実家が遠いと、帰省費が家計を大きく圧迫します。
我が家も、夫・私ともに実家が新幹線の距離があるため、毎年かかる帰省費がとにかくツライです。
しかし、子どもが小さいうちは、夏休みや年末年始などの長期休みにおばあちゃんのお家へ行くのも、楽しみのひとつでしょう。
そこで今回は、毎年帰省費がかかる筆者が、帰省費を家計から捻出するコツについてご紹介いたします。
帰省の時期に頭を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次
年間の「帰省費予算」をあらかじめ立てておく
帰省費の捻出をラクにするためには、あらかじめ帰省計画を立て、予算を明確にしておくことが重要です。
いつ帰省するか予定を立てていないと、年間でいくら帰省費を準備するべきかが不透明のため、予算が決まりません。
帰省する時期はもちろん、帰省回数は、1年ごとにしっかり予定を立てておきましょう。
筆者の2019年帰省予算をご紹介
参考までに、我が家が立てた2019年の帰省予定と予算をご紹介いたします。

我が家は、筆者の実家へ年2回、夫の実家へ年1回という予定を立てました。
合計すると、年間帰省費は24万円です。
私の実家は宿泊できるのですが、夫の実家は事情がありホテルに宿泊しなければならず、予算が多めになることから、帰省回数が年1回となっています。
この帰省予算はあくまでも1年ごとです。
我が家の経済状況により、「負担のない範囲で」帰省予算を立て、回数を決めることを優先しています。
帰省費の捻出予定を立てる
年間帰省費の予算を立てたら、次は帰省費のやりくり方法について考えましょう。
帰省費は事前に貯めることが大切なので、基本的には、毎月のお給料やボーナス時から先取りするのがおすすめです。

ボーナスは帰省費を先取りするチャンス
ボーナスがあるご家庭は、帰省費を捻出するチャンスが多いです。
毎月の給与から先取りする額を決める前に、ボーナスから確保できる額を決めましょう。
ボーナス額は人それぞれ違いがありますし、帰省費のほかに支払いを予定していることが多いかと思いますので、無理のない額を予算立てします。
筆者は、年2回のボーナスから、各5万円ずつ取り分けられるよう調整しました。
毎月の支出に「帰省費用」をつくる
ボーナスから確保できない分は、毎月の給与からコツコツ積み立てましょう。
基本的には毎月一定額を積み立てるようにして、余裕のある月は多めに取り分けておくと後々楽です。
多めに確保できるときに貯めておくと、出費がかさんだときにとても助かります。
筆者はボーナスから10万円取り分けなので、残り14万円が毎月の積立てで用意する額です。
月額にして、1万1,666円なので、端数は繰り上げし、月1万2,000円を「帰省費用」としました。
無理にない範囲で積み立てていきましょう
どんなに節約しても、新幹線や飛行機を使って移動する場合は、1回の帰省で多額の出費が発生します。
ですが、家計を圧迫する帰省費も、ボーナスと給与から先取りすればラクに貯められます。
先取りする際は、翌年分の帰省費を前年のうちに貯められるのが理想です。
難しければ帰省時期と先取りするボーナスの時期などを調整して、無理にない範囲で積み立てましょう。(執筆者:三木 千奈)