料理を作ろうと買い物に出かけても、肉や魚が半額になっておらず、価格が高いと感じることはありませんか。
そんなときには、価格の安定している缶詰を使うという方法があります。
業務スーパーの缶詰なら、1缶あたりの料金もリーズナブルなので、食材費の節約にもつながりおすすめです。
そこで今回は、業務スーパーの缶詰をメイン食材に使った簡単レシピを4つ、紹介したいと思います。
目次
やきとり缶で作る手巻き寿司、手巻き（4本分）
子供たちが大好きな「肉系」のお寿司です。
「鶏肉を買ってきて味付けをしてから巻く」というのは面倒ですが、やきとり缶を使えば味がついているので、具材に味つけをする必要もなく手軽に作れます。
今回は巻き寿司にしていますが、す巻きやラップで巻くのが面倒だという人は、手巻きとしても召し上がっていただけます。
材料
焼き鳥缶（タレ味）… 2缶（1缶の固形量55g × 2）
きゅうり … 1本
塩 … 小さじ1/2（きゅうり用）
サンチュ … 葉４枚
焼きのり … ４枚
ごはん … 適量
【手巻き用の卵焼きの材料】
卵 … 2個
A. 塩 … ひとつまみ
A. めんつゆ … 小さじ1/4
A. コーン缶の汁 … 大さじ2
作り方
(1) 卵を容器に割り入れ、Aの材料を全て加え、卵を溶く
(2) フライパンをよく熱し、油をひいたら、(1)をフライパンに流し込み厚焼き卵を作り、縦長に4等分に切り分ける
※ 失敗してもご飯のなかに巻くので大丈夫です
※ スクランブルエッグのように焼いても大丈夫です
(3) きゅうりを縦に4つ切りにし、全体に塩をして、しんなりさせる
※しんなりしたら、きゅうりの水気を絞る
(4) 巻きすを広げて海苔を置きその上に、お茶わん8分目くらいのご飯を置いて（上2～3cm程度あけておく）、サンチュ、(2)、焼き鳥缶の焼き鳥をタレごと上に置いてクルっと巻く。
※ ラップを巻きす代わりにして巻くこともできます
(5) 巻けたら、好みの大きさに切り、お皿に盛り付け完成
※巻き寿司が面倒な場合は手巻きにしてもおいしいです。
ツナ缶で作る春巻（10個分）
パリっとした春巻きをかじると、大葉の香りが広がり、トロリと出てくるチーズとコーンの甘み、そしてツナのしっかりとした濃厚な味です。
材料を巻いて揚げ焼きするだけで、飲食店の味が完成します。
材料
ツナ缶（オイル油漬け）… 2缶（1缶80g × 2）
コーン缶 … 1缶（固形量 81g）
大葉 … 10枚
ピザ用チーズ …1回ひとつまみくらいの量×10回
春巻きの皮 … 10枚
作り方
(1) ツナ缶の油を切り、コーン缶の水を切って混ぜ合わせる
(2) 春巻きを作る時のように、春巻きの皮の上に大葉を置き、(1)と1回ひとつまみくらいの量のチーズを置き、巻く
※ 巻き終わりは水で軽く濡らすとくっつく
※ 春巻きを初めて作る人は、春巻きの袋の裏に作り方が書いてあるものを買うのをおススメします
(3) フライパンに高さ1cmほどの油を入れ、160～170℃になるまで熱し、中火～中火弱で揚げ焼きにする
(4) 春巻きの皮がこんがりキツネ色になったら、油から取り出し、油を切って完成
ツナ缶（オイル油漬け） 4缶で238円＋税です。
コーンのフリッター（4個分）
「あとちょっと何か欲しい」というときに、コーン缶と小麦粉・卵があれば簡単に作れてしまうのが「コーンのフリッター」です。
歯ごたえがシャキシャキしていて、おやつ感覚で食べられます。
材料
コーン缶 … 1缶（個軽量81g）
コーン缶の汁 … 大さじ1
小麦粉 … 大さじ3
卵 … 少量
作り方
(1) コーン缶の水を切り、別容器に移し替える
(2) 小麦粉と卵とコーン缶の汁を混ぜ、(1)と混ぜる
(3) フライパンに高さ1cmほどの油を入れ、160～170℃になるまでよく熱し、(2)をスプーンですくって入れ、中火～中火中火弱で揚げ焼きにしていく（中火～中火弱）
※油が飛び散ることがあるので注意してください
(4) キツネ色になったら、油から取り出し、油を切って、お皿に盛り付け完成
※ そのままでもおいしいですが、乾燥パセリを振りかけたり、ケチャップなどの調味料をつけたりしてもおいしいです
今回使った缶詰は、こちら
サバ缶コロッケ（10個分）
業務スーパーのサバ缶とコーン缶をメイン食材として使った、サバ缶コロッケは、冷めてもおいしくボリュームも満点です。
玉ねぎをみじん切りにする手間もなく、揚げ焼きにするため油も少なくて済みます。
また、パセリを入れることで臭みが消えるので、サバが苦手な人も食べやすい1品となっています。
材料
じゃがいも … 中8個
サバ缶（水煮）… 1缶（内容量190g）
コーン缶 … 1缶（固形量81g）
コーン缶の汁 … 大さじ2
卵 … 1個
小麦粉 … 大さじ3~4
パン粉 … 適量
コショウ … 少々
塩 … 少々
パセリ … 適量
作り方
(1) じゃがいもの皮をむき、柔らかくなるまでゆでておく。
(2) パセリを水で洗い、キッチンペーパーなどで水気をとりみじん切りにする
※ 面倒な場合は、市販の乾燥パセリでも可
(3) じゃがいもが柔らかくたなったら湯を捨て、ゆでていた鍋にじゃがいもを戻し、1番弱い火力に設定したら水気を飛ばしながら麺棒でじゃがいもを潰し、塩・コショウをする
※ じゃがいもを茹でた水は捨てずにスープや味噌汁に利用すると節約になる
(4) じゃがいもを潰したら粗熱がとれるまで冷ましておく
(5) (4)が冷めたら、サバ缶の身だけを取り出して(4)に入れ、麺棒でサバを潰す
(6) (5)に、コーン缶の水気を切ったコーンと(2)を加え全体に混ぜ合わせる
(7) 卵にコーン缶の汁を入れ混ぜておく
(8) (6)を10等分にしてコロッケの形に成形し、小麦粉、(7)、パン粉の順につける
(9) フライパンに高さ1cmほどの油を入れ、160～170℃になったら、中火～中火弱くらいで揚げ焼きにする
(10) 衣がこんがりキツネ色になったら取り出して、油を切り、お皿に盛り付けたら完成
※ お弁当に入れる場合は小さく成形し、ピックなどで刺してもかわいいです。
安価なメイン食材を使っておいしく節約
買い物に行くたびに半額の肉や魚をみつけられればラッキーですが、残念ながら半額商品がみつからず、販売されている肉や魚が高いと感じてしまう日もあります。
そんなときは、安価な業務スーパーの缶詰を使って、今回紹介したようなメニューを作ってみてはいかがでしょうか。（執筆者：山内 良子）
