2019年10月28日にNYダウ、S&P500ともに過去最高値を更新しました。
参考元:日本経済新聞
このような高値圏の時は「積立投資でもちょっと投資額を抑えて、下落した時に大きく買いたい」となる人は多いでしょう。
私も昔は、どうしても欲張ってしまいました。
しかし、つみたてNISAを利用していると高値圏や下落局面でも全く慌てたりすることがないことに気付きました。
当記事では投資のタイミングや値動きに惑わされない方法を紹介いたします。
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結論から書いてしまうと、筆者はものぐさなので
です。
凄く単純なのですが相場に左右されずに過ごせました。
目次
積立投資の2年分を事前に口座に入れると効果絶大
筆者は老後資金として「つみたてNISA」を使っています。
大きな特徴は以下の3点です。
・ 非課税で保有できるのは投資した年から20年間
・ 2037年まで利用可能
少額ながら20年間の非課税運用ができるのがメリットです。
年間最大枠が40万円と決まっているので、常に2年分を先取りして証券口座に入れているのは上述の通りです。
つみたてNISAは毎月の決めた日に積立投資をするのが基本(例外としてボーナス月を利用して一括投資も可能)です。
年間40万円ですので、貯金やボーナスを使えば2年分の先取り投資が難しくはない人が多いでしょう。
特にインデックス投資をする人はお金の管理がしっかりされています。
ただ、この「2年分=80万円」はあくまで先取り分です。
けっして小さな額ではないので、毎月コツコツと貯金をしてさらに2年後まで投資できる状態にしておきます。
そうすると面白いことに毎月貯金はしっかりできているかを確認しますが、投資の方は2年分をすでに終わらせているので値動きがほとんど気になりません。
実際に買ってしまった家や車などは価値が変動しますが、日々のニュースや急変で値段がどうなったか等を気にする人は少ないと思います。
高級品に限らずスマートフォンや時計などもそうですが、買う前はワクワク感があり、値段などが気になりますが買った後は気になりません。
2018年1月1日につみたてNISAが始まってもうすぐ2年となりますが、筆者は値動きを気にする事がほとんどありませんでした。
たまにニュースでNYダウ急落などが出ていると証券口座にログインをしますが数字を見るだけです。
すでに自分の中では支払い終わった金額となっていますし、次の2年にむけて貯金を始めているのでホントに興味が沸かなくなります。
つみたてNISAの20年という期間
つみたてNISAは2つの意味で20年という期間があります。
長期投資で負けにくくなる期間が20年
下記の画像が分かりやすいかと思います。
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画像の通りで、20年という期間は投資で負けにくくなり、なおかつ非課税期間なので何が何でも保有を続けるのが、つみたてNISAの攻略法といえます。
これは当然分かっていますが、人は感情の生き物ですので運用状況を一度気にしてしまうと何度も見てしまいます。
そこで2年分を先取りして投資をしておく事で、投資のタイミングや値動きに惑わされず、本当の「ほったらかし投資」が完成させようというものです。
やってみると簡単で値動きが気にならなくなりますので、証券口座をついつい見てしまうという方の参考になれば幸いです。
「ほったらかし投資」でNISAを攻略しよう
・ あくまで先取りなので次の2年に向けて貯金はしっかりとする
・ 投資へ注意がいかなくなるので値動きが気にならない
・ つみたてNISAには20年の期間があり必然的に勝ちやすい長期投資になる
投資は人生を豊かにするためのツールです。
人生の主役はあなたですので、投資に気をとられずに今をしっかり楽しむ方が有益です。
そうする事で、現在続けている積立投資を老後などに楽しむことができるでしょう。(執筆者:松崎 正義)