白髪が増えて気になりだしたヘアケア、どのようにされていますか?
男性の髪に白髪が混じっても「ロマンスグレー」という和製英語で表され、なぜかダンディですてきに見えます。
しかし、女性の髪に白髪が混じるとグッと老け込んで、場合によってはズボラに見えてしまうことも。
白髪を染めるためのカラーリング代や時間がもったいない、でも白髪を気にする毎日をどうにかしたいという方は、今はやりのグレイッシュヘアに挑戦して、お金も時間も節約してみましょう。
目次
白髪染めの頻度
白髪の出方は個人差が大きく、10代から白髪がある人もいれば、40代になってもまだ黒々としている人もいます。
白髪の範囲も全体にある人もいますが、部分的に集中している人もいます。
そういった白髪を染めた時、どのタイプも気になるのは伸びてきた部分の白髪です。
よく、明るい色に染めた時に頭頂部の伸びた部分だけ黒くなって「プリン」状態になりますが、ちょうどそのプリンのカラメルソースがホワイトになったような感じです。
分け目やこめかみは本当に目立つので、1か月から2か月の間には染めたくなるでしょう。

白髪ケアに年間5~6万円
筆者の場合、2か月たつ前にいわゆる「リタッチカラー」と呼ばれる、伸びた根元部分だけを染めるカラーリングを繰り返していました。
そうすれば髪の傷む部分も少ないし、全体を染めるより価格を抑えられます。
この時のカットとリタッチカラーは平均で5,000円ほどでした。
しかしその美容院に行くまでの間をもたせるために、カラートリートメントも併用していたので、月にさらに1,000円以上かけてている計算です。
家で市販のカラー剤で染める手もありますが、見えないところはうまくできず美容院のカラー剤より髪や頭皮が傷むようで、敏感肌の筆者はかゆくなったりかぶれたりしました。
結局、2か月に1度美容院で染めたと考えても、1年で私の場合5000円×6で3万円です。
美容院に行く間に併用していたカラートリートメントも、1本1000円から3000円あたりの価格のものを何社か試してみましたが、完全な白髪にはかなり厚めにたっぷりのせないと染まらないため1か月もたず、ざっと計算して年間1万5,000円ほどかかっていました。
途中で何かイベントごとがあれば、2か月たっていなくても改めて美容院に行くこともあったため、1年で白髪のケアにかかる金額は5万~6万円ほどしました。
これも、リタッチカラーで済ませればの話であり、もし全体的に染め直したりするとさらに金額が上がります。
そして何より、伸びてきた白髪を気にする毎日が憂鬱(ゆううつ)なのです。
美容院(定期):5,000円×6回=3万円
セルフ:1万5,000円
美容院(不定期):5,000円×1~3回
合計:5万~6万円
グレイッシュヘアの魅力

そんな筆者が数年前に目にしたグレイッシュヘア特集は、白髪を活かしたおしゃれをありのままに楽しむ女性がすてきでまぶしく見えるものでした。
突然白髪染めをやめるのは勇気がいることですが、白髪を気にする憂鬱な日々から解放されるのが魅力的でした。
ただ筆者の場合、まだそこまで「グレイ」になれるほど白髪が多いわけではなく、そのまま伸ばしたらなんだか汚らしい印象になってしまいます。
そういう人におすすめと紹介されていたのが、全体を1色で染めるのではなく、筋状に細く拾いながら染める「ウィービング」という染め方です。
細いメッシュ状に色が入ることになります。
そうすると、伸び始めた時の境目がはっきりとせず、全体になじんで目立ちにくくなるのです。
白髪と地毛の色の間ぐらいの色を筋状に入れてもいいですし、より白髪に近いハイライトカラーを入れてもいい感じに仕上がります。
全部を染めるわけではなく、筋状に拾いながら染めるので地肌の負担も減ります。
グレイッシュヘアで年間2~3万円の節約
その方法で染め出して数年たち、今では白髪を4か月ほど放置しても気にならなくなりました。
カラートリートメントで間をつなぐこともしておらず、年間の美容院回数はたった3回です。
ただ、技術のいる染め方なので、1回あたりの料金は1万円に上がりました。
それでも年間のカラーリング代は3回分ですから3万円で、今までは5万円から6万円でしたから、年間2万円から3万円節約できたことになります。
時々は、ちょっと変わった色も入れて楽しむこともできる節約です。
私はもともとくせ毛なので、そのくせを活かしたカットをしてもらうことでより白髪をなじませてもらっています。
伸び始めても境目がくっきりとは出ず気にならなくなりました。
ストレートの人は、パーマをかけてみてもいいかもしれません。
美容院(定期):1万円×3回=3万円
髪も気持ちもお財布も元気に
プロの美容師さんの話では、髪や地肌の傷みも減るので、髪が元気になってふんわりするのだそうです。
そのうちウィービングすらやめて、自分の髪のままの色を活かしたカットだけでおしゃれを楽しんでいる女性もいるそうですよ。
あなたも、相談できる美容師さんを探して、グレイッシュヘアを楽しんでみてください。
お金も時間も節約、そして髪も気持ちも元気になれますよ。(執筆者:枝本 幸)