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節分の豆って余っちゃう…
2月3日の節分に豆まきを予定しているおうちもあるのではないでしょうか。
節分の豆まきは平安時代の宮中行事に発端を持つ、日本の大切な行事のひとつです。
後世に伝えていきたいのですが、豆をまいて、家族で年の数だけ豆を食べても豆が残る問題がでてきます。

翌日そのままおやつに出してみても、いまいち食いつきが悪く減らない…そんな経験はありませんか。
節分用の豆は、手のひらサイズの個包装のもので10~20円/個、500g入りのもので600~800円します。
賞味期限は6か月程度に設定されているものが多いようです。
けれど1度開封したものは湿気てしまいますし、おいしいうちに食べてムダにはしたくありません。
ここではあなたの「節分の豆が残って困る」を解決するために、節分の豆を使った節約簡単レシピを紹介します。
さらに栄養士・管理栄養士歴18年の筆者が「節分の豆=大豆」がダイエットにおすすめな理由もお伝えします。
【レシピ1】ハニーローストビーンズ
2. ふつふつとしてきたら節分の豆をくわえ、からめるように混ぜる
3. 火を止めて、グラニュー糖と塩をまぶし冷ます

ポップコーンでおなじみのハニーローストは節分の豆にもぴったりです。
バターの香りに、甘じょっぱい味、カリカリの歯ごたえ、食べだしたら止まりません。
【レシピ2】カラメルビーンズ
2. 砂糖がとけ茶色く色付き、カラメルの香りがしてきたら火を止めて入り大豆をいれる。
3. しっかりと混ざったら、クッキングシートに広げ冷ます。

白い砂糖がらめもおいしいのですが、焦がしてカラメルにするとちょっとおしゃれになります。
カラメルの香りと節分の豆の香ばしさが食欲をそそります。
【レシピ3】ガリバタ豆
2. バターが泡立ち、にんにくの香りがしてきたら入り大豆をくわえる
3. バターをからめるように混ぜ、塩で味付けをする

塩味をしっかりつけるのがおすすめです。
おやつにもよいのですが、お酒によく合います。
ビール、チューハイ、焼酎のおともにいかがでしょうか。
節分の豆はダイエットにもおすすめです
節分の豆=いり大豆はダイエット中のおやつや、おつまみとしてもおすすめです。
まず、ダイエットのお供として勧められることの多いアーモンドと比較してみましょう。
エネルギー61.3kcal
炭水化物1.8g
タンパク質2.1g
脂質5.6g
【いり大豆10g(30個)】
エネルギー43.9kcal
炭水化物3.3g
タンパク質3.6g
脂質2.2g
参考:文部科学省 食品データベース
いり大豆はアーモンドに比べてエネルギーも脂質も低く、ダイエット中の間食に向いているといえます。
ただし炭水化物はいり大豆の方が多いので、低炭水化物ダイエットをされている方にはアーモンドの方がよいでしょう。
さらに大豆に含まれるサポニンにいう物質は脂肪の蓄積を抑制します。
くわえて大豆に多く含まれているビタミンB群は食べものをエネルギーにかえるサポートをしますので、食べたものを脂肪になりづらくします。
このようにいり大豆は、ダイエット中は特に積極的に摂りたい食品です。
残った節分の豆もアレンジすれば嗜好品費の節約になる
そのままでは地味な節分の豆もひと手間かければ、おやつや、おつまみになります。
また、「余った節分の豆で作った」といえば話題にもなり、楽しい食卓作りに一役買うことでしょう。
ここで紹介したのはどれも3ステップでできる簡単なレシピです。
ぜひ、試してみてください。(執筆者:小原 水月)