まもなく4月です。
春野菜が店頭に並ぶのをよく見かけるようになりました。
春野菜の代表と言えば、「キャベツ」です。
春キャベツは甘みが強くて栄養満点なことに加えて、価格が安くボリュームもあるので、食費の節約に適しています。
さらに、今は新型コロナウイルスと暖冬の影響もあり、葉物野菜の価格が低下しているので、支出を抑えるにはおすすめの食材です。
今回は、春キャベツと材料1つでできるおすすめ節約レシピについて紹介します。
目次
キャベツは「千切り」にすると、たくさん食べられる
大玉のキャベツはかなりのボリュームがあります。
そのため、1個買ってもなかなか消費できずに結局余らせたり腐らせたりしてしまったという経験のある人は少なくないでしょう。
食費を節約は、「食材を余さず使うこと」が大前提です。
せっかく安く購入できた大玉キャベツをムダなく消費するには、「千切り」にして調理するのがおすすめです。
千切りにすることで、1度にたくさんのキャベツを消費しやすくなります。
また、火の通りもはやいので、ガス代や光熱費の節約にもなります。
調理時間の短縮にもなり、一石二鳥どころか三鳥です。
簡単!キャベツを千切りにするコツ
細く切っているつもりでも、太くなってしまったり、細切れになってしまったり、キャベツを千切りにするのが苦手な方もいると思います。
ところが、コツと手順さえ守れば、誰でも簡単にシャキシャキの千切りキャベツにすることが可能なのです。
まず、キャベツの葉を外側から1枚ずつ剥がしていきます。
キャベツの芯は、とっておくのがポイントです。
芯は葉とは別に千切りにしておきましょう。
キャベツの葉を重ねたら、繊維を断ち切るように千切りしていきます。
葉が大きければ、切りやすい大きさに切ったり、丸めたりするとやりやすくなります。
千切りし終わったキャベツは、冷水にさらすとシャキシャキ感がUPします。
ただし、冷水につけすぎてしまうとキャベツの栄養が流れ出てしまうので、5分程度にとどめておきましょう。
おすすめ節約レシピ3選
千切りキャベツと材料1つで作れる、おすすめ節約レシピを3つ紹介します。
1. 千切りキャベツの卵サラダ
千切りキャベツとゆで卵があれば、簡単でおいしいデリ風サラダが完成します。
材料が乏しいときや、時間がないときの副菜としてもおすすめです。
【材料】2~3人分
キャベツ:葉5~6枚
卵:3個
マヨネーズ:大さじ2.5杯
ケチャップ:大さじ1杯
めんつゆ:少々
【作り方】
1. キャベツはあらかじめ千切りにしておきます。
2. 卵をゆでて、殻をむいておきます。
3. ボウルにつぶしたゆで卵と、水気をよく切った千切りキャベツ、調味料をすべて入れて混ぜます。
4. お好みでパセリや黒こしょうを振ったら完成です。
2. 千切りキャベツのツナ煮
千切りキャベツとツナ缶だけでできる、即席煮物です。
火にかけたら放っておくだけでできるので、手間いらずです。
ツナ缶を汁ごと使うので、うまみもたっぷりです。
キャベツの大量消費にもなります。
【材料】2~3人分
キャベツ:
1/2玉(大玉なら1/4程度)
ツナ缶:1缶
めんつゆ:大さじ2.5杯
砂糖:大さじ1杯
【作り方】
1. キャベツはあらかじめ千切りにしておきます。
ツナ缶は封を切っておきます。
2. 鍋に千切りキャベツとツナ缶、調味料をすべて入れ、ふたをして15分程度煮れば完成です。
3. 千切りキャベツとむね肉のお好み焼き
副菜やわき役として使われることの多いキャベツですが、メインのおかずとしてもおすすめです。
値段の安い鶏むね肉とあわせることで、低予算でボリューム満点のおかずが用意できます。
【材料】2~3人分
キャベツ:1/2玉程度
鶏むね肉:300g
小麦粉:50g
水:25CC
片栗粉:適量
塩コショウ:適量
マヨネーズ:適量
お好みソース:適量
かつおぶし、青のり(あれば):
適量
【作り方】
1. キャベツはあらかじめ千切りに、鶏むね肉も細切りにしておきましょう。
2. キャベツと鶏むね肉を合わせて、片栗粉をまぶしておきます。
3. ボウルに小麦粉と水を入れてよく混ぜます。
4. 小麦粉を溶いたボウルに、片栗粉にまぶしたキャベツと鶏むね肉を入れてよく混ぜます。
5. 塩コショウで味をととのえます。
6. 油(分量外)をひいたフライパンに、5を流し入れ、中火でよく焼きます。
7. 途中で1度ひっくり返し、ふたをして中までしっかり火を通します。
8. お好みでソースやマヨネーズ、かつおぶし、青のりをかけたら完成です。
幅広く使えます
いまが安いキャベツは、食費を節約するうえで役立つ食材です。
また、キャベツには免疫力UPや胃腸を整える作用があるので、いまのような時期には心強い食材でもありますね。
副菜やメインなど幅広いメニューに使えるので、ぜひ参考にしてみてください。(執筆者:三木 千奈)