あおり運転やドライブ中の事故など、ドライブレコーダーを設置していたおかげで真実がわかるケースが増えています。
ドライブレコーダー設置車両も大幅に増え、ドライバーの関心の高さがうかがえます。
今回は、ドライブレコーダーの種類やメリット、さらに新規購入や買い替えを検討している人におすすめのドライブレコーダーと補助金制度について紹介します。
目次
ドライブレコーダーの種類

ドライブレコーダーの種類は主に、
・一体型
・分離型
・ミラー型
の3タイプです。
最近は、360度対応で全方位を監視できる商品も注目を集めています。
筆者がマイカーに設置しているのは、一体型のドライブレコーダーです。
フロントガラスの左上に設置していますが、視界を遮ることなく使用できています。
ただし、設置場所の関係で
・両腕を上げたままの姿勢になること
がデメリットです。
とはいえ、めったに操作をすることはないため、さほど不便に感じることはありません。
種類ごとの特徴
2019年9月時点での主流は「一体型」となっていますが、それぞれの特徴や車に合わせて使い勝手がよいものを選ぶことがポイントです。
以下で種類ごとの特徴とメリット・デメリットを紹介します。
一体型

カメラとレコーダーが一体になっているタイプで、フロントガラスに設置します。
メリット
・シンプルで景観を損なうことなく設置
・分離型よりもリーズナブル
・初心者や女性でも簡単に取り付け可能
デメリット
・設置場所が限られ、場所によっては操作がしにくい(ルームミラー裏など)
分離型

カメラとレコーダーが分離しているタイプで、カメラはフロントガラス、レコーダーはダッシュボード付近に設置するのが特徴です。
メリット
・カメラがコンパクトで存在が気になりにくい
・レコーダーを操作しやすい場所に設置できる
・直射日光が当たらない場所にレコーダーを設置できるため熱害のリスクが軽減
デメリット
・設置状況や配線の引き回しによってはノイズが発生することもある
ミラー型

カメラとレコーダー、さらに電子ミラーも一体になっているタイプで、ルームミラーに取り付けます。
メリット
・見た目がスッキリしていて存在が気になりにくい
・特殊な工具不要で簡単に取り付け可能
・夜間でも後方を確認しやすい
デメリット
・運転する人が変わる場合、ルームミラーの角度が変わるためカメラの向きも調整が必要
ドライブレコーダーのメリットと「録画されていない」トラブルを防ぐコツ
ドライブレコーダーの最大のメリットは、事故やトラブルに巻き込まれたときに真実を動画で残せる点です。
目撃者がいないときでも、ドライブレコーダーの映像が自分を守ってくれるのですから、とても心強いといえるでしょう。
また、「抑止力につながる」、「ドライブの思い出が記録できる」といったメリットもあります。
しかし、なかにはドライブレコーダーを設置しているのに「録画されていなかった」というトラブルもあるようです。
設置しただけで満足することなく、映像がしっかり記録されているかどうかの確認も忘れずに行いましょう。
2. SDカードは定期的に初期化する
3. SDカードの容量が少なくなったら交換する
SDカードの初期化は、1~2週間に1回のペースを推奨している商品が多く見られます。
補助金制度の補助金額と条件を紹介

ドライブレコーダー設置促進事業として、さまざまな市町村でドライブレコーダー購入補助を実施しています。
お住まいの地域でも助成を行っていないかどうか、ぜひチェックしてみましょう。
補助金制度を実施している市町村と補助金額・条件
ここでは、補助金制度を実施している市町村をピックアップして、補助金額と条件を紹介します。
1. 神奈川県足柄上郡松田町
【補助金額】
設置費用の1/3(上限5,000円)
【条件】
・松田町に住所がある人
・町税などの滞納がない
・警察に記録データの提出ができる
2. 静岡県藤枝市
【補助金額】
設置費用の1/2(上限3,000円)
【条件】
・藤枝市に住所がある人
・交通安全マイレージカードを有する人
3. 群馬県邑楽郡大泉町
【補助金額】
設置費用の1/2(上限5,000円)
【条件】
・大泉町に住所がある人
・自動車運転免許証を有している人
・町税などの滞納がない
設置後は、SDカードの初期化や容量の確認を心がける
あおり運転や予期せぬ事故から身を守るために、ドライブレコーダーを設置する人が増えています。
ニーズに合ったドライブレコーダーを取り付けたら、定期的にSDカードの初期化や容量の確認を心がけながら使用しましょう。(執筆者:成田 ミキ)