目次
取引先とゴルフやディズニーランドに行ったら?

取引先と接待ゴルフや、ディズニーランド、水族館などのレジャー施設に行ったときの費用が経費になるかどうかは、次の3つの条件しだいで決まります。
(1) 接待の相手とはどのような関係か
接待の相手が、お客様、得意先の場合は、その接待が仕事上必要であることを明確にすることが比較的容易で、《接待交際費》になる場合が多いです。
しかし同業者、仕事仲間となると、仕事との関連性を示すことは、得意先の場合よりも難しくなります。
なぜかというと、同業者を接待しても、それだけで売上げはあがらないからです。
(2) 接待の目的と内容は仕事に関係しているか
接待の目的については、仕事との関連性を示す必要があります。
つまり、その経費が売上げにどのように関係するかということです。
接待の内容については、同業者との情報交換とか、仲良くなって将来お客さんを紹介してもらうというレベルでは、仕事との関連性が明確でないため、認められません。
(3) その費用は生活費と明確に分けられるか
生活費と仕事に必要な部分を明確に分けられなければ、経費にすることはできません。
分けられるかどうかは、相手、目的、行先などで異なってくるので、《接待交際費》にできるかどうかも個別判断です。
ただ、ゴルフ中にインタビューした記事を書くためとか、特定の仕事に関する助言をもらうために必要という場合は、業務関連性があるので、《取材費》となります。
以上すべての条件をクリアして、《接待交際費》であると判断できれば、相手のゴルフ代も自分のゴルフ代も、ゴルフ場までの旅費交通費も、相手に持たせたお土産代までも、経費にすることができます。