2019年12月25日からは、コンビニのローソンで「100円おせち」が販売されるなど、縁起を担ぐおせち料理への注目も高まっています。

そこで本記事では、頑張っておせち料理を作ったものの
味に飽きて残ってしまったという場合や正月明けにお買い得になっているおせち食材をみつけた場合の節約レシピをご紹介します。
今回は、「田作り」を使った1品と「栗きんとん」を使ったトースト&スイーツを、簡単においしくリメイクするレシピです。
目次
「田作り」で五穀豊穣
肥料にと、小魚を田畑に肥料として撒いたところ豊作となったため、五穀豊穣の願いを込めて「田作り」と名付けられたと言われています。
田畑を作っていない人も世間が五穀豊穣であれば、穀物を安価に手に入れることができますし、たくさん食べて栄養をつけることもできるでしょう。
ぜひ、五穀豊穣となるよう「田作り」も食べておきたいものです。
「田作り」のかき揚げ
材料(4人分)

・ ネギ … お好みで
・ 玉ねぎ … 小1個
・ 天ぷら粉A … 適量(カットした野菜と田作りに直接からめるための粉)
・ 天ぷら粉B … 100g(昭和産業の「天ぷら粉黄金」を使うと、きれいに揚がります)
・ 水 … 150g
※冷蔵庫の中にあまっている野菜を入れて、量を増やしてもおいしいです。
作り方

(1) かき揚げにしたい野菜を切る
(2) カットした野菜と田作りを、天ぷら粉A(水に溶かずに使う)に直接入れ、混ぜる。
(3) 天ぷら粉Bと水を混ぜ合わせ、天ぷら液を作る
※ダマが残るくらいで良い、水っぽすぎないようにする)
(4) (2) を(3) に入れて混ぜ、油で揚げたらでき上がり
田作りを入れると、揚げたあとに塩などをつけなくてもおいしく食べることができるというメリットがあります。
ただし、冷えてくると田作りの苦味が戻ってくるため、あたたかいうちに食べてください。
「栗きんとん」はお金にまつわる縁起物
栗きんとんは、黄金色に輝く財宝にたとえられ、「豊かな1年になりますように」との願いを込めた料理と言われています。
栗は、日本中どこにでも存在する山の幸の代表として扱われ、「勝ち栗」と言われる縁起物でもあります。
お金に恵まれる1年となるよう「栗きんとん」だけでも食べておきたいものです。
「栗きんとん」のミニトースト&スイーツ
「栗きんとん」を使った「ミニトースト」と「スイーツ」の材料と作り方についてみていきましょう。
どちらの材料もほぼ同じなので、そのときの気分やシーンに合せて、お好きなほうを作ってください。
「ミニトースト」の材料(写真は、スイーツの材料と同じものを使用)

・ バター … 8g
・ 栗きんとん … 適量(栗入りでなくてもOK)
・ 生クリーム … お好みで
「ミニトースト」の作り方
(1) サンドイッチ用パン1枚を4等分する(2枚なら8等分)
(2) 4等分にしたパンの1つに、バターを2gぐらいずつ塗っていく
※バターはトーストするときに溶けるので、潰すように広げて塗っておけばOK
(3) (2) の上に栗きんとんを好きなだけ塗る
(4) トースターにくっつかないホイルなどを敷き、180度で5分焼いたら、できあがり

「スイーツ」の材料(写真は、ミニトーストの材料と同じものを使用)

・ バター … 10g
・ 栗きんとん … 適量(栗入りでなくてもOK)
・ 生クリーム … お好みで
「スイーツ」の作り方
(1) ココットなどの耐熱容器に、サンドイッチ用パン2枚を適当に手でちぎって入れ、その上にバターを乗せる

(2) 栗きんとんのなめらかな部分だけをジップロックなどに入れ、端をハサミで切る

(3) ハサミで切った切り口から、(2) の上に、栗きんとんを絞っていき、180度のトースターで5分焼く

(4) 栗の入っている栗きんとんの場合は、栗を(3) の頂上に乗せ、180度のトースターで5分焼く

(5) 焼きあがったら、生クリームをお好みで乗せたら完成
「あまり甘いのは苦手」という人は、生クリームを乗せず、下記のような状態のまま食べても大丈夫です。

縁起を担いで素敵な1年を
今回は、「栗きんとん」と「田作り」のリメイクレシピを紹介しましたが、皆様も残ったおせちを使ってオリジナルレシピを開発してみてください。
お子様がいらっしゃる家庭なら、子供たちが積極的にメニュー開発に関わってくれるかもしれません。
縁起物のおせちを少しでも取り入れて、素敵な1年の幕開けを楽しんでください。(執筆者:山内 良子)