最近、このように感じる方も増えたのではないでしょうか。
それは、隠れ値上げ(シュリンクフレーション)の影響です。
2014年の消費税増税を機に、お菓子やインスタント食品、日用品などで「同じ価格で減量(=隠れ値上げ)」が行われています。
今回は、商品価格が上昇しやすい時代の賢い買い物の仕方をお伝えしていきます。
目次
隠れ値上げ(シュリンクフレーション)の商品まとめ

隠れ値上げ(シュリンクフレーション)とは、商品の店頭価格を変えずに内容量を減らすことです。
同じ値段で量が減るので「実質的な値上げ」と言えます。
隠れ値上げは、主に消費税増税の際に行われます。
増税に伴って消費者の購買意欲が低下するため、企業は利益減少のリスクを避ける1つの手段として隠れ値上げを活用するのです。
また、原材料費や燃料費、運送費などのコスト押し上げ要因が増えたことも、隠れ値上げが増えている理由です。
消費税が5%から8%へと変更になった2014年から約5年の間に、どのような商品が隠れ値上げになったのかを以下で見ていきましょう。

隠れ値上げ(シュリンクフレーション)に対する賢い買い物の仕方
「隠れ値上げ」という名称こそあれ、各社は減量を実施する際にしっかりと公表しているケースも珍しくありません。
しかし、消費者がすべての情報を掴むのは難しく、「寝耳に水だ」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そのため、現在は商品価格が上昇しやすいことをしっかりと理解し、買い物の仕方や生活方法を根本的に見つめ直す必要があります。
以下で隠れ値上げの対処法を3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
対処法1:毎月の消費量を減らす
隠れ値上げに対抗するには、毎月の消費量を減らすことが現実的です。
仮に、今までと同じ消費量で商品を使っていると、価格が上昇した分だけ出費が増えます。
たとえば、1日で食べているお菓子を2日に分けてみたり、ジュースや牛乳などを飲む量を少しだけ減らすだけでも随分と変わります。
対処法2:値上げ幅を上回るポイント獲得で相殺する
隠れ値上げのリスクが高まる一方で、キャッシュレスに関するお得なサービスが増えつつあります。
たとえば、2020年6月までが対象期間の「キャッシュレス・消費者還元事業」では、対象店舗でクレジットカードや電子マネー、スマホ決済などを使うだけで2~5%のポイントが還付されます。
隠れ値上げの金額分を上回るポイントを獲得することで、負担を相殺できます。
対処法3:収入を上げる努力をする
ここまでお伝えした1と2の対処法は、どちらも応急処置にしか過ぎません。
上記2つの方法を駆使することにより、確かに一時的には隠れ値上げに対抗できますが、お金に関する問題を根本的に解決していかなければ生活が苦しくなってしまいます。
節約ばかりでは生活に余裕がなくなってしまいますし、毎日が楽しくありません。
そして、今後はさらに商品価格が上昇しやすい世の中になることが予想されます。
そこで、「収入を高める」という根本的な解決策が必要です。
たとえば、収入を高めるために現在の働き方を見直す次のようなアクションが考えられます。
・ 将来的に高収入につながるスキルに投資して土台を作っておく
・ コミュニケーション能力を磨いて高い役職を目指す
さらに詳しい内容は、別の記事で後日お伝えします。
「収入増」により根本的な問題解決をすることで、値上げや節約などで汲々とすることもなくなります。

応急処置だけではなく根本的な解決を
今回お伝えした「隠れ値上げした商品」以外にも、菓子やインスタント食品、日用品などさまざまな分野で価格が高騰しています。
現在は細かい節約などのテクニック(応急処置)で済ませることができますが、将来的には厳しくなるかもしれません。
今のうちに現状の収入を見直し、根本から問題を解決していきましょう。(執筆者:柳本 幸大)