「大学の学費はいったいどのくらいだろう」と考えて調べる方は多いでしょう。
でも実は、大学に入る前の受験費用にも、かなりの資金が必要です。
大学の費用だけを準備していては、受験にかかる費用で足りなくなってしまうかもしれません。
今回は、大手の塾に1年通わせて実際にかかった塾代と、大学を受験する時の費用がいったいどれくらいだったのかをご紹介します。

目次
高校3年生の1年間にかかった塾代
高校2年生の1月から大手塾に入り、1年間にかかった費用は、ズバリ約125万円でした。
文系大学の学費の1年分くらいの金額です。
高校2年生の1月から入塾したので、基礎の講座を受けなくてはいけなくて、その分費用がかかったというのはあります。
ですが、高校1年生の時から通っている人は、その時に受講していると思われるので、1年間でまとめて支払うか、3年かけて分けて支払うかの差ではないかと思います。
これだけでも、大学費用を5年分用意しておかなくてはいけませんね。
一括で全てを支払ったのではなく、夏期講習前や秋からの受験対策講座の際にその都度支払いました。
私立大学を受験するのにかかった費用
年が明けて1月~3月まで一般入試が行われます。
年明けすぐから入試試験の出願が始まりますので、その時に受験費用が必要になります。
だいたい1校受験するのに約3万円~4万円弱かかります。
同じ学部・同じ学科を受験するチャンスは、2回~4回ほどありますが、他の大学と受験日が重なる場合もあるので、本命の大学以外は受験できる大学は限られてきます。
ちなみに、現役合格にこだわった我が家の場合、4つの大学を受験しました。
本命大学には可能な限り出願したので、受験費用は全部で約40万円かかりました。
本命大学合格後に受験しなかった大学から返金があったので、のちに約6万円かえってきました。
塾代と合わせると、理系大学の1年分の学費くらいになります。
大学合格後に支払った費用

ありがたいことに、2月に本命大学に合格しました。でも次に必要なのが入学金です。
2月中に入学金だけ支払わないと、合格が取り消されてしまいます。
これは本命以外の大学でも同じで、合格しても指定期日までに入学金だけを支払わないと合格が取り消されてしまうのです。
とりあえず、押さえておくために支払わなければいけない場合もありますが、残念ながらその後ほかの大学に行くことになってもそのお金は戻ってきません。
学校によっても違いますが、入学金の金額は約30万円です。
できれば入学する大学だけで済ませたいです。
大学の4年間プラス1年分くらいを準備するのが安心です
大学の学費は確かに気になりますが、大学に入るまでにもかなりの資金が必要です。
子供が小さい時から、教育資金を積み立てるなら、大学の4年間だけでなく、大学受験をするためにかかる費用の分までご用意されるのをオススメします。(執筆者:堀越 まき)