スマホのアプリは便利ですが、多くのアプリを入れていると容量が少なくなります。
それに、その都度複数のアプリを起動するのも面倒ですし、動きが遅くなります。
PayPayではそんな煩わしさを解消すべく、「ミニアプリ」を強化しています。
今回は、PayPayのミニアプリを紹介しましょう。
目次
「ミニアプリ」のメリット

PayPayでは、5月1日より新機能「ミニアプリ」の提供を開始しました。
パートナー企業が提供するサービスの予約・注文・支払いが、PayPayだけで完結するサービスです。
iモードケータイの「iアプリ」と似ています。
では、ミニアプリにはどんなメリットがあるのでしょうか。
PayPayアプリだけで完結する

商品を選ぶまでは今使っているアプリを使えるが、支払いでは別のアプリを開かなければならない、ということありませんか。
複数のアプリを同時に開いているとスマホの動作が遅くなりますし、何より面倒です。
ミニアプリを使えば、最後までPayPayアプリ内でシームレスで完結します。
PayPayの登録情報をそのまま使える
アプリの中には、会員登録が必要なものもあります。
同じ内容をアプリごとに入力するのは面倒ですし、パスワード設定なども面倒です。
しかし、PayPayミニアプリならPayPayの登録情報をそのまま使え、あらためて入力する必要がありません。
ミニアプリ限定のお得なキャンペーンもある

d払いでは、ミニアプリからの注文・支払い限定で、吉野家の持ち帰りが+50%ポイント還元されるキャンペーンを実施していました(トラブルにより5/1で終了)。
PayPayのミニアプリでもキャンペーンを実施していますが、それは後ほど説明します。
スマホのデータ容量を節約できる
PayPayミニアプリに搭載予定のパートナー企業では、独自のアプリも展開しています。
それらすべてをダウンロードしようとすると、スマホに以下の容量が必要です。
・ PayPayフリマ:91.2MB
・ DiDi:185.7MB
PayPayのミニアプリを使えば、単純計算で合計325.9MBの容量を節約できる計算です。
PayPayミニアプリ限定のキャンペーン

5月1日~5月31日の期間中、PayPayモール・PayPayフリマではミニアプリ限定のキャンペーンを実施します。
期間中に
PayPayフリマで1,000円以上の商品を購入すると
500円引きとなるクーポンを各1回利用できるのです。
PayPayモールなら3分の1、PayPayフリマでは50%引きとなる強烈なキャンペーンです。
今後登場予定のミニアプリ
執筆時点ではまだ登場していないものの、今後登場予定のミニアプリがあります。
PayPayミニアプリは進化中なのです。
事前注文サービス「PayPayピックアップ」

5月中旬にサービスを開始予定なのが「PayPayピックアップ」です。
PayPayから事前注文をしてお店から通知を受け取ったら、あとは指定時間に来店すると待たずに商品を受け取れます。
持ち帰りに対応したPayPay加盟店のうち、PayPayピックアップの申込をした加盟店が対象です。
「Uber Eats」も登場予定

巣ごもり需要の高まりとともに注目を集めている出前代行サービス「Uber Eats」、このサービスの支払いを5月4日よりPayPayで利用できるようになります。
当初は大阪府・京都府で開始し、5月15日には全サービス提供エリアで利用可能予定です。
さらに、6月以降にはPayPayミニアプリにも登場予定となっております。
PayPayミニアプリの注意点
一見便利に思えるミニアプリですが、以下のような注意点があります。
ヘビーユーザーには公式アプリがおすすめ
あくまでもミニアプリであり、パートナー企業の公式アプリとは異なります。
例えば、「PayPayモール」の公式アプリとミニアプリでは、以下のような違いがあります。

・ 支払い方法がクレカ・PayPay残高のみ
など、ミニアプリは公式アプリほど充実していません。
PayPayフリマでも、ミニアプリでは出品ができず、支払い方法もPayPay残高のみです。
ヘビーユーザー向けではありません。
PayPayアプリ自体が重くなる可能性
PayPayアプリがあれば複数のアプリをダウンロードしなくてもいいので、確かにスマホの容量は軽くなります。
ただし、その分PayPayアプリ自体が重くなる可能性も否定できません。
パートナー企業が増えるほど、その可能性は高いです。
頻繁にアップデートが必要かも
ミニアプリに新たにパートナー企業が参加するごとに、PayPayのアップデートが必要となる可能性があります。
古いバジョンだと、新しいサービスを受けられないからです。
ワンストップで完結する「PayPayミニアプリ」はライトユーザーにおすすめ
PayPayミニアプリは、いちいちアプリをダウンロードしなくても初めからアプリが搭載された状態です。
注文は別のアプリで、会計をPayPayでと複数のアプリを起動しなくても、PayPayだけで完結します。
ただし、現在のところ対応しているミニアプリの数は少なく、公式アプリほど多機能ではありません。
ちょっと気になるけどダウンロードするまでもない、そんなライトユーザーの入口としてはいいのではないでしょうか。(執筆者:角野 達仁)