新型コロナウイルスの感染拡大により、世界中の株価が下落する「コロナショック」が発生しています。
これまでの上昇相場から一転、株価が下がったため、これを期に投資に挑戦しようと思われている方も多いことでしょう。
しかし投資を始めるにも知識がないため、なかなか踏みだせません。
そこで今回は、LINEアプリがあれば誰でも簡単に投資ができる、「LINEスマート投資」について紹介いたします。
目次
LINEスマート投資の3つの特徴
LINEスマート投資には、下記で紹介する大きく分けて3つの特徴があります。
LINEスマート投資には2つのサービスが存在しますが、今回は500円から投資が可能な「LINEワンコイン投資」について紹介していきます。
1. 「500円」から始められる

LINEスマート投資は、LINEのアプリを利用している方であれば、誰でも簡単に始めることができます。
「ワンコイン投資」と「テーマ投資」の2種類のサービスの中でも、ワンコイン投資は500円から投資を始めることが可能です。
投資にはまとまったお金が必要、と思われている方は多いですが、500円から投資ができるとなると、ハードルも下がるといえるでしょう。
2. 積立金額に応じてLINEポイントが還元される
LINEワンコイン投資では、投資をする際に現金ではなく、LINE Payを使用して投資することが可能です。
また投資した金額に応じて、LINEポイントを受け取ることができます。
ポイントの還元率は一律ではなく、前月のLINE Payの利用状況により、マイカラー判定がされ、カラーにより付与されるポイントが異なります。

LINE Payユーザーの方であれば、投資をしながらお得にLINEポイントを貯めることができるでしょう。
3. 投資対象はETFでしっかり分散投資

LINEワンコイン投資の投資先は、世界中の資産にバランスよく投資を行い、しっかりとリスク分散さています。
具体的には、アメリカのETF(上場投資信託)から投資対象を選別し、株式や債券、不動産、金などに分散投資を実施しています。
さらにAIによる自動運用であるため、自分で銘柄を選定する必要などはありません。
定期的に資産配分を見直すリバランスについても自動で行ってくれるため、投資家側の負担が少ないことが特徴です。
LINEワンコイン投資の2つのデメリット
LINEワンコイン投資には、2つのデメリットが存在します。
どのような投資サービスにも必ずデメリットが存在するため、比較検討材料としてしっかり確認していきましょう。
元本保証ではない
LINEワンコイン投資の投資先が、株式や債券、不動産、金などであることから、元本保証ではありません。
特に株式については、価格変動のリスクがあるため、投資した金額を下回る可能性があります。
しかしリスクがあるということは、リスクと同等のリターンを得られることでもあります。
定期預金がリターンが少ない理由は、リスクが低いためで、一定のリターンを得ようと思えばリスクは背負わなければならないでしょう。
年率1%の手数料が発生する

基本的に丸投げで投資が行えるLINEワンコイン投資ではありますが、全自動であるがゆえ、一定の手数料が発生してしまいます。
手数料は、「預かり資産=投資した金額」に対して、年率1%が徴収されます。
投資をお任せできることはありがたいことですが、そのために手数料が発生することは避けることができません。
どれくらい資産を増やせるか

LINEワンコイン投資の公式サイトによると、以下3パターンのような前提条件を踏まえたシミュレーション結果が提示されています。
1. 【ご褒美のために10万円のバックを購入】
・ 1週間2,000円の積立投資した場合 … 90%以上の確率で48~52週目で達成
・ 普通に貯めた場合 … 50週目で達成
2. ハワイ旅行のために30万円
・ 1週間5,000円の積立投資した場合 … 90%以上の確率で57~63週目で達成
・ 普通に貯めた場合 … 60週目で達成
3. 将来の備えのために2,000万円を貯蓄
・ 1週間10,000円の積立投資した場合 … 90%以上の確率で約22~33年で達成
・ 普通に貯めた場合 … 約39年で達成
LINEワンコイン投資の確定申告
LINEワンコイン投資は、提携先のfolioで口座開設を行いますが、納税の方法を「フォリオに任せる」を選択することで、確定申告が不要になります。
しかし、口座開設の際に「自分で行う」を選択すると、確定申告が必要になるので注意しましょう。
投資で利益を得ると、利益に対して所得税・住民税合わせて20.315%の税金が発生します。
LINEワンコイン投資も利益を得ることで、同様に税金が発生するため納税しなければなりません。(執筆者:FP2級 福森 俊希)