節約と聞くと、どのようなイメージを思い浮かべますか。
「我慢」、「つらい」、「面白くない」など、マイナスなイメージを持つ方も多いと思います。
しかし、後ろ向きな考え方では節約は成功しません。
節約を成功させるコツは「楽しむ」ことです。
今回は、節約の基本テクニックのほか、効率よく楽しみながらできる節約術を紹介します。

目次
無駄な買い物を抑えて節約するテクニック
節約の基本は、「無駄」をできるだけ省くことです。
お金の無駄、時間の無駄、これらを取り除いて最低限の出費に抑えることが必要です。
では、どうすれば無駄を省けるのか、お金と時間の無駄をなくす方法を紹介します。
買い物の予算を決める
無駄な出費を抑えるためには、まず買い物の予算を立てましょう。
予算を決めたら、その予算内で買い物を済ませてください。
目標は、1週間で5,000円とします。
予算内でキッチリと過ごす方法は、
ことです。
「財布に入った予算だけで済まさなければならない」と意識づけすれば、おのずと節約のコツが身につきます。
買い物に使う時間を決める
人は、お店に滞在する時間が長いほど浪費してしまう傾向にあります。
買い物に出かけて用事を済ませたら、サッサと帰ることを意識しましょう。
買い物する時間は15分、あるいは30分としっかりと決めて時間内に終わらせてください。
予定より早く買い物が終わったら、余った時間の分だけ予定を前倒しするのがよいことでしょう。
食材や日用品を無駄なく買い物するコツ
食材や日用品の出費を最小限に抑えるにはどうすればよいのでしょうか。
具体的な節約買い物テクニックを紹介していきます。
週ごとの献立を決めておく
「食材は何を使おうか?」
「どこに買い物へ行こうか?」
など、その日ごとに献立を考えるとスケジュールを立てることから始めるので、時間も無駄にしてしまいます。
時間を有効に使うためにも「1週間の献立表」を作りましょう。
1度に1週間分考えると、いくつもメリットが生まれます。
・ 早めに下ごしらえできるので、時短になる
・ 栄養バランスを考えた献立にできる
1週間に1度、献立をじっくり考える時間を作るとよいと言えます。
また、テレビや雑誌の料理特集を見ておくと、次週の献立のヒントも手に入ります。
日用品は予備数を管理して買い物リストにまとめる
「予備数を管理」と聞くとなんだか難しそうに聞こえますが、内容はとてもシンプルです。
シャンプーや洗剤、スポンジやティッシュはいくつ予備があれば1週間持つのか、というリストを作っておくだけです。
買い出しの際に1週間分の数を把握したうえで購入すれば、切らすことも無駄買いすることもありません。
今までなんとなく考えていた予備の数を明確にしてみましょう。
節約中でも買い物を楽しくするコツ

節約中は時間もお金も無駄にしないように「なにもかもキッチリと管理」、そのような生活では息が詰まってしまいます。
人は「つらいと思っていること」は続きません。
つらい中にも「楽しさ」を見い出すことが大切です。
ここでは、節約を楽しく続けられる買い物術を紹介します。
無駄遣い予算ももっておく
節約していると、自分の買いたいものは後回しになります。
買い物の予算を決める際に、自分の好きなものを購入できる「無駄遣い予算」を立てましょう。
いわば、お小遣いです。
「今月は節約たくさんできたからきっと大丈夫」といったように勘で衝動買いするのは、予算を超える恐れがあるので良くありません。
あらかじめ無駄遣い予算を立てておけば、本来の予算を守りながら自分の楽しみも作れます。
みんなで買い物に行かない
節約中の買い物には家族を連れずに「1人で行く」のが鉄則です。
家族を連れて買い物に行くと、急に「あれが欲しい」とおねだりされたり、「ちょっとあのお店が見たい!」などと予定にない行動を取られてスケジュール通りにいかない可能性が高くなります。
決めた予算と時間内で買い物を終わらせるには、1人で行くのがベストです。
また、1人きりになることでストレスからの解放にもなります。
予定よりも早く買い物が終わったら、自分へのご褒美としておいしいスイーツなどを食べに行ったり、好きなブランドを見て回ったりするとよいことでしょう。
計画を立てることが大切
買い物における節約のコツは2つです。
予算を立てることとスケジュールを組むことです。
それだけで浪費を防ぎ、節約につながります。
また、献立を前もって決めておけば買い物する際に何を買えばよいのをすぐに判断でき、下ごしらえもできるので大きな時間短縮にもつながります。
精神的にも家事が楽になることでしょう。
節約の逆は「どんぶり勘定」です。
どんぶり勘定でなんとなく節約した気になっても、一向に成果を得ることはできません。
使うお金、使う時間、料理は何を作るか、すべて計画を立てることで、お金の余裕だけではなく、自分を癒したり楽しませる時間も生まれることでしょう。(執筆者:編集部)