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増税の打撃を受ける食費

2019年10月のタイミングで消費税が10%に上がりました。
食費が高くなった家庭も多いかもしれません。
お菓子などに関しては、今までと比べて商品のサイズが小さくなっているものがあります。
何も対策をとらないとどんどん食費が高くなってしまうかもしれません。
この機会に、平均の食費金額を知って、簡単にまねできる節約方法を習得しておきましょう。
人数別の1か月の食費を把握する
毎月の食費の平均消費額を知りましょう。
自分の家庭の食費は他の家庭と比べて高いのか、知っておくと参考になります。
1人の場合の食費の平均額
単身世帯といっても、勤労者か、勤労者以外(学生や年金生活者など)かによって、差が生じているので分けてお伝えします。

参考:総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2018年(平成30年) 家計の概要」
勤労者以外の方がかかっている食費が少なく、積極的に自炊をすると食費が低くなる傾向があります。
2人以上の場合の食費の平均額
総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2018年(平成30年)家計の概要」のデータによると、年収が高くなるにつれ、食費も高くなっていることが分かります。

参考:総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2018年(平成30年) 家計の概要」
世帯主が30歳未満の世帯では1カ月の食費の平均額が約5万円であるのに対して、40歳代では8万円近くに及びます。
そして、50歳代以降は年代が高くなるにつれ食費が少ない傾向があります。
食品別にみると、外食費や、肉類・野菜類の支出に差があるようです。
お米やパンといった主食より、1商品あたりの単価に差があるので、違いが生じます。
例えば年収の高い世帯であれば、外食費や肉類、野菜類は高価なものを選ぶかもしれません。
お米やパン類は、それほどに価格に差がないと思われます。
30代、40代は子育て世代や働き盛りでどうしても、食費がかさむということも考えられます。
実践あるのみ! 食費節約の4つのポイント
それでは、食費を節約する方法をご紹介します。
今日からでも真似できる簡単なものを集めました。
節約方法1:買う店を決める
人によっては、スーパーをはしごしている人がいるかもしれませんが、費用対効果を考えると賢明ではありません。
買う店を1つに決めて、どんどん変わるお得商品を把握したり、ポイントを貯めたりする方がお得になることが多いです。
今では多くのお店が、チラシやクーポンを配布するアプリを作ったり、PayPayや楽天ペイなどのキャッシュレス決済ができたり、独自のサービスを展開しています。
特に忙しい人は、ネットスーパーを利用すると良いでしょう。
通勤時間や待ち時間に買い物できるので効率良く行動できます。
ネットスーパーは、購入履歴や合計金額が表示されるので、管理が簡単です。
節約方法2:日を決めてまとめ買いする
買い物はなんとなく行くのではなく、「お店のお得な水曜日と休日の日曜日だけにしよう」といった形で日を決めてまとめ買いすることをおすすめします。
また、買った商品を使い切るという意識が大切です。
お店に入る回数が減れば、うっかり買い過ぎることも減るのではないでしょうか。
節約方法3:食費用の財布を作る

「どうしても会計簿を付けるのが面倒」、「お金の管理が苦手…」という人は、食費用に財布を作ると良いでしょう。
実際に財布の中身が減ってくると「節約しなきゃ!」という気持ちが芽生えるので、効果は大きいです。
節約方法4:買うものを定番化する
調理しやすくて、保存が効きやすいものを定番化して買っておくと料理するときに困りません。
例えば、主食だとパンや麺類、野菜だときゅうりやトマト、キャベツなどが挙げられます。
定番化して常にストックしておくことで、「あの料理ならできる」という安心感があるでしょう。
節約食材でレパートリーを増やそう
節約食材を使ってレパートリーを増やすと、ストレスなく食費を減らせます。
比較的安定して安い食材を使って、おいしく作れる節約メニューをご紹介します。
食費を節約できる1週間の節約レシピ

安価でタンパク質も豊富な、鶏むね肉は頻繁に活用したいです。
じゃがいもやかぼちゃ、根菜などは満腹感があっておすすめです。
副菜は下記がおすすめです。

今回のメニューに使った食材はどれも常に家にあると安心です。
いざという時に何か作れるように、買う物の定番に入れて常備しましょう。
賢く食費を節約しよう
食費は、1人暮らしだと月に4万円、2人以上だと月に7万5,000円ほどを目安にすると良いでしょう。
仕事や学業が忙しいと、自炊する時間をなかなか取れないかもしれませんが、まとめ作りすることによって解決できたら良いですね。
食費を節約するためには、買うお店を決めたり、日を決めてまとめ買いしたりしてみてください。
やはり、自炊をすると食費が減る傾向があります。
今回ご紹介した節約のポイントを実践して、食費の見直しをしてみてください。(執筆者:編集部)