多くの人は、通勤や通学の途中でコンビニに立ち寄ることが多いことでしょう。
あるいは、家の近所にコンビニしかなくて、どうしても使わざるを得ない方もいるかもしれません。
コンビニは便利ですが、油断していると余計なものを買ってしまいます。
しばしば、「節約するならコンビニは使わないほうがいい」といわれるのはそれが大きな理由です。
今回は、そんなコンビニ利用をあえて肯定しつつ実践可能な節約術を紹介します。

目次
【基本中の基本】できるならコンビニには行かない
コンビニが近所にある人は、どうしても自分のライフスタイルの中に「コンビニに行く」という習慣が組み込まれてしまっています。
とくに用もないのに、フラリと立ち寄ることがありませんか。
そういう癖がついていると、つい余計なものを買ってしまいがちです。
スイーツと飲み物だけ買ったとしても、300円は超えてしまうはずです。
毎日続くと考えれば、月に軽く5,000円は超えてしまう計算になります。
まずは基本中の基本、「必要な時以外はコンビニに行かない」を心がけてください。
1. 予定にないものは買わないようにしよう
生活用品が切れてしまったり、食材を調達するためにコンビニに行くと、ついついほかの商品に手が出てしまい、余計な買い物をしてしまいます。
カレー粉が欲しくてコンビニに立ち寄ったのであれば、カレー粉だけに済ませておくべきです。
お菓子コーナーやスイーツコーナーに立ち寄るのはNGです。
ほぼ間違いなく、誘惑に負けてしまうことでしょう。
「予定にないものは買わない」。
これがコンビニとうまく付き合っていくために必要な心得です。
2. コンビニ飯は絶対にNG

節約したいならコンビニでご飯を買うことはやめましょう。
昼食、夕食を問わず、コンビニ弁当で毎日を過ごしていると、食費は2万円を超えてしまいます。
コンビニ飯に使うお金を削減できたら、大きな節約につながります。
重要な節約ポイントですので、ぜひとも意識してください。
「たまにはいいよね」なんて油断したら、あっという間に節約の道が遠のいてしまうので要注意です。
いったんコンビニ飯の手軽さに甘んじてしまうと、そのままズルズルとコンビニ飯生活に逆戻りです。
節約を始めたばかりの初心者だからこそ、「コンビニ飯は買わない」を絶対に守り通しましょう。
できるだけ昼食は手作り弁当、夕食は自炊を心がけ、この習慣を「当たり前」に思えるようにすることが大切です。
3. 飲料水は「小さな無駄遣い」の原因になる
飲料水をコンビニで買う習慣も大きな出費になっています。
「飲料水くらいの出費なら大きなことはないのでは」と思うかもしれませんが、月計算で考えると、けっこうお財布に痛い出費であることに気がつくはずです。
たとえば、150円の飲料水を30日購入するとしましょう。
すると、消費税込みでおよそ5,000円弱です。
なかなか大きな金額ではありませんか。
しかも、この月5,000円の無駄遣いを1年続けたとなると、約6万円にもなります。
飲料水をコンビニで買う習慣を漫然と1年ほど続けると、旅行に行けるくらいのお金を浪費している計算になります。
小さな出費ほど甘く見てはいけません。
大きな金額で無駄遣いするよりも、実はこうした小さな無駄遣いの蓄積が1番厄介なのです。
なぜなら、意識しなければなかなか気がつかないからです。
コンビニをあえて活用して節約する方法

コンビニを利用して節約につなげる方法やコツを紹介します。
コンビニで安い食材を入手しよう
昨今では、コンビニもスーパーに負けず劣らず、安価な生鮮食材を扱うようになっています。
節約で大切なのは「自炊」ですから、コンビニでそういった食材を手に入れて節約料理を作るようにしましょう。
「近場にコンビニしかない」という人でも、この工夫で食費を浮かせることができるのです。
選ぶのはコンビニ飯ではなく「食材」、これがポイントです。
今後は、いつも足を向けるコーナーを変えていきましょう。
調達した食材で安く料理を作れる
コンビニで弁当を買うより、食パン、納豆、豆腐、野菜などの食材を購入して料理を自炊したほうが、はるかに安くつきます。
しかも食材は、1回の料理で使い切る必要はありませんし、使い切るとしても、多めに作り置きして数日に分けて食べることができます。
もしも料理をあまりしたことがないという人は、これを機に自分で料理を作ってみてはいかがでしょうか。
難しく捉えることはありません。
まずは野菜炒めから始めて、それから自分で味付けをアレンジしたり、いろいろと調理を工夫していけばいいのです。
自炊の楽しさは、そこから始まります。
コンビニは使い方次第
できるだけコンビニを利用しないように心がけるのが節約の1歩ですが、だからといって、コンビニ利用をすると節約は絶対にできないかといわれれば、けっしてそうではありません。
何も考えずに利用すれば浪費につながるし、「節約」を意識して利用すれば無駄遣いを抑えてお金が浮きます。
「節約」を念頭にコンビニを賢く利用してください。(執筆者:編集部)