最近では形状記憶のシャツの種類も増え、クリーニング代やアイロンがけをする手間を気にせずに購入できる商品も増えています。
けれどもし、アイロンが必要なシャツでも気軽に買うことができたら、選べるデザインやカラー、価格帯の幅も広がり、節約につなげることも可能になるのです。
そこで今回は、小5から約8年間アイロンを含む家事を担ってきた筆者が、アイロンがけが面倒臭くなくなる「超簡単なアイロン時短法」を伝授いたします。
目次
クリーニングよりアイロンを勧めるワケ
クリーニングに出すと、シワのない美しい状態で戻ってきて気持ちがいいものです。
けれど、ワイシャツの場合、通常価格は200～300円前後に設定しているクリーニング店が多く、毎日のようにシャツを着る人にとってはかなりの出費になります。
たとえば、シャツ1枚のクリーニング代が200円だったとして、1週間で5回クリーニングした場合には、
200円 × 5回＝1週間で、1,000円
となるため、ひと月では4,000円です。
年間では、4万8,000円の出費となります。
自宅でアイロンをかけるのであれば、必要なお金はせいぜい電気代と水道代くらいなので、自分でアイロンをかけるほうが節約になることは一目瞭然です。
また、形状記憶のシャツも、たまにアイロンをかけてあげるとシワがピンと伸びて長く使えるので節約につながります。
場合によっては安価なクリーニング店を利用しよう
大阪に本社のあるホワイト急便のように、ワイシャツ98円～の格安エリアを設定している業者や、曜日限定で98円～などサービス価格に設定している業者も少なくありません。
お住まいの近くでリーズナブルなクリーニング店をみつけておき、シミやシワなどが気になるときに利用するのも、ひとつの手段です。
春・夏には2～3枚シャツを替えるのが清潔
春・夏の汗ばむ季節には、シャツを2～3枚交換する人も多いようです。
最近では、体臭やタバコ、柔軟剤や香水などのニオイで相手に不快感を与える「スメハラ＝スメルハラスメント」も問題となっているため、清潔に気を配る人が増えています。
通勤後にシャツを着替える人も多いのだとか。
自宅でアイロンをかけるようにすれば、クリーニング代を気にせず、思う存分着替えることができます。
シャツのボタンを外さない超簡単アイロン法
ボタン付きシャツのボタン周りといえば、
・ ボタンを避けながらアイロンするのが手間
という理由で、嫌われるスポットです。
そんなボタン周りを、簡単にアイロンできる裏技があります。
やりかた
1. シャツのボタンを留めたままの状態で、アイロン台の上に置きます。
※このとき、シャツ全体を両手で軽く伸ばしておくと、シワになりづらくキレイにアイロンをかけることができます。
2. ボタンのうえに、高温にも強いフェイスタオルなどを当て布として置き、当て布の上からスチームアイロンをかける。
※スチームアイロンがない場合は、霧吹きなどで軽くシャツを濡らしてからアイロンをかければOKです。
上記のような方法でアイロンをかけると、ボタンを外すことがなくなり、かなりの時間と手間を省くことができます。
また、ボタンを外したり留めたりする回数が減るため、ボタンを留めてある糸部分が傷みにくく、ボタン穴が広がることも防ぎます。
シャツのアイロンがキレイに仕上がる順番
実は、シャツのアイロンをキレイに仕上げるには、順番があります。
2. 肩部分
3. そで口
4. そで
5. 身ごろ
この順番を守ってアイロンをかけるだけでも、ある程度キレイにアイロンできます。
注意するのは、「えり」と「肩部分」で、シワが寄りやすい部分です。
シワが寄らないよう慎重に、端から中心へとアイロンをかけるようにしてください。
プリーツスカートを自宅アイロンした場合
一般的なスカートをクリーニングに出した場合、1回の平均的な値段は約300円です。
静電気防止加工をプラスした場合は約790円、撥水加工をプラスした場合は約600円が相場となっています。
もし、子供の学校のプリーツスカートを週に2回クリーニングに出した場合は、
・300円 × 2回で、週に600円
1か月では、2,400円かかることになります。
プリーツをキレイに蘇らせる方法
1. スカートのプリーツの裾を洗濯バサミで挟む。
2. 高温に強いハンカチを当て布として置き、スチームアイロンをかける。
※シャツ同様、スチームアイロンがない場合は、霧吹きなどで軽くスカートを濡らしてからアイロンをかければOKです。
スカートの全体的を両手で軽くよく伸ばしておき、シワが少ない状態にしてからアイロンをかけると、シワが少なくキレイなプリーツを蘇らせることができます。
自宅アイロンに切り替えてクリーニング代を節約しよう
今回は、「クリーニングを自宅アイロンに切り替えた場合に節約できる金額」と「アイロンがけが面倒臭くなくなる超簡単なアイロン時短法」を紹介しました。
ぜひ今回紹介した方法を参考に、クリーニングを自宅アイロンへ切り替えて、節約に結びつけていきましょう。（執筆者：山内 琉夢）
