買い物を週1回と決めていますが、この方法では1週間もたず腐ってしまう食材があり、長持ちさせる方法を試行錯誤しました。
今回は私が実践する食材を長持ちさせ、食材ロスを防ぐ方法についてお話します。

目次
基本的には「冷凍保存」
基本的に長持ちさせたい食材は「冷凍保存」しています。
コストコで買った大量の肉やパンは2日分(消費期限)を残し、食べきれないと判断した分は全て冷凍しています。
「冷凍野菜」の栄養価
数週間分の献立を作成する前に1番ロスが多かったのが葉野菜や茎類の野菜でした。
なるべくロスを減らすために活用するようになったのが「冷凍野菜」です。
以前は「冷凍野菜」というと栄養価がとても低いものだと思って、調べてみると「あまり気にすることはない」ということがわかりました。

ほうれん草など水溶性ビタミンのビタミンCやB群が多く含まれる野菜は冷凍保存には向いていないといわれるのは、加工前の下茹で(ブランチング)で栄養価が流れ出てしまう可能性があるからです。
しかし葉野菜などは茹でて使うことが多いので、そこまで気にする必要もありません。
その他の栄養素であるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルは冷凍してもほとんど影響を受けることはないと言われています。
「ロスするくらいなら冷凍食品を活用する」という概念が私の中で生まれました。
冷凍保存の3Step
Step2. 必要に応じて下処理(塩もみや下茹でなど)を行う
Step3. 保存パックに入れ冷凍庫へ入れる
肉やパンはStep1、2を飛ばすため簡単に冷凍保存ができます。
必要に応じてミンチ肉やマッシュポテトなどは必要に応じてお箸で割をいれておくと使うときに便利です。
一般的に冷凍には向いていないと言われる水分の多い大根やもやしも実は冷凍できます。
解凍時に冷凍前のシャキッとした触感はなくなるため、くたっとしていても問題ない煮物やみそ汁の具などに使っています。

冷凍保存せず常温保存する野菜
次の野菜は冷気が苦手なため基本的に常温保存しています。
常温保存が適した野菜
・ 玉ねぎなどの根野菜
・ カボチャ(カットしていないもの)
上記の野菜は常温で1週間以上はもちます。
量が多くて数週間単位で長持ちさせたい場合や、真夏時は玉ねぎ以外は下茹でや調理を行い加工した状態で保存するようにしています。
そのまま冷凍するとイモ類は変色し、かぼちゃは解凍して料理に使ったところ味がとても落ちて変な匂いがしたため加工した状態で冷凍するようになりました。
常温保存が適した野菜の冷凍方法
・ イモ類 → マッシュポテトにする、一口大に切り茹でて保存する
・ 根野菜 → スライスしてそのまま保存する
・ カボチャ → 煮物にするか下茹でをして保存する
冷凍保存せず常温保存する果物
我が家では朝ごはんに使う頻度が多い次の果物も常温保存しています。
常温保存が適した果物
・バナナ
りんごの季節になると婚家からりんごをケースでいただくのでどうしても食べきれない場合は冷凍保存します。
・バナナ → 色止めに少しレモン汁をかけて輪切りにしてジップロックで保存
冷凍した果物を食べる場合は自然解凍します。
1分程冷凍庫から出しておくだけで表面が柔らかくなりヒンヤリした状態でアイスのように食べられるため、夏はアイス代わりに果物を冷凍することもあります。
レタスを1週間持たせる方法
野菜を1週間持たせたいと思ったときに1番悩んだのは「レタス」でした。
サラダで使うならシャキシャキ感は必須ですが、冷凍するとくたびれてしまいサラダに使うには適しません。
芯に爪楊枝を刺す方法やキッチンペーパーで包む方法などいろいろ試した結果、
が1番長持ちしました。

1. レタスの芯の部分を少し切る
2. 切った芯に小麦粉につける
3. 冷気を直接受けないよう全体をキッチンペーパーで覆う
4. ビニール袋に入れて保存
小麦粉を付けた場合と、付けない場合とでレタスの状態を比較してみました。

レタスの状態を比較してみると小麦粉で芯を保護していないレタスは水分が抜けてしまい、サラダでは食べられたものではありませんでした。
しかし、小麦粉で芯を保護したレタスはシャキシャキでした。
この方法でどのくらい持つのか観察してみたところ3週間程レタスがシャキシャキのまま使うことができました。
ただ、サラダは生野菜を食すことになるため我が家では最長でも1週間程度で消費するようにしています。
食材ロスを防いで出費も防ぐ
食材も保存方法を変えることで長くもつようになり、冷凍野菜も活用することで食材ロスがなくなりました。
食材ロスがなくなると買う食材を減らせ節約にもなります。
食材の保存方法を見直せば、家計も見直せますのでお試しください。(執筆者:神春 廣)