーやトルソーを利用することをおすすめします。
画像を撮影する際に、ちょっと高級そうなハンガーに替えたら、急に売れ出したという話もメルカリあるある話のひとつです。
3. 本は種類によって売り方を考えるのも得策
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バーコート出品機能が使える本の出品は、手軽にできて梱包も簡単で発送までの手間がかからないことからも、メルカリで出品する人が増えています。
本の出品にはライバルが非常に多いので、出品の仕方で売れるか、売れないのか、明暗がつきやすいです。
ここではメルカリで取引する商品の半分が本である私の経験から売れるコツを具体的にあげていきます。
角度を変えた画像を載せる
メルカリでは、出品されている本をみていると、表紙しか載せていないケースが非常に多いです。
特に目立つのが300円という最低価格で出品しているにも関わらず全く売れていない本に、共通するのは表紙だけの画像です。
これではなかなか売れません。
私の経験上、「非常にきれいな状態」と商品説明に書いていても、天と地の画像を要求されるコメントがたくさんありました。
版数を明記する
有名な市販の問題集や参考書などは、定期的に改訂版が出版されています。
一般的に、店頭に並んでいる新しい版数のものほど有効に使えると思われますが、問題集や参考書に関しては、改定前のもののほうが良かった…というケースが案外多いです。
このため、版数をチェックしている購入者も一定数います。
本を出品する場合は、版数やISBNコードもしっかり載せましょう。
セット売りも効果あり
コミック本などはセット売りが効果的なこともあります。
だからといって、〇〇巻がないからセットにできない…と諦めなくても大丈夫です。
実際に出品してみないと需要があるかないかはわからないものがメルカリです。
試しにセット売りして、なかなか売れない場合はバラ売りにして売るなどの融通をきかせるのも方法です。
それでも売れない場合はプロフィールの刷新も策
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以上のようなことに気をつけても、なお商品が売れない…と悩む時は、自分のプロフィールを見直してみましょう。
プロフィールには、思っている以上に自分の人柄があらわれるものです。
メルカリで出品者の情報を見てみると、
「購入する意思がない場合の『いいね』は禁止です」
「〇〇したらブロックします」
など、独自ルールが満載のプロフィールも目立ちます。
独自ルールづくしのプロフィールだと、なんだか面倒な出品者っぽいと購入者からは敬遠されてしまいます。
評価は真摯に受け止め、改善に努める
出品者のこれまでの評価内容に「普通」「悪い」が多いと、購入者の中には、取引最中に面倒なことに巻き込まれたくない…という気持ちが働き、購入を辞めてしまう人もいます。
すでに「普通」、「悪い」がついてしまっている場合は、今後の取引では「普通」、「悪い」をつけられないような対応を心がけましょう。
メルカリで売れない時は値下げ以外の方法も考えよう
メルカリは利用者が多いから出品して24時間以内に売れやすい、といわれています。
なかなか売れないとなれば、「価格設定が高いのかもしれない」と思ってすぐに値下げしますが、実際ところは、出品した商品がなかなか売れない理由は、価格設定以外にあるケースも多いのです。 もし出品した商品がなかなか売れないのであれば、いったん出品を取り下げて、タイトルや説明文の修正をして再出品するようにしてみましょう。(執筆者:森山 胡桃)