バレンタインデーは聖ヴァレンティヌスに由来する日で、恋人たちの愛の誓いの日として世界中でお祝いされています。
最近の日本では恋人だけでなく、友達や家族にプレゼントを贈ることも多いようです。
けれど手作りしたけど材料が余ったり、大量にもらって食べきれない、なんてことはありませんか。
板チョコは1枚100円くらい、製菓用のチョコレートなら200gで500~600円くらいで、バレンタインのプレゼントの予算は本命以外で1,000~1,500円とする人が多いようです。
せっかく用意したもの、いただいたものをムダにしてしまうのは心苦しいですし、なによりもったいないです。
ここではあなたの心苦しい、もったいないを解消するために
・ チョコレートをおいしいまま保存する方法
・ チョコレートの節約簡単レシピ
を栄養士・管理栄養士歴18年の筆者が紹介します。
目次
チョコレートをおいしいまま保存する方法
おいしさを損なわないようにチョコレートを保存するときに気を付けたいポイントは4つです。
・ 急激な温度変化
・ 湿気
・ 日光
・ 周りのにおい
チョコレートの保存に最適な温度は15度前後といわれていて、以上の条件を満たすとなると、家庭では冷蔵庫の野菜室の奥の方がいいでしょう。
個別に包装されているものはよいのですが、使いかけの製菓用チョコレートや紙箱に入ったボンボンショコラを保存するときは注意が必要です。
のがおすすめです。
ブルーム現状
何らかの影響を受けて、チョコレートの表面に白い粉が浮くこと(ブルーム)があります。
これはチョコレートの脂肪分や糖分が分離して再結晶したものです。
食べても害にはなりませんが、舌触りや口溶けが悪く、食味は大幅に損なわれます。
こうなってしまったらそのまま食べるよりも、溶かすなど調理したほうがおいしく食べられます。
気を付けて保存しても劣化は進みますので、なるべく早く食べるのがおすすめです。
チョコレートの簡単節約レシピ
今回は板チョコで作っていますが、ボンボンショコラなどガナッシュが入ったものや、ナッツが混ざったチョコだと、フレイバーや触感のアクセントができて、さらにおいしくなると思います。
1. 焼きチョコ

1. チョコレートをアルミホイルに並べる
2. オーブントースターまたは魚焼きグリルでほんのりコゲるくらい焼く
3. 皿に盛る
アツアツの時はほろほろ、冷ますとサクサクになります。
ちょっと見栄えはしませんが、いつもとは違ったチョコレートの新たなおいしさに出会えます。
2. ホットチョコレート

1. 耐熱のカップに細かくしたチョコレートを入れる
2. 牛乳をくわえ電子レンジで温める
3. よくかき混ぜる
2人分以上まとめて作るときは、片手鍋などを使って火にかけた方が作りやすいと思います。
チョコレートの甘味でだけでもおいしいですが、好みで砂糖やはちみつをたしてください。
3. チョコレートトースト

1. 食パンにバターを塗る
2. 食パンの上に細かくしたチョコレートを並べる
3. オーブントースターでチョコレートにほんのりコゲるくらい焼く
バターの香り焼けたチョコレートの香ばしさが食欲を誘います。
簡単だけど裏切らないおいしさ
こんなに簡単なのに、期待を裏切らないおいしさです。
余ったバレンタインのチョコレートも、味が落ちたチョコレートも3ステップで簡単に復活します。
せっかく用意したり、いただいたチョコレートです。
ムダにしないためにもぜひ試してみてください。(執筆者:小原 水月)