ネオdeいりょうは、ネオファースト生命の医療保険です。
ネオファースト生命は第一生命グループの一員として、2014年11月にディー・アイ・ワイ生命保険株式会社から社名変更を行いスタートした生命保険会社です。
前身は1999年に日産火災海上保険(当時)の生保子会社「DIY生命」で、ダイレクトマーケティングを主体としたビジネスモデルで事業展開をしていました。
今回は、3月に商品改定があったばかりのネオdeいりょうについて解説したいと思います。
まずはネオdeいりょうの特徴について簡単に説明いたします。
目次
健康な方は保険料が安い

ネオファースト生命の定める以下の基準を満たす方は保険料が通常よりも安くなります。
2. 過去5年以内に以下の病気で入院をしていないこと
悪性新生物、不整脈、狭心症、心筋梗塞など、脳卒中、精神疾患など、ぜんそくなど、肝硬変など、慢性腎不全など、糖尿病など、帝王切開など、ネオファースト生命が指定するいくつかの疾病 ※詳細は割愛させていただいております
3. 過去1年以内にたばこや電子たばこなどを吸っていないこと
4. 体格指数(BMI)が18~26までの方
※BMI … 体重(kg) ÷ 身長(m) × 身長(m)
ポイントは、たばこを吸っている方でも1.2.4を満たせば健康料率になるということです。
医療保険で健康料率を適用できる商品は少ないので、条件を満たす方には最安の保険になる可能性もあります。
入院日数限度の延長特則にも特徴あり
入院日数限度の延長特則は、三大疾病無制限と八大疾病無制限があります。
一般的には七大疾病無制限は見られますが、ネオdeいりょうは八大疾病に対して入院日数無制限にもできます。
八大疾病とは、
・心疾患
・脳血管疾患
・糖尿病
・高血圧性疾患と大動脈瘤など
・肝疾患
・腎疾患
・膵疾患
です。
P免(保険料払込免除)は3種類から選べる

一般的にP免は1種類の保険会社が多いですが、ネオdeいりょうは以下3種類のグレードから選択することが可能です。
・ Ⅱ型 … がん(上皮内含む)診断、急性心筋梗塞か脳卒中で継続20日以上入院または手術
・ Ⅲ型 … がん(上皮内含む)診断、心疾患か脳血管疾患で継続20日以上入院または手術
Ⅲ型が1番手厚く、保険料もアップします
ネオde医療の商品改定
新しく変わったネオdeいりょうは3月1日以降の申込分から適用されます。
改定内容は以下の通りです。
死亡保障特則の新設

医療保険に入院日数の100倍までの終身保険をつけることが可能になりました。
しかも、こちらの終身保険には解約返戻金がない為、一般的な貯蓄性のある終身保険よりもお安く一生涯の死亡保障を確保することができる可能性が高くなります。
90歳の定期保険では、不安のある方にもおすすめです。
貯蓄性の高い終身保険や養老保険は運用・解約するものとして分けて、こちらは一生涯の葬儀費用の補填などとして、解約しない終身保険としてお持ちいただくのもいいかもしれません。
特定疾病保険料払込免除特約の改定
先ほど特徴のところで保険料払込免除は3種類から選択可能とお伝えさせていただきましたが、今回の改定により、新たにⅣ型が新設されました。
内容は以下の通りです。
※心疾患と脳血管疾患の入院日数が20日から1日以上(日帰り含む)に改善されました。
一方で手術は保険適用の手術に限定され、自由診療や先進医療の手術は対象外になることに変更された点に注目です。
参考保険料
最後に参考までに保険料をおすすめ設計でお伝えさせていただきます。
条件は以下の通りです。
・ 入院日額5,000円
・ 1入院120日型
・ 保険料払込免除あり(Ⅳ型)
・ 入院一時金10倍(5万円)
・ 入院日数延長(八大疾病無制限)
・ 入院中手術給付金10倍
・ 死亡保障特則50万(入院日額 × 100倍)
・ 先進医療特約
・ 終身払い

健康なら手厚い保険を安く契約できる
・ 医療保険で健康体の料率を適用できる数少ない商品なので、たばこを吸っていない方やBMIなど健康に自信のある方におすすめ
・ 生活習慣病を手厚くしたい方には八大疾病入院無制限がおすすめ
(他社は七大疾病までしか保障されない商品がある)
・ 医療保険と一緒に一生涯の死亡保障をお安く準備されたい方にもおすすめ
・ 数少ない上皮内新生物での保険料免除も秀悦なので、がん診断特約をプラスして医療プラスがん保険として両方加入するのもおすすめ
・ 保険会社の問合せ窓口格付けモニタリングも13年連続で国内最高評価の三つ星を獲得しておりカスタマーサービスのレベルを気にされる方にもおすすめ
・ デメリットは健康体に当てはまらない方は保険料はやや高めであること
以上、3月から改定されたネオdeいりょうについて解説いたしました。
気になる方は1度保険料を見積もりしてみてはいかがでしょうか。(執筆者:永島 隆)