毎日使う洗剤には食器洗い洗剤から、洗濯洗剤、手洗い洗剤などさまざまな種類があります。
あなたは「詰め替え用製品」を利用していますか。
本体製品に注ぎ足すタイプで、パッケージも簡易的なのだから、もちろん節約に役立っていると信じている人が大半でしょう。
この記事では、「大容量タイプは本当に節約に役立つのか」そのコスパについて徹底解説していきます。
目次
小まめな買い物が出費の原因に
そんな理由でドラッグストアに行ったはずなのに、買う予定のなかったものをプラスで購入して帰ってきてしまった、という経験、ほとんどの人が一度は体験した事があるのではないでしょうか。
日用品から化粧品までさまざまな商品が置かれたドラッグストアは、そんな誘惑の巣窟です。
小まめになくなった物を買いにドラッグストアに足を運んでしまうとついつい無駄遣いをしてしまうという人は、来店回数を減らした方が良いです。
そのためにはどうすれば良いのか。
答えは簡単です。「日用品を切れにくくすれば良い」というだけの事なのです。
どれ位安くなってるのか 大容量洗剤の価格を比較
大容量洗剤は「お買い得に見える」打ち出し方をしている場合が多く、定価を知らないから「どれ位安くなっているのかは分からない」という人が多いのも事実です。（そもそも簡易的なパッケージから本体価格よりも高くなっているだなんて誰も考えないのです。）
ドラッグストアやホームセンターにデカデカと書かれたポップを見てみると漠然と「多い方が安い」と思ってしまいがちです。
そんな大容量製品の定価を調べてみたものの、公式サイトにも記載がなかったためなかったため、今回はamazonでリサーチした結果の差額をご紹介していきます。
販売店によって価格は変動するので「これ位の差額になってるのか」位の認識で参考にしてみてください。
【比較1】洗濯洗剤（ジェルボールタイプ）
ジェルボールタイプの洗濯洗剤は手が汚れずに1回分をきっちり使えます。
見た目も鮮やかでかわいらしく、ケース付きの通常サイズを敢えて購入せずに、詰め替え用を購入してかわいいケースに保管している人も少なくありません。
ジェルボールは1個当たりの価格を割り出して計算してみました。
ジェルボールタイプと言えば「アリエール」と「ボールド」です。
どちらもP&Gの製品でamazonでの価格は同じでした。
大容量サイズは
2.5倍（44個入り）
3倍（52個入り）
と幅広く展開していて、1番大容量のサイズが通常の約5.2倍でした。
通常サイズが18個入りなのに対して、大容量タイプでは94個です。
1日1個使っても3か月は持ちます。
さて、問題の差額ですがamazonの場合ジェルボール1個当たり約24円に対し、大容量サイズだと1個当たり約21円でした。
大容量サイズの方が総額約320円お得になります。
【比較2】洗濯洗剤（液体タイプ）
調整ができる事かた根強い人気がある液体洗剤は、通常サイズを購入してから専用メモリカップ（蓋部分）を使って計量している人がほとんどです。
液体洗剤は人気の製品の10g当たりの単価を割り出して計算してみましょう。
詰め替え用の方が高くなってる物もある
液体洗剤においては、ボールドとアタックZEROで本体のグラム単価よりも、詰め替え用のグラム単価が高くなっている部分があります。
これは驚きの結果ですね。
よくよく調べてみた所、詰め替え用を展開する洗剤のグラム単価を換算した場合、本体付きの通常サイズの方が安いケースが多々ありました。
詰め替え用は同製品の本体に移し替えることを前提としているため本体を購入してもらってから、次に買う際には詰め替え用を購入してもらうという販売戦略があるようです。
そのため、購入して貰いやすいように本体価格を安く設定しているメーカーが多く、特に詰め替え用の中でも本体とほぼ同量の詰め替え製品についてはグラム単価に換算した場合に割高になってるケースが多いのです。
販売店の仕入れ価格などによっても変動してきますが、容量の少ない詰め替え用に関しては、本体を買うよりも高くなっている場合があるという事実は頭に置いておいた方が良いでしょう。
「業務用」商品は絶対に買うべき
さまざまな種類がある大容量詰め替え製品ですが、その中でも「これを見つけたら絶対買うべき」という超お買い得な製品があります。
それが「業務用」と記載された超特大詰め替え製品です。
ザっと調べた所、アリエール、トップクリアリキッド、アタック消臭クリアリキッド、NANOX、HYGIAなどの種類が業務用で展開されているのを発見しました。
アリエールで言うと、業務用は3kg入りで10g当たり約3円とコスパ最強です。
その他の製品に関しても、お買い得商品と言って間違いありません。
大容量の詰め替え用を置いておく事ができるのなら業務用を選ぶともっとも節約になります。
スーパーやドラッグストアではあまり見かけませんが、ネットや大型ホームセンターに並んでいることが多いので探してみてください。
大容量サイズの単価を調べてみよう
大容量サイズを買う目的はさまざまです。
お買い得だから選ぶ人が居れば、何度も買いに来るのが嫌だから選ぶという人もいます。
しかし、どうせならお得な物を選びたいし、通常価格との差額が気になるという人も多いはずです。
今まで通常サイズしか使ってこなかった方は、大容量サイズを使ってお店に足を運ぶ頻度を下げることで節約につながることがありますし、普段から大容量サイズを選ぶ人は、よりお得なものを探してみるのが良いでしょう。
自分に合った買い物の頻度で、コスパの良いものを選んで日常品節約に励んでください。（執筆者：南 理子）
