生活には欠かせない洗濯ですが、大量の水を使用するため、できれば節水したいものです。
特に家族が多いと、毎日何回も洗濯をするという家庭もあるでしょう。
そんな方に今回は、洗濯機を使うときの節水方法を紹介します。

目次
縦型とドラム型では、洗い方と使用水量が異なる
洗濯機の種類には縦型とドラム型がありますが、それぞれに特徴が異なります。
ここでは、縦型とドラム型の洗い方と使用水量について、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
どちらの洗濯機が自分に合うか、ぜひ参考にしてください。
縦型洗濯機はたっぷりの水で泥汚れも落とす
縦型洗濯機は、泥汚れなどを落とすのに強いです。
外で泥だらけになって遊ぶお子さんがいる家庭には、最適ではないでしょうか。
また、洗濯時間も短いです。
理由は、使用する水の量が多いためです。
ドラム型は水の量が少ないため、わずかですが洗濯にかかる時間が長くなります。

ドラム型洗濯機のメリットは「節水」
ドラム型洗濯機は、節水に適しています。
縦型と比べると、使用する水の量が少なくて済むのが特徴です。
洗濯機の中で、上下にグルグルと回転させながら汚れをたたき落とすため、少しの水量で済みます。
洗濯時の音もドラム型の方が、若干ですが静かなものが多いです。
また、優れた乾燥機能がついているため、ドラム型洗濯機1台あれば洗濯から乾燥までを、時間や手間をかけずに1度にできてしまうのが嬉しいポイントです。
縦型にはおまけ程度の乾燥機能しかないものが多いので、しっかり乾燥させるには部屋干しか、乾燥機が別に必要です。
部屋干しをしたくない人に、ドラム式はおすすめです。

洗濯をする際の節水方法
洗濯機で節水する方法をいくつか紹介します。
1. 節水ホースでお風呂の残り湯を使う
お風呂の残り湯を洗濯に再利用するという、定番の節水方法です。
ホームセンターなどに専用の給水ホースが売っているので、それを利用すれば洗濯のために新たに水を使う必要がありません。

また、洗濯機を購入する際に、付属品として給水ホースがついてくる場合もあります。
浴槽の残り湯は、ただ捨てるのはもったいないので有効利用しましょう。
デメリット
浴槽に残っているお湯には菌が繁殖していると言われているため、衛生面で気になる場合は控えた方がいいです。
足マットや汚れのひどいものなど、洗濯内容に合わせて使い分けるだけでも節水効果があります。
入浴剤などを入れた残り湯は、使わないことをおすすめします。
2. 洗濯物は何度も分けず、まとめ洗いする
洗濯は、洗濯機をまわした回数の分だけ水を使用します。
1人暮らしだとなかなか洗濯物がたまらないかもしれませんが、できるだけまとめて洗うようにしましょう。
家族が多い場合は洗濯物の量も多くなりますが、節水したいならできるだけ回数を減らすことをおすすめします。
3. 洗濯機の節水コースを使う
洗濯機にはコースが多数あり、自分ですすぎの回数や水量を設定できます。
もともとの機能として「節約モード」などが搭載されているものもあるので、それを利用してみましょう。
また、すすぎの回数が1回だけなど、「スピードコース」を使うのも節水になります。
速く洗濯が終わるので、節電にもなって一石二鳥です。
【世帯別】縦型とドラム式のどちらを使うと良いか
1人暮らしとファミリーでは、洗濯の頻度や洗濯物の量も違います。
それぞれに合った洗濯機を使うことで、うまく節水ができます。
家族が多いならドラム型洗濯機がおすすめ
家族が多いと1日で洗濯物がたまってしまい、必然的に洗濯回数が増えます。
洗濯回数に比例して、水道代も上がっていきます。
そんな家庭には、
なにより洗濯に使う水の量が少なくて済むため、
縦型と比べるとかなりの節水になるでしょう。
水の量が少ない代わりに、少ない水量でもキレイになり、ドラム型専用の洗剤を使用すれば効果的に汚れを落とせます。
上下にグルグルと回るたたき洗いで、衣類が絡まりにくく傷みにくいのも嬉しいポイントです。
価格は縦型と比べると高価ですが、
洗濯機のほかに乾燥機を購入する必要がないのは、スペース、コストの面でメリットといえます。
家族が多いと、部屋干しもスペースを必要とするので大変です。
ドラム型の乾燥機能は、そういった手間と時間をなくしてくれるので、家族が多いご家庭にはドラム型洗濯機が向いているといえるでしょう。
1人暮らしなら縦型洗濯機がおすすめ
1人暮らしで節約したい方には、
縦型洗濯機は
価格が安く、コスパが良いのが嬉しいポイントです。
ドラム式に比べると洗浄力が高く、仕事着の洗濯が必要な方には最適といえるでしょう。
縦型は基本的に水を多く使いますが、スピードコースや節約コースなど機能をうまく使うことで、節水に加えて節電も可能です。
また、大きさや形もコンパクトで洗濯機置き場に設置しやすいので、ドラム式によくある
というミスも起きにくいです。
1人暮らしだと部屋が狭い場合も多いので、できるだけ圧迫感のない縦型を選び、部屋をスッキリ見せるという工夫もできます。
ただし、ドラム型とは異なり衣類が絡まりやすく、服の素材によっては傷んでしまったり伸びてしまったりすることがあるため、ネットに入れて洗うなどの工夫をしましょう。

生活に合うやり方で節水しよう
今回は、縦型とドラム型の洗濯機での節水方法や、向き不向きなどを紹介しました。
1人暮らしと家族の多いご家庭では、洗濯の頻度や回数も異なります。
と思うかもしれませんが、洗濯機の機能をうまく使うことで、さらなる節約ができるのです。
家族が多ければ、まとめ洗いで回数を減らしたり、お風呂の残り湯を利用するといった節水方法があります。
今回紹介した方法や洗濯機の選び方を参考に、うまく節水につなげてください。(執筆者:編集部)