断捨離ブームに加えてフリマアプリの台頭から、不用品を処分することは単に家をスッキリさせるだけでなく、手軽なお小遣い稼ぎとして多くの人が利用するようになりました。
けれども、ツールが増えたからこそ、どこを利用すればよいのか疑問に感じておられる方もいらっしゃるでしょう。
今回は、効率よく不用品を高値で買い取ってもらえる方法についてレポートします。

目次
売れるかどうかの見極め方
ひどい汚れがないか、壊れていないかということは最低限の確認事項です。
故障や破損しているときは、購入した金額がいくら高くても値段がつく可能性は低いです。
ただし部品を再利用しているような店舗なら、交渉可能なことがあります。
見極めるポイントは、あまり市場に出回らないものや人気の高い商品を、専門店に問い合わせをすることです。
なお家電は、購入後10年以上経過しているものは、いくらキレイで正常に作動していても買い取り対象とはならないことが多いです。
高値が期待できるもの
これまで筆者は、本やゲーム、楽器、家具、アクセサリーとさまざまなものを処分してきました。
筆者の体験から、各ジャンルごとに確認してみましょう。
本やゲーム
大量に同じ商品が世の中に出回っているものは、早く売るに限ります。
発売から1か月以内の商品は定価40%以上で買取する、という店舗がいくつかみられます。

しかし購入から時間がたったものでも、捨ててしまうのは早計です。
筆者は10年以上保管していたゲームソフトでも、6点2,260円で引き取ってもらえました。
古い商品は、まとめて査定に出すのが金額アップさせるコツです。
対象商品の買取点数に応じて、金額がアップするキャンペーンを行っている店舗があります。

一方あまり出回らない専門書などは、実店舗では買い手がつきにくいため叩かれる可能性があります。
しかしフリマアプリなど消費者の多い場では一転、相場より高い金額でも売れる可能性は高いでしょう。
金やプラチナなどの貴金属アクセサリー
たとえデザインが流行遅れになったものでも、素材に根強い人気があります。
比較的価格が下がりすぎることが少なく、あまり苦労せず売りやすい印象をもちました。
元値が高いものは、壊れていても問い合わせしてみる
いろいろ売り進める中で、1番驚いたのがギターです。
10年以上ケースの中に眠っていて、長期保存によるダメージがあったにもかかわらず、なんと1万9,000円の高値がつきました。
楽器に限らず新品なら高価なものは、中古品になると手が届く消費者が増えるためニーズが産まれ、査定額が高まるのかもしれません。
近年では、買取店は送料無料がほとんどで、自宅まで集配してくれますから、大きな物を送るにも手間もお金もかかりません。
ただし、買取額に納得がいかず返送してもらうときには送料がかかることが多いので、あらかじめ見積額を問い合わせするのがおすすめです。
不用品を手軽で高く売るには
現代では不用品の処分方法は、
・ ネットや宅配でやり取りする買取店
・ フリマアプリやネットオークション
という3つの方法があります。
実店舗は、すぐに換金できるという最大のポイントがありますが、地方では消費者が少ないため買取金額が安い傾向にあるのが玉にキズです。
そこでおススメするのは、フリマアプリとネット上での買取です。
それぞれのメリットデメリットを挙げてみましょう。
フリマアプリやオークション
とりわけ躍進が目覚ましいフリマアプリは、最大手・メルカリでは*2,216万人が利用しているのですから、地方に住んでいてもデメリットにはならず、いかに購買者の目を引く商品をチョイスできるかが重要です。
売れれば送料や手数料を引かれても比較的高単価である場合が多く、実際筆者が2,070円(送料手数料込)で販売した書籍は、大手買取店で検索してみると、半額以下の800円でした。
しかし、これは「売れれば」の話です。
フリマアプリの商品数は膨大で、いくら「いいね!」がついても、売れなければいつまでも自宅に保管しておかなければなりません。
また、購入希望者とのやり取りや商品の梱包など、お金を得るためには売り手として面倒がらず丁寧にやりきる必要があります。
*参考元:nielsen 2019年4月現在
買取店
インターネット上には数多のHPがあり、どこなら高く買い取ってもらえるのかが1番の悩みどころです。
そこで筆者は先に記した1万9,000円をゲットしたギターでは、最大20社に査定してもらえるサイト「ヒカカク!」を利用しました。

HPから「商品カテゴリ、査定希望商品名、状態」などを入力するだけで、1番早いところは1時間以内に詳細を問い合わせる電話が、遅くても3日後に概算を伝えるメール連絡が合計9社からありました。
何度も煩わしい連絡があるのではないか、という心配も杞憂にすぎず、一括査定をしたことには大きなメリットがありました。
それは、買取金額が店舗により0円から2万円という大きな幅があったということです。
危ないところでした。
0円つまり販売対象になっていない店舗とだけやり取りしていたら、買取をあきらめ処分するためにお金を支払っていたかもしれません。
高値でも利用しなかったフリマやオークション
ギターの買取は、フリマアプリやヤフオク! では3万円台でやり取りされていました。
しかし
・ 筆者に専門的な知識がないため的確な価格をつける自信がない
・ 購入希望者からの問い合わせやクレームが発生したときに対応するのが難しい
ことから、リペアしてもらえる専門店にお願いしました。
ストレスフリーでスッキリしよう
不用品は、言い換えれば「中古品」です。
それをお金に買えるには、販売場所をしっかり見極めないと、思わぬトラブルになりかねません。
断捨離することでストレスがかかっては、何もなりません。
自身にあった方法を見極めて、効率よく不用品を高値で買い取ってもらってください。(執筆者:吉田 りょう)