ポイントを貯めている人にとって不可欠となっているプリペイドカードが、「Kyash」です。
誕生当初は還元率2％と華々しかったものの、現在は最高1％となっています。
さらに、2020年4月より還元率が0.5％に引き下げられるという衝撃ニュースが飛び込んできました。
ここでは、衝撃ニュースの内容を詳細に解説するとともに、代役候補も紹介します。
目次
現在のKyashの還元率が「最高1％ → 0.5％」に改悪
まずは、現在のKyashの変更点（改悪点）を紹介しましょう。
最も衝撃的なのは、現在のKyashの還元率が「最高1％ → 0.5％」に改悪される点でしょう。
現在、プラスチックカードを発行するタイプの「リアルカード」の還元率は1％（バーチャルカードは0.5％）ですが、2020年4月よりリアルカードの還元率は0.5％と半減します。
名称変更・手数料有料化などの変更もあり
変更点はそれだけにとどまりません。
リアルカードは「Kyash Card Lite」に、バーチャルカードは「Kyash Card Virtual」となりますが、これはさほど大きな変更点ではないでしょう。
しかし、これまでは無料だったリアルカードの新規発行手数料が300円と有料化されるだけでなく、有効期限を迎えたり100万円の利用上限に達した際の更新・再発行についても300円の手数料が発生します。
高還元でハイスペックなクレジットカードであれば有料化でも仕方ないですが、還元率が落ちた上にスペックもさほど高くないリアルカードに、300円を払う気はないかもしれません。
現在のリアルカードの代役候補
そこでここからは、Kyashリアルカードに代わる候補を、クレジットカードチャージでポイントが付くプリペイドカードに絞って紹介したいと思います。
還元率が1％に据え置かれる新登場の「Kyash Card」
Kyashの利便性の高さと還元率が気に入っている人は、新登場の「Kyash Card」がおすすめです。
リアルカードが「Kyash Card Lite」に名称変更するのは、「Kyash Card」が登場するからです。
これまでのリアルカードと以下の表で比較してみると、その違いは一目瞭然でしょう。
何といっても還元率1％の高還元は魅力的ですし、ICチップ搭載・タッチ決済対応により海外でも利用しやすくなっています。
カード番号がカードに刻印されませんので、紛失・盗難時の不正利用対策としても有効です。
ただし、各種手数料がリアルカードの300円よりも高い900円で、本人確認書類が必要なため、ライトユーザーが気軽に発行できるものではないかもしれません。
au PAYには必須の「au WALLETプリペイドカード」
リアルカードの還元率が0.5％に下がることにより、「au WALLETプリペイドカード」と還元率が同一となります。
さらに、セブンイレブンなどのポイントアップ店では還元率が1％にアップし、リアルカードをしのぐ高還元です。
au WALLETプリペイドカードは入会金・年会費などが無料で、維持コストがかかりません。
また、au PAYを始めるのにau WALLETプリペイドカードが必須アイテムのため、持っていて損はないでしょう。
お得をより多くしたいなら「ANA JCBプリペイドカード」
貯まるポイントの価値を高めたいのであれば、「ANA JCBプリペイドカード」もいいです。
マイル還元率は0.5％ですが、1マイルの価値は1円以上ありますので、0.5％以上お得になるのは間違いありません。
キャッシュバックを選択すれば、0.5％分がキャッシュバックされます。
さらに、半年間のチャージ額が12万円以上で180マイル（または180円）、24万円以上で360マイル（または360円）のボーナスもつきます。
改悪されるKyashのリアルカード 乗り換えも視野に入れよう
現在のKyashリアルカードは、
・ 入会時・更新時・利用上限到達時の手数料が無料 → 300円と有料化
という改悪を控えており、よほどのこだわりがない限りあえて持つ必要性がありません。
新たにスマホ決済を始めるのであれば「au WALLETプリペイドカード」
お得重視の方は「ANA JCBプリペイドカード」
がおすすめです。
今後も何らかの変更点がある可能性は否定できませんので、最新情報をしっかりチェックしましょう。（執筆者：角野 達仁）
