わが家では財布は別々で夫は私の給料を知りませんし、私も夫の給料を知りません。
それでも家計は問題なく、子供2人の養育費含めて今のところトラブルはありません。
今から財布を一緒にしようと提案されても「嫌だ」と即答できる程、私にとって夫婦で財布が別であることはとても快適です。
なぜ夫婦で財布が別でも快適に過ごせるのか、支払いの割合や貯金の仕方について公開します。
目次
夫婦で支払う割合は6対4

夫婦で財布を別々にできる理由は、共働き世帯だからです。
結婚前に「お小遣い制だけは絶対に嫌だ」という夫の願い通り、今も財布は別々です。
月の支払いでお互いに分割するのは以下の項目です。
・ 駐車場代
・ 食費
・ 水道光熱費
・ ネット代
これらの合計金額のおおよそ4割を私、残り6割を夫が支払います。
金額の引落口座は全て夫名義のため、私は毎月夫へお金を渡すだけです。
合計金額といっても毎回計算して支払いするのは面倒なので、私が支払う金額は「月々〇万円」という固定額を決めています。
産休中だろうが育休中だろうが、そこは決まった金額を支払います。
そこから足が出た分は夫が支払ってくれていました。
育休明けからは分割方法に変化
分割の仕方も、第2子の育休明けから変わりました。
理由は、私のお給料が大きく下がったことにあります。
いろいろ夫と相談し、食費を除くほか全ての生活費は夫が持つようになりました。
私は、自分が可能な範囲で夫に渡していた金額の数十パーセントを貯金しています。
育児費用は学資保険金額未満なら私持ち

子供服の新調や進級時の道具の準備などは基本、全て私が購入します。
私の方が、準備するものを熟知しているから早く効率的にそろえられるという理由もありますが、子供達の学資保険は夫が全て支払っているので他は私が対応するという考え方です。
ただ、月々の学資保険の支払金額以上の出費になる場合は夫にも相談します。
男性は少し、”男なら妻より多く払ってやる”という気持ちがあるようで、言えば半額以上または全額出してくれるので助かっています。
もし、夫が子供にかかる費用を出してくれない場合、私には2つの選択肢があります。
2. レシートを全て用意し目の前で計算して半分は出してもらう
しかし、今のところ「2」を選択する必要性に駆られたことはありません。
夫は、私がお金のことを口にする場合は「できる限り払ってほしい」意図だと汲み取って対応してくれ、今のところ費用を出し渋らないので家計がうまくいっていると考えています。
お金についての会話が増える

夫婦で財布が別なので、お金についての会話が増えます。
とくに子供を授かり、夫婦でお金についてよく会話するようになりました。
きっかけは、お互い働いているので「学資保険への加入時に名義をどちらにするか」という話題からで、
・ 老後の生活イメージ
・ 夫婦の貯金
なども話し合いました。
また、そこから派生して万が一お互いに何かあったときのために、
・ 通帳、保険証券の保管場所
なども共有してあります。
今も旅行や子供の進学準備に合わせて多くお金を使う場合は話し合いをするようにしています。
また、それ以外でも区分の決まっていない子供のお菓子代や雑貨代は、お互い「いくらかかったか」確認して支払いが偏らないようにしています。
財布が別でも貯金はしっかり

夫婦で財布は別でも、共通な老後の蓄えはあった方が安心だという理由で「夫婦貯金」をしています。
貯金の管理は私が行うため、貯め漏れはありません。
生活費を10割とした場合の1割を、今も私の給料から貯めるようにしています。
夫婦で財布が別で心配なことは夫の貯金

夫婦で財布が別で1番心配なことは、「夫の貯金」です。
お互い夫婦貯金や生活費、個々の支払い以外は自由なので、貯金するかしないかも自由になっています。
夫に何かあった場合、医療費は保険で足りたとしても生活費がとても厳しくなります。
そのため、夫がいなくても半年~1年は今のままの生活できるように、私個人の貯金を一部確保しています。
ただ、私の貯金があるゆえに夫の貯金欲が湧かないのはかわいそうなので、夫婦貯金以外の貯金があることは秘密です。
ルール厳守と話し合いで「貯金はあって不満はない」

夫婦で財布が別々でも、私が貯金をしっかり行っているので大きな不安はありません。
また、夫に生活費のほとんどを任せるようになり、使った分だけダイレクトに反映される水道光熱費についてはとても気を付けてくれるようになりました。
結婚当初は財布を一緒にするのが当たり前だと思っていましたので、先に不安しかありませんでしたが、今は財布を別にしていて良かったと実感しています。(執筆者:神春 廣)