クリスマスや年末年始で集まりも増えるこれからの季節、あまり材料費をかけないのはもちろんのこと、おもてなしの心が伝わる華やかな料理をふるまいたいものです。
今回紹介する「ミニトマトカップチャーハン」は、かわいらしい見た目もそうですが、手が込んでいるようにも見えるのでパーティーメニューにもピッタリなのです。

料理に彩りを与えてくれるのはもちろんのこと、食卓レベルをワンランクアップしてくれるこちらのレシピを教えてくれたのは、フードコーディネーター田中美和先生です。
目次
「ミニトマトカップチャーハン」の材料

材料
サバ味付け缶 … 1缶(110g)
ご飯 … 1合
たまご … 1個
ラード(チューブ)… 5cm程
ミニトマト … 10個
塩・コショウ … 適量
材料についてのポイント
業務スーパーのサバ缶は、国産でも安いものがあり、お得です。
ちなみに今回は、108円(税抜)で購入しましたが、パサパサ感もなくおいしい味付けがなされていました。
また、ミニトマトも業務スーパーやコンビニ、農家の方がスーパーやドラックストアに直接搬入している店舗で買うと安く手に入ります。
さらに少し風味は変わりますが、今回はチューブのラードを使っていますが、お肉を買うと付いてきたり、無料でもらえたりする「牛脂」でも代用可能です。
「ミニトマトカップチャーハン」の作り方

ミニトマトは、中身をくりぬいてカップとして使うだけではなく、中身も使うので捨てないでください。
作り方
(1) トマトのヘタを切り落とし真ん中をスプーンでくり抜き、「器型になったミニトマト」と「くりぬいた中身」を、別々のお皿に置いておく
(2) フライパンを強火にかけてラードを入れ、スプーンでくり抜いたトマトを入れて水分が飛んだら、サバの味付け缶を汁ごと入れる
(3) サバをほぐし、ほぐれたらフライパンの真ん中を開け、そこへ再びラードを入れて溶き卵を入れ混ぜる
(4) 卵がある程度焼けてきたら、そこへご飯を入れ、よく混ぜる
(5) 仕上げに、塩・コショウで味を整える
(6) できあがった(5) を、(1) で作ったトマトの器に入れて完成
全国放送への出演経験もあり、現在は、四国の情報番組にレギュラーとして出演する傍ら、子供向けのクッキング講座の主宰・大人向け講座やカルチャースクールでの講師など多方面で活躍しているフードコーディネーターの先生です。
日常には贅沢でもパーティーメニューの1品としては満点
宅配やテイクアウトを利用するときも、何か手作りの料理が1品あると、より雰囲気も家庭的で親しみやすくなるという人も少なくありません。
「ミニトマトカップチャーハン」は、普段の食卓に並べるには少しぜいたくですが、パーティーメニューとして提供するなら見た目も華やかで品もあるすてきな1品です。
ぜひ、今冬からパーティーメニューに加えてみてはいかがでしょうか。(執筆者:山内 良子)