気がつけば今年もあと数か月、貯蓄成果は上がっているでしょうか?
ボーナスを期待している方もいらっしゃるでしょうが、実はこれからの季節は、お財布の紐を緩める出来事や誘惑が少なくありません。
貯金計画をおびやかす要注意な支出について、リストアップしてみましょう。

目次
1. 盛りだくさんのウインターイベント
10月からは、行事が目白押しです。
・ 冬休み
・ クリスマス
・ お正月
・ お歳暮
・ 実家への帰省
・ 家族旅行
と、お金が出ていく理由は尽きません。
イベントがあると、心は浮き立ちうれしいものです。
しかしここでしっかり財布の紐を締めなければ、貯蓄計画が崩れてしまいます。
冬の出費を乗り切るポイント
不可欠と思えるイベントを書き出してみましょう。
同時に予算をたて、どこからその費用を賄うかをリストにします。
旅行や帰省などは交通費やお土産代、宿泊費と項目はさまざまあるでしょうが、とりあえず、全体の予算をたてておくことが大切です。
トータルの予算と実際用意できる金額に大きな差が出る場合には、早割など割引のある日に購入すれば、満足感を損なわずに楽しめるでしょう。
たとえそれが割引率5%だったとしても、全てに利用できれば、10万円かかるものが9万5,000円と5,000円節約できます。
10%ならば、1万円もお得になります。
早めの準備こそ、イベントを満喫できるコツです。
2. 電気代とガス代が跳ね上がる
光熱費にダメージがでます。
我が家の昨年の8月と12月を比較すると、水道料金は季節による違いがあまり見られませんが、ガス代は約1.6倍に跳ね上がっています。
電気代は、12月は0.6倍とかなり減少しているものの、1月は8月の約1.1倍多く支払っています。
ここ数年の家計簿をさかのぼると、電気代のピークは1月、ガス代は2月とどちらも冬場に高い傾向があります。
もちろんこの数値は、暖冬であれば費用は少なくなるというように、年によって異なります。
また暖房器具によっても違いがでますから、家庭によっても変わります。
我が家のように暖房器具はエアコンオンリーではなく、灯油をご利用になっていれば、灯油代をいかに安くあげるかがポイントになるでしょう。
冬の出費を乗り切るポイント
節約が難しいと思われるガス代ですが、1日1回、10度分の追い炊きをやめるだけで、1か月で約1,000円の節約できるという報告があります。
ならば、お風呂にふたをするという単純なことでも毎日積み重ねれば、効果が得られるのではないでしょうか。
筆者は食後の食器洗いにゴム手袋を使うことで、お湯を使わなくても冷たくない方法で、ガス代の節約を実感しています。
また、下ゆでなどに電子レンジを活用することもおすすめです。
3. 被服費も増える
冬の衣類は生地が厚くなるため、単価が高くなる傾向があります。
暑い季節は着る洋服の枚数は少なくすみますが、冬は健康維持のためにも必要になる数が増えてしまいます。
手持ちの洋服で間に合わせるにも、ウール製品などクリーニングに出さなくてはならないものが多くなります。
寒くなると被服費も、増える恐れがあります。
冬の出費を乗り切るポイント
本格的に必要になる前に、前回の冬に着た服をチェックします。
衣替えのシーズンだと割引のある店舗もあります。

まだ気温が高い今なら、晴天の日に自分で洗濯もできます。洗濯表示はしっかりと確認してください。
シーズンになる前に、準備を心掛けましょう。
4. 受験生がいるご家庭では受験費用がかさむ

受験料はもちろん交通費、遠方ならば宿泊費もバカにはなりません。
また、塾の講習会も季節が進むごとに、費用は高額になりました。
無事合格すれば、入学金や諸費用と次々お金が必要になるというのに、下手をすれば入学前にボーナスが消えかねません。
大学受験には本当に、多額のお金が必要になります。
冬の出費を乗り切るポイント
小学6年、中学3年、高校3年と来春進学を控えているご家庭は、進学先や塾だけでなく、先輩ママからもリサーチしましょう。
筆者自身子どもの大学受験では、入学金はあらかじめ調べやすく大金がかかることが予想できましたが、受験にかかった費用は想定外であったため大変驚きました。
事前に
・ いくら
必要なのか、しっかり調査しておきましょう。
早めの対策で良き2020年を
これからの季節に費用がかさむと予想されるものをご紹介しました。
寒さも娯楽も楽しいイベントも、我慢したくはありませんし、子どもの進路は一生に関わる大切なことです。
納得した結果を出せるように、早めに調査し備えましょう。(執筆者:吉田 りょう)