nanacoユーザーにとって残念なお知らせが飛び込んできました。
nanacoを使ってセブンイレブンで収納代行などの支払いができなくなってしまうのです。
この記事では、残念なお知らせの詳細とその対策について、徹底的に熱く語りたいと思います。

目次
【2019年12月20日~】セブンイレブンで収納代行などの支払いに「nanaco」が利用不可になる
2019年11月25日、nanacoの公式サイトに残念なお知らせが記載されていました。
収納代行などの支払いをセブンイレブンで行う際、2019年12月20日からnanacoの利用ができなくなってしまうのです。
nanacoの利用ができなくなる商品・サービスは以下の通りです。
・ 寄付(ふるさと納税を含む)、募金、貸付金(ローン、融資等)の返済、クレジットカードご利用代金(ショッピング・キャッシング)の返済等

筆者は、年に2回お茶の葉を購入しており、その支払いにセブンイレブンの収納代行(nanaco払い)を利用してきました。
1回あたり1万5,000円以上の支払いで、リクルートカードでnanacoにクレジットチャージしていたため、クレジット払いできない収納代行でもチャージによってリクルートポイントを得ていました。
幸い今年はお茶の購入も完了させていましたが、来年の新茶の時期にはnanaco払いができなくなりそうです。
収納代行サービスの「一部」と書いてあるので、お茶の収納代行が対象から漏れることを祈るばかりです。
2019年は「nanaco改悪の歴史」
思えば、2019年はnanacoにとって改悪の連続でした。
【6月下旬】 「セブンイレブン店舗において、物品またはサービス以外はnanacoで支払えないケースが出てくる」とのお知らせ
【7月1日】 セブン&アイグループ内対象法人におけるnanacoポイント還元率が「1% → 0.5%」に
【9月19日】 クレジットチャージの回数が「1日3回 → 1回、1か月15回 → 10回」に
振り返ってみればかなりの改悪の波ですが、筆者としては「nanacoポイント還元率半減」以外、正直影響は大きくありません。
nanacoに頻繁かつ多額のクレジットチャージをすることがないので、そもそも上限に引っかからないからです。
しかし、6月下旬のお知らせについては「もしかしたら収納代行もNGになるのでは」と不安を抱いていました。
そしてとうとう、「Xデー」が到来してしまったのです。
筆者のようにショッピングの収納代行を利用している人だけでなく、クレカの利用代金支払いに活用していた方もショックなのではないでしょうか。
税金・公共料金は変更なし
そんなショックの中で唯一の救いといえるのが、「税金、公共料金(電気・ガス・電話など)については引き続きnanacoでのお支払いをご利用いただけます。」の一文です。
6月下旬のお知らせでも、「nanacoでの税金のお支払いに関しては、現在のところ特段の変更予定はございません。」と記載があったので、予想どおりでした。
最近ガス会社を変更した筆者ですが、支払い方法の変更手続きに2か月ほどかかり、その間は収納代行を利用するのでnanacoが大活躍しそうです。
代わりの手段をチェック
とはいえ、嘆いていても仕方ないので、代わりの手段をチェックしたいと思います。
1. ミニストップ&WAON → 11月17日で終了
まず、セブンイレブンとnanacoのように、ミニストップとWAONを使って行う収納代行がありました。
しかし、2019年11月17日をもって、WAONを使った収納代行サービスは終了してしまいました。
2. ファミリーマート&FamiPay → 0.5% +10円相当の還元

ファミリーマートで、コード決済機能アプリ「FamiPay」を使った収納代行サービスがあります。
FamiPayから払込票に記載の(91)以降の6桁の数字を入力して、対応していればFamiPayでの支払いが可能です。

1件あたり10円相当のボーナスが還元されるだけでなく、ファミマTカードからFamiPay残高にクレジットチャージすれば、0.5%分のTポイントがもらえます。
3. PayPay請求書払い → 0.5%分の還元・LINE Pay請求書払い → 0.5%~2%分の還元

近くにファミマがなくてもスマホだけで簡単に利用できるのが、「PayPay請求書払い」です。
PayPay残高払いで0.5%分のPayPayボーナスが還元されます。

チャージ済みの残高払いですのでクレジットカードによる後払いは利用できませんが、ヤフーカードでPayPay残高にクレジットチャージすれば、1%分のTポイントをもらえます(現在はクレジットチャージで1%分のTポイントをもらえない)。

LINE Payでも同様の請求書払いをしており、0.5%~2%分のLINEポイントが還元されます。
ただし、LINE Pay残高にチャージできるクレカが現状ないため、ポイントの二重取りはできません。
nanacoの改悪は続くか 代わりの手段も準備しよう
2019年は、nanacoにとって改悪の歴史でもありました。
筆者にとって特に大きいのは、還元率の半減と収納代行の利用不可です。
前者は、長期キャンペーンで還元率を元に戻すことをしていますが、後者に関してはジリ貧といえます。
現在のところは聖域となっている「税金・公共料金」に、nanacoの新たなメスが入らないかを注目するとともに、代わりの手段も用意しておくといいでしょう。(執筆者:角野 達仁)
訂正(3月10日):paypayの還元率を1%から0.5%に変更