3月に入った今も、新型コロナウイルスの感染が拡大しています。
この新型コロナウイルスの影響で、マスク不足だけでなく、さまざまなものの買い占めも深刻です。
しかし、新型コロナウイルスの感染がおさまる気配がないからといって、何でも感でも買っておく必要はありません。
ムダな買い物は、余計な出費を増やしてしまうことにもつながります。
実際に、新型コロナウイルスの感染が始まってから、出費が増えたと感じる人も少なくないはずです。
そこで今回は、新型コロナウイルスが流行している今だからこそ考えたい、「買うべきものと買わなくて良いもの」についてご紹介いたします。

目次
コロナ対策に効果がある「買っておいた方が良いもの」
この時期に買っておいた方がいいものを3つ紹介します。
1. マスク
全国的に品薄・品切れ状態が続いているマスクは、購入できていない人も多いでしょう。
マスクは、せきやくしゃみなどの飛沫感染の予防効果がありますので、もし見かけたら買っておきましょう。
2. アルコール消毒
アルコールジェルや消毒液なども、マスク同様に店頭に並ばない状況が続いています。
アルコール消毒は、手をはじめ皮膚に付着したウイルス対策として効果的です。
消毒用として使うのは手に使うタイプの商品が多いですが、キッチン用のアルコールでも代用できます。
ただし、アルコールなら何でもよいというわけではありません。
燃料として使用される「メタノール」は、皮膚の消毒に適さないどころか、肌を荒らしてしまう場合もあるので絶対に避けましょう。
3. うがい薬、ハンドソープ
新型コロナウイルスの対策は、インフルエンザ同様、「手洗い・うがい」が有効と言われています。
そのため、うがい薬やハンドソープは予防アイテムとして必須です。
ハンドソープやうがい薬はまだ購入できるお店もありますし、1個買えばしばらく持つので、ストック分を1つ買っておいても良いでしょう。
今すぐ買う必要のないもの

そして今、誤情報も飛び交い、売れているけれど買いだめする意味のないものを4つ紹介します。
1. トイレットペーパー、ティッシュ
全国的に品薄状態が続いているトイレットペーパーですが、そのほとんどが国内製造品のため、今のところ供給が途絶えることはないと言われています。
そのためムダなまとめ買いやストックは不必要です。
うその情報に惑わされ、いつもは購入しない割高なトイレットペーパーを買いだめしては家計の余計な支出を増やしてしまいます。
まずは落ち着いて、必要な分だけ購入するようにしましょう。
2. 生理用ナプキン・おむつ
トイレットペーパーと同じく、「原材料がマスクにも使われている」というウソの情報から、全国的に品薄状態が続いています。
ドラッグストアへ行ったら、生理用品売り場もガラガラになっていて驚きました。
生理用ナプキンとおむつも、トイレットペーパーと同じく、今のところ問題なく供給できると報道されています。
割高なものを購入しては節約になりませんので、必要なものだけを購入し、まとめ買いは避けましょう。
3. 赤ちゃん用のおしりふき
アルコール除菌ウェットシートの売り切れに続いて、赤ちゃん用のおしりふきの品切れも目立ちます。
ですが、赤ちゃん用のおしりふきは、基本的にアルコール不使用のものが多いため、新型コロナウイルスの予防としては効果がありません。
アルコール除菌ウェットシート代わりにはなりませんので、買う必要はないと言えます。
4.インスタントやレトルト食品
新型コロナウイルスの流行に伴って、多くの学校が休校しています。
その影響からか、巣ごもり対策としてインスタント食品やレトルト食品の買い占めが発生していますが、必要な分だけ購入する程度にとどめておいた方が無難です。
インスタントやレトルトの食品は便利ですが、値段は割高です。
健康面でとりすぎは良くありません。
品薄状態だと、どうしても「今買っておかないと」とムダに購入してしまいがちです。
しかし、給食の停止などにより、野菜をはじめとする食料品が安く購入できる傾向がありますので、こんなときこそ自炊で乗り切りましょう。
冷静に判断しましょう
新型コロナウイルスの影響で、誤った情報が広まり、買い占めが発生していますが、こんなときこそ「本当に必要な物は何なのか」を冷静に判断することが大切です。
ムダな買い占めは家計の負担増にもなりかねませんので、買うべきものと買わなくて良いものをしっかり見極めましょう。(執筆者:三木 千奈)