貯金を増やすには、支出を減らすことを避けては通れません。
少しでも貯金にまわすために、日々さまざまな節約を試している方は多いことでしょう。
しかし、虚しいことに、頑張りに対してさほど節約効果が出ないこともあります。
今回は、節約好きの筆者が、貯金にまわすためにやめたことを6つ紹介します。

目次
固定費の見直し
節約をするなら、まずは固定費の見直しが重要です。
(1) 大手キャリア&最新機種のスマホをやめた
以前は「長年使っている」という理由で大手キャリアに契約していました。
しかし、夫とともに見直しに行ったところ、2人合わせても月1万円でおつりがもらえるほど低料金になったのです。
と割り切り、キャリアはもちろん最新機種を持つこともやめて、料金の安い格安SIMへ切り替えました。
(2) 車を持つことをやめた
1年半ほど前まで、我が家は車を所有していました。
しかし、車を持たないことで、税金・保険・車検・ガソリン代・駐車場代と4つの出費がゼロになり、その分まるごと貯金に回せるようになりました。
その額は、年間30万円以上です。
いつかはまた車が欲しいとは思っていますが、子どもが小さい今は「貯め時」と割り切り、車を持つことをやめました。
現在は、
・ 公共交通機関
・ 車が必要なときはレンタカー
を活用しています。
食費の見直し
食費は、家計のなかでもっとも節約しやすい部分です。
しかし、一見節約効果が高いと思うことでも、ムダ使いやさほど節約につながっていないこともあります。
(3)「3つで○円商品」を買うのをやめた
スーパーでよく「3パックで1,000円」の商品を見かけます。
一見かなりお買い得に思えますが、商品によってはさほど割引率が高くないものもあるのです。
また、3パック1,000円だと「3パック分まとめ買いする」ことになるため、もともと購入予定ではなかったものまで買わなければならなくなります。
これは食品だけではなく、3足1,000円の靴下も同様です。
予算内で買い物をすることが大切ですから、お得という感覚に惑わされずに必要なものだけ購入するようにしましょう。
(4) スーパーのはしごをやめた
スーパーによって、その日の特売品が異なります。
しかし、スーパーをはしごすると目的の特売品のほかにもお得な食材を見つけてしまい、つい買い物してしまうのです。
必要なものではあればよいのですが、買う予定ではなかったものの場合はムダ買いです。
必要なものは他スーパーより少し高くても1つのお店で購入した方がムダ買いを減らせるため、より食費が節約できるようになりました。

娯楽費・被服費の見直し
(5) カフェに行くのをやめた
筆者は、のんびりとカフェで過ごすのが好きで、以前は時間があれば「ストレス解消」のためによく足を運んでいました。
しかし、カフェのメニューはどれもお高めです。
コーヒー1杯で400~500円するお店がほとんどです。
そこで毎日、自宅でおうちカフェを楽しむようになりました。
満足度を上げるために、スーパーではなくカルディで購入したコーヒーやココアを用意して、自宅でリッチな気分を味わっています。
(6) 予定・予算のないお出かけをやめた
レジャー費も大きな出費です。
予定していない、予算も立てていないお出かけは、確実にムダな出費を増やしてしまいます。
お出かけは事前に予定を立てて、予算内で楽しむことが貯金を増やすうえでは肝心です。
急にお休みができた時には、極力お金を使わない無料の遊び場などを活用するようにしています。
ストレスになる節約はしない
貯金を増やすためにさまざまな節約を取り入れることは、大切です。
しかし、頑張りに対して節約効果の薄いものは、かえってストレスがたまって逆効果になりかねません。
「こんなに頑張っているのに、全然支出が減らない…」という気持ちから、衝動買いに走ってしまうことさえあります。
節約効果が高いことはもちろん、さほど節約につながらないことをやめることが貯金を増やすには重要です。
まずは家計を見直して、できることから1つずつ実践していきましょう。(執筆者:三木 千奈)