台湾は、世界最大の半導体生産能力があり、半導体輸出国で近年、韓国を抜いたことでも話題になりました。
台湾はスマートフォンの部品やパソコンのマザーボード製造までを担う世界のコンピューター産業の集積地という側面があります。
次世代ネットワークの5Gの登場で、高速・大容量・低遅延・多接続の通信が近い将来に可能になります。
5Gに対応したスマートフォンの需要の高まりで半導体需要が盛り上がっており、台湾の大手半導体メーカーの台湾セミコンダクターが投資先として注目されています。
目次
台湾セミコンダクターとは
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台湾セミコンダクターは、台湾を代表する半導体メーカーで、台湾市場では証券番号(2330)で取引されています。
台湾株なんて買えないという人も安心してください。
米国市場でもADR(米国預託証券)でティッカー・シンボル:TSMで取引されていますから、米国株を買う感覚でTSMを買えるのです。
一般的にはなじみのない会社かもしれませんが、半導体では世界を代表する企業のひとつです。
米国のクアルコムやAMDなどの製造ラインを持たない企業をクライアントにしており、半導体の製造をしています。
フィラデルフィア半導体指数が高値圏に突入
フィラデルフィア半導体指数は、半導体の流通や製造を手がける企業で構成された指数です。
SOX指数とも呼ばれます。
SOX指数は2019年11月現在、高値を追う展開になっています。
半導体関連の企業の株価は軒並み好調です。
5Gスマホ需要の高まりで盛り上がる半導体銘柄
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半導体関連の銘柄が全般的に上昇している理由は、やはり
です。
5Gスマホの製造に半導体は欠かせないので、半導体メモリの価格も上昇しました。
5Gスマホの商用化も世界各地で広がる見通しです。
さらに、IoTでモノがネットにつながれば半導体需要はますます拡大する可能性があります。
半導体の多くはパソコンやスマホの部品で使われてきましたが5GとIoTによって、半導体関連の銘柄はさらに盛り上がりを見せるかもしれません。
「台湾セミコンダクター」(TSM)が高値を追う
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現在、5G需要の高まりで半導体関連の銘柄の業績が好調です。
半導体関連銘柄では台湾を代表する半導体メーカーの「台湾セミコンダクター」(TSM)の株価が高値を追っており業績もよく注目されています。
米国株と同じようにADRとして買えるので興味がある人は参考にしてみてください。(執筆者:田守 正彦)