※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

【海外送金の手数料比較】人気のトランスファーワイズより安い カレンシートランスファーとアジモに注目

節約・ポイ活 節約・ポイ活
【海外送金の手数料比較】人気のトランスファーワイズより安い カレンシートランスファーとアジモに注目

海外送金を大手の銀行から行うと手数料が非常に高いので、よくトランスファーワイズ(Transferwise)がすすめられています。

ところが、最近はマーケットの様子が変わってきており、トランスファーワイズより安い手数料で海外送金サービスを提供している企業が出始めています

今回は、これらの企業の海外送金サービスについてトランスファーワイズと比較しながら紹介します。

長期の海外出張や留学のときに参考になると思います。

トランスファーワイズについて

トランスファーワイズ

≪画像元:トランスファーワイズ

トランスファーワイズは、2011年、エストニア人のクリスト・カーマン氏とターヴェット・ヒンリクス氏により、ロンドンで創業された送金サービスです。

彼らが、銀行の海外送金における手数料の高さに不満を持っていたのがきっかけでした。

日本でもよく使われているサービスです。

トランスファーワイズの海外送金はなぜ安いのか

トランスファーワイズから海外送金をすれば、銀行からの海外送金よりも数千円以上安くなります

その安さの秘密は、トランスファーワイズが使っている技術にあります。

銀行による海外送金の場合、SWIFT(国際銀行間金融通信協会)を介して送金されるために、多くの手数料が請求されます

これに対して、トランスファーワイズではブロックチェーンの技術を使って、SWIFTを介さない取引が行われているため、格段に手数料が安くなっています。

より安く海外送金できるライバル企業が出現

最近の海外送金サービスの市場は変化しており、トランスファーワイズより安く海外送金をできるライバル企業が出てきています

筆者が確認した限りでは、

カレンシートランスファー(Currencytransfer)

アジモ(AZIMO)

がトランスファーワイズより手数料が安かったです。

両社ともロンドンで創業されました。

カレンシートランスファーは2014年、アジモは2012年に各々設立されました。

残念ながら、アジモは日本円を取り扱っていませんが、今後取扱通貨を拡大していく可能性があります。

3社の手数料比較

オンライン海外送金

実際に、これら3社について比較してみました。

比較の際、トランスファーワイズについてはlow cost transferを選択しました。

また、2019年12月3日時点での比較となっています。

100万円を送金してユーロで受け取る場合

・ トランスファーワイズ: 100万円 → 8,244.08ユーロ

・ カレンシートランスファー: 100万円 → 8,308.00ユーロ

トランスファーワイズとの差額は63.92ユーロ(約7,708円)でした。

1万ポンドを送金してユーロで受け取る場合

・ トランスファーワイズ: 1万ポンド → 1万1,682.57ユーロ

・ カレンシートランスファー: 1万ポンド → 1万1,725.16ユーロ

・ アジモ: 1万ポンド → 1万1,723.1ユーロ

トランスファーワイズとの差額は、カレンシートランスファーの場合は42.59ユーロ(約5,135円)、アジモの場合は40.53ユーロ(約4,887円)でした。

特にカレンシートランスファーは、トランスファーワイズより非常に安い手数料で海外送金サービスを提供していることがわかります。

3社の海外送金の早さの比較

海外送金の早さについては、

・ トランスファーワイズ: 24時間以内

・ アジモ: 1~3営業日

・ カレンシートランスファー: 記載なし

でした。

カレンシートランスファーについては、アカウント取得後の送金手続きの際にいつ送金されるか教えてくれると思います。

手数料と送金時間で使い分けを

・ 安い手数料で海外送金したいとき: カレンシートランスファー

・ できる限り早く海外送金したいとき: トランスファーワイズ


が各々おすすめです。

今後、別のライバル企業が海外送金の手数料を下げる可能性などが考えられます

したがって、海外送金をする際、インターネット上で探してみるともっと安い手数料で海外送金サービスを提供している企業が見つかるかもしれません。(執筆者:小田 茂和)

《小田 茂和》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

小田 茂和

小田 茂和

博士持ちのフリーライター兼個人投資家 2011年東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻終了。博士(理学)。MRC分子生物学研究所研究員(イギリス)、基礎生物学研究所研究員・助教などを経て現在に至る。スペイン在住。得意分野は政治、経済、投資、科学、社会、食など 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集