子育て世代にとって、子どもたちの成長は何よりの楽しみです。
毎日、予期しない成長を見せてくれます。
しかし成長とともに行動範囲も広くなり、思わぬアクシデントを引き起こすことがあります。
今回はそんなアクシデントにも対応できる、自動車保険の個人賠償責任保険に加入するメリットをご紹介していきます。
目次
個人賠償責任保険とは

個人賠償責任保険とは、日常生活の中で思わぬアクシデントにより第3者にケガをさせてしまった、あるいは第3者の物を壊してしまった場合に補償してくれる保険です。
子どもが進学すると、共済保険の案内の封筒をみかけるようになります。
この保険の中にも、個人賠償責任保険の補償は含まれています。
自動車保険の「特約」で加入するメリット
しかし、自動車保険の特約として加入できる個人賠償責任保険は、保険料が安い上、内容も充実しています。
・ 専任担当者による示談代行サービスつき(場合によっては対象外)
・ 家族全員の事故が対象
自動車保険の個人賠償責任保険であれば、子どもが2~3人いても1台の保険に加入していれば補償対象です。
思わぬアクシデントで生じた高額な損害
日常生活の中で、予測不可能な出来事は毎日起こるといっても過言ではありません。
わが家の息子が小学生のころ、教室の非常扉(全面ガラス)から外をながめていたそうです。
ガラスの向こうに虫が止まったので、追い払おうと窓を何度か叩いたところ、突然非常扉がバラバラに崩れ落ちました。
後日届いた修理代の請求は約4万円でした。
突然の出費に動揺しましたが、個人賠償責任保険に加入していたことを思い出しました。
即、請求の手続きをして修理代を自己負担することはありませんでした。
自動車保険の個人賠償責任保険

先述にもあるように、思わぬアクシデントにも対応できるようにしておくことが親としての努めです。
わたしは数万円で済みましたが、思わぬアクシデントによって、数百万円の補償をしなければいけない場合もあります。
保険料はいくらか
自動車保険の個人賠償保険は、年間1,500~2,500円程度の保険料で加入できます。
この保険料で、アクシデントで生じた損害を補償してくれるなら、かなりお得な保険です。
先述した損害の他にも、下記のような事例に対応してくれます。
・ 水漏れで、階下の部屋のカーペットに被害を与えてしまった
・ 飼い犬が第3者をかんでケガをさせてしまった
このように、子どもたちだけでなく、家族の誰もが起こしかねない損害も安価で補償されます。
対象外の事案
手厚い補償をしてくれる個人賠償責任保険ですが、対象外の事案もあります。
・ 預かり物や借り物を破損した場合
・ 住居以外の不動産に起因して事故や損害が発生した場合
このように、仕事上のアクシデントや故意によるものは補償外となるので注意が必要です。
トラブル回避にもつながる
第3者や物を傷つけてしまうつもりはなくても、なんらかのアクシデントにより引き起こされる事故もあります。
回避することのできない多額の損害賠償やトラブルが生じても、個人賠償責任保険に加入していれば保険会社を通じて解決してもらえるのです。
損害賠償だけでなく、トラブルを回避するためにも、安価で加入できる自動車保険の個人賠償責任保険をおすすめします。(執筆者:河野 みゆき)