ひと昔前のプライベートブランドのメリットといえば、何といってもその価格、安さでした。
けれどもここ数年、価格はリーズナブルなままに、さまざまな付加価値をつけた商品が店頭に並び始めています。
今回は、お得がたくさんつまったイオンのプライベートブランド・トップバリュについて、お伝えします。
目次
どれぐらい安いのか?
まずは本当に安いのか、検証してみましょう。
朝食にロールパン、ウインナー、チーズを用意しようと筆者が選んだ商品は、
「毎日の食卓・バターロール6個入り」
「あらびきポークウインナー126g」
「とろけるスライスチーズ7枚入り」
価格は88円 + 175円 + 158円 = 421円です。

筆者の地元スーパーの他メーカーでは、148円 + 298円 + 228円 = 674円と、差額は253円になりました。
もちろん値段は店舗によって変わりますし、内容量に違いがあるため断定はできませんが、たった1つのメニューだけでも253円とは、少なくない差額ではないでしょうか。
どうして安いのか?
2019年のトップバリュベストプライス「いいね大賞!」で1位を獲得した「ティシューペーパー5個パック」は、150組×5個パックで174円です。
この商品は外箱をなくし、中身だけを直接フィルムに包装することでコストを削減しています。
筆者も愛用中ですが、外箱がないことでゴミ袋を破ってしまうというプチストレスからも解消されますし、何よりゴミが減るというエコなメリットがあります。
安いから品質が落ちるは、もう古い
低価格は有難いけれど問題は、品質です。とりわけ食品は気になります。
イオンのトップバリュには、
・ トップバリュベストプライス
・ トップバリュセレクト
・ トップバリュグリーンアイ
の4つのブランドがあります。

中でも、安心安全を目指す「トップバリュグリーンアイ」は、さらに3つに細分化されています。
・ オーガニック食品の認定を受けた有機JASマークを表示した「グリーンアイオーガニック」
・ こだわりの環境で生産した「グリーンアイナチュラル」
・ 109種の添加物や原材料に配慮した「グリーンアイフリーフロム」
グリーンアイの商品は通常のトップバリュ商品よりやや割高にはなりますが、それでも他のオーガニック商品と比較すると低価格なものが多くみられます。
「体に優しい」がプラスされた商品たち
グリーンアイだけではありません。評価の高いものをあげてみましょう。
イオンの自信作 機能性表示食品
例えば450g128円のプレーンヨーグルトは、生きて腸まで届くビフィズス菌BB-12配合の機能性表示食品です。

腸内環境を整え、便秘を改善するビフィズス菌BB-12が100g当たり10億個あり、さらに脂質は0.3gであるという調査結果を、イオンが消費者庁長官に届け出ています。
試してみると、脂質を控えた食品は味気なさを感じることがありますが、これはすっぱすぎずクリーミーです。
ホームページの評価も4.8と上々です。
アレルギーの特定原材料7品目を使わない 「やさしいごはん」

子どものアレルギーは、気が抜けません。
筆者にも強いアレルギーの子を持つ友人がいますが、食材を調達するときにも取り扱い店舗が少なく、とても苦労していました。
「やさしいごはん」シリーズでは、特に重篤な症状を起こしやすい
・ 卵
・ 牛乳
・ 小麦
・ 落花生
・ そば
・ えび
・ かに
を使用していません。
メインからデザートまで、子どもが喜びそうな目にも鮮やかなアレンジレシピも多く掲載されています。
価格を比較するのも難しいですが、
・ トップバリュの「野菜と米ピューレでつくった ホワイトソース」は300gで398円(税抜)
・ CO・OPの7品目を使わない 野菜でつくったホワイトソース」は270gで498円(税抜)
味や内容は異なると思いますが、量と価格ではトップバリュが100円安く、少し多く入っています。

ダイエッターや糖質制限のある方へ 「お米のかわりに食べる」シリーズ

最近、SNSやテレビで話題になっています。
ご飯を野菜にかえて、糖質をカットし食物繊維をとる「ベジスイッチ」ができる商品です。
現在発売中
「お米のかわりに食べるカリフラワー」糖質ご飯の1/25・食物繊維3.2g(1/2袋あたり)
「お米のかわりに食べるブロッコリー」糖質ご飯の1/22・食物繊維4.2g(1/2袋あたり)
「お米のかわりに食べる6種の彩り野菜」糖質ご飯の1/20・食物繊維3.9g(1/2袋あたり)
口コミでは健康のために糖質を制限している方や、離乳食用、子どもの野菜不足を心配するママたちから、高い評価がされていました。
チャーハンやカレー、おにぎりにスープとレシピも多く、映える彩りの良さが目を引きます。
病気や防災、いざという時のために

近年多発する自然災害だけでなく、病気の時のためにも、食品などの備えは欠かせません。
イオンでは、「ローリングストック」と題して日常のストックを非常時の貯えにできるよう、ごはんやおかず、水分や栄養補給まで多くの種類が展開されています。
長期保存や常温保存が可能なもの、温めなくてもそのまま食べられるレトルト食品・加工食品、シニア世代の食事に不安のある方にも、いざという時に役立つ商品があります。
もちろん低価格です。
・ コシヒカリを使ったおかゆ… 88円
・ ビーフカレー… 78円
ホームページには食品だけでなく生活用品も紹介されているので、防災準備の目安としても1度覗いてみてください。
*価格は全て本体価格、2020年1月現在のものです。
お得なトップバリュで、低コスト高満足の暮らし
今回は食品を中心にご紹介しましたが、トップバリュにはファッション、家電、インテリアから家電までラインナップされています。
うれしいことに食品や日用品などは、インターネットからも注文でき、5,000円以下なら送料が500円かかりますが、地方にいても、子どもがいても、忙しくてもネットから頼めば重い物やかさばる物も配達してもらえます。
「安い!」にプラスαの満足感が得られるトップバリュを、暮らしに上手に取り入れてください。(執筆者: