新型コロナウイルスの感染がどんどん拡大しているなか、外出自粛は避けられない状況です。
4月の新学期からは学校再開の方針でしたが、このままだと休校や休園が長引く可能性も出てきました。
そこで悩むのが、「室内で子どもとどう過ごすか」ということではないでしょうか。
筆者も、2人の幼児がいるため、室内でお金をかけずにどう楽しく過ごそうか日々試行錯誤しています。
外出ができないストレスを抱えているなか、せめて少しでも楽しめるような環境を用意してあげたいもの。
そこで今回は、筆者も実践中の「お金をかけずに楽しめる、子どもとの過ごし方」についてご紹介いたします。

目次
1. 無料の教材やぬりえを利用する
室内遊びと言えば、「ぬりえ」が代表的です。
しかし、新型コロナウイルスがまん延しているなか、ぬりえを購入しに行くのも気がひけます。
そこでおすすめなのが、インターネット上で手に入る「無料ぬりえ」です。
ダウンロードして自宅で印刷をすれば、実質0円で何度でも楽しめるので、とても経済的です。
もちろん、外出も不要なので、室内で楽しめます。
ぬりえを無料でダウンロードできるサイトは複数あり、なかには子どもだけでなく大人も楽しめる高レベルのぬりえもあるので、大人のストレス解消にも最適です。

楽しみながら知育や学習ができるぬりえも多数
無料公開しているぬりえには、数字・言葉を用いたものやクイズ、ことわざ付きのものもあります。
ただ色をぬって楽しむだけでなく、知育や学習ができるので、月齢に合わせて楽しみながら学習できるメリットもあります。
ネット上でダウンロードできる無料ぬりえは数百種類以上あるので、ぜひ活用してみてください。

2. お小遣い制のお手伝いを経験させる
自宅で過ごす時間が増えると、どうしても家事の負担が増えてしまうものです。
休校により給食がなくなったこと、新型コロナウイルスの影響で外食の自粛の状態が続いていることから、朝・昼・晩の食事作りに励んでいる方も少なくないかと思います。
また、自宅のみでの生活は、ほこりはもちろん、トイレ、キッチンなどの汚れも溜まりやすくなるため、掃除もよりこまめにしなければなりません。
筆者も、子ども2人と1日家で過ごすようになってから、家が汚れやすいことを実感しています。
朝に掃除機をかけても昼にはほこりがたまっているのを見ると、どっと疲れが押し寄せてくることも。
そんな家事の負担は、ぜひ子どもたちにサポートしてもらって軽減するのが得策です。
我が家では、休園を機に、お小遣い制のお手伝いを取り入れて、家事の負担を減らしながら「お金の大切さ」も学ばせています。
家事の負担を減らし、お小遣いを渡す
お小遣い制のお手伝いをさせることは、親にとっても子どもにとってもメリットのある過ごし方です。
子どもにサポートしてもらうことで家事がラクになり、子どもはお小遣いがもらえます。
また、お小遣いを通して、「お金をもらうことの大変さ」も学べるので、金銭感覚を養うのにも最適です。

お手伝いの内容は月齢に合わせて
お手伝いの内容や報酬は、子どもの月齢に合わせることも重要なポイントです。
筆者の娘(5歳)には、部屋中のコロコロがけ、雑巾がけ、玄関掃除など、簡単にできるものをお願いしています。
小学生になればできることが増えると思うので、食器洗いやトイレ掃除、調理サポートなど、子ども月齢や発育レベルに合わせて用意してあげましょう。
お手伝いが「報酬ありき」にならないための工夫
お手伝いの報酬は「高すぎないこと」も重要です。
我が家では「一律10円」です。
お手伝いがお金ありきにならないよう、1日過ごしたときの生活態度や様子を見て、総合的に判断して渡しています。
基本的にお手伝いは「自分のことをキッチリやってから」というルールを設けているので、やることをしっかりやっていないと報酬には反映されないシステムです。
もちろん、積極的に頑張ってお手伝いに励んでくれたら、「臨時ボーナス」も渡しています。
あえて厳しく評価することで、お金を稼ぐことの大変さを子ども自身実感しています。
3. 動画視聴サービス(サブスク)を利用する

勉強やお手伝いだけでは、子どもも行き詰ってしまいます。
ストレス解消や気分転換のために、テレビやスマートフォンを活用するのもおすすめです。
しかし、レンタルビデオショップに足を運ぶのも気が引けますし、何より今は在庫が品薄な店舗も少なくありません。
そこでおすすめなのが、動画視聴サービス(サブスク)の利用です。
動画視聴サービスはさまざまな会社がありますが、子ども向けのアニメや動画を配信しているところもたくさんあります。
サブスクなら月額料金を支払えば見放題なので、課金のリスクも低く、限られた予算のなかで楽しむことが可能です。
初月なら0円で楽しめるところもたくさんある
月額料金は会社によってさまざまですが、安いところなら1,000円程度で利用できます。
さらに、初月限定で月額料無料の特典を用意しているサービスもあるので、何かと出費が多い今は大助かりです。
さらに、期限内に解約をすれば0円で利用できる動画配信サービスもあります。
動画配信サービスは複数あるので、実際に利用してみてから、翌月も継続して利用するか検討するのもおすすめです。
4. おじいちゃんおばあちゃんとテレビ電話を楽しむ

今回の新型コロナウイルスの影響で、春休みの予定していた帰省を中止したご家庭も少なくないかと思います。
筆者も、実家・義実家ともに遠方のため、帰省ができない歯がゆさを実感しているところです。
しかし、帰省できなくても、「テレビ電話」を利用すれば、おじいちゃんおばあちゃんとの会話を楽しめます。
LINEなら、通話料無料でいつでも会話ができるので便利
電話だと通話料がかかりますが、LINE電話を利用すれば通話料無料で楽しむことが可能です。
ときどき電波が悪くて途切れてしまうこともありますが、大きな問題はなくテレビ電話している方が多いので、そこまで使いづらさは感じません。
テレビ電話なら、相手の顔を見ながらお話しができるので、子どもたちも良い息抜きになっているようです。
実家が遠方な方はもちろん、コロナの影響で外に出歩けない今だからこそ、自宅にいながら友人や知人と会話するツールとして役立てるのもおすすめです。
お金をかけずに自宅で楽しもう
新型コロナウイルスに影響で、ライフスタイルががらりと変わった人は少なくないかと思います。
とくに、子どもがいるご家庭では、休校や休園により、室内での過ごし方が大きな課題となります。
出費も増えてストレスも溜まる毎日ですが、お金をかけずに自宅で楽しめる工夫をしながら、子どもとの時間を大切に過ごしていきましょう。(執筆者:三木 千奈)