以前、クラウドソーシング初心者の方向けに、仕事をするうえでのヒントを紹介しました。
今回は、収入をあげるために、その後、筆者が心がけたことを3つに分けて紹介したいと思います。
目次
1. ミスなく効率よく仕事をする

効率を上げるためには、ミスをなくすことが重要なポイントになります。
筆者はこちらの本を参考にし、以下の点を実践しました。
参考書籍:「仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?」※アマゾンプライムなら、ただ今、0円で読めます。
自分の仕事マニュアルを作ってみる
たいていの作業にはマニュアルが存在し、ライターであればレギュレーションといわれる執筆ルールがあります。
筆者は、マニュアルは印刷して手元においておくようにし、作業中でも、すぐ確認するようにしています。
特に注意したい点があれば書き加えて、自分なりのマニュアルを作っていきます。
マニュアルが完備されていないものや未完成のものがあれば、手順を自分で書いたものを作ります。
手間はかかりますが、マニュアル化する事で、間違いや無駄が減り、結局は早く仕上がります。
ミスをなくすチェック方法
ミスのない仕事をすれば、信頼される度合いも上がります。
2人で作業していれば、お互いがチェックすればミスは見つけやすいですが、クラウドソーシングでは1人で仕事をすることが多いので、ダブルチェックも1人で行わないといけません。
自分でミスを発見するためにはどうすればよいでしょうか。
例えば、データの入力作業などで、ミスを確認するために「見方を変える・状態を変える」というやり方があります。
そこで、
という方法です。
具体的には、
という方法で、非常に効果的でした。
2. 文章でのコミュニケーション術をアップさせる

クラウドソーシングでは、ほとんどのやり取りがオンライン上で行われるので、コミュニケーション力が非常に重要になります。
相手が返信しやすいように質問をする
チャットやメールのやり取りの回数は、必要最低限で済むようにします。
例えば、何かについて問い合わせるなら、YESか NOかを尋ねるだけでなく、
などと、一緒に代替案を提案します。
そうすれば、こちらの意図も伝わりますし、何度も問い合わせる必要がありません。
質問が複数あるなら、整理して質問ごとに番号をつけておけば、相手も番号ごとに返信すれば良いので助かるでしょう。
何を了解したのかも伝える
「了解」を伝えるときは、
というふうに、自分の理解している内容を付け加えればすれ違いも防げます。
3. 長く続けてみる
割に合わないと思っても、慣れていくことで効率が上がります。
最初は時給換算したときの金額はあまり良くなくても、仕事のスピードが速くなると金額は増えていきます。
あまりに単価が悪いものは、「最初から手を出さない」という選択肢を持つことも大切です。
長く続けていると、レベルアップしていけるような仕事ならやってみる価値はあるでしょう。
実際に筆者も、慣れていくごとにスピードが上がり、時給に換算すると2倍くらいにまであげられました。
円滑な業務をおこなうための注意点

筆者はオンラインチームで仕事していたこともあり、いろいろな方に遭遇しました。
1. 締め切りを守らない人
意外に思われるかもしれませんが、締め切りを守らない人は結構います。
1度ですぐにクビを切られることはないにしても、やはり評価が落ちてしまいます。
続けて仕事を頼まれる事はないでしょう。
2. ディレクターに文句を言う人
仕事のタイプによれば、ディレクターと呼ばれる、クライアントと作業者との間で調整する方がいます。
気が付いた点や問題点をディレクターに指摘することは重要です。
しかし、ディレクターさんが悪いわけではないのに、何度も強い調子で訴えている方がいました。
自分の仕事はここまで、と自分の権利を主張することもときには必要ですが、協力して融通を聞かせることも必要なように思いました。
3. 何度指摘されても直さない、同じミスをする人
原稿チェックをしていると、何度伝えても同じミスをする人がいます。
オンラインでは直接言うことは少ないですが、「1度指摘されたミスは、気を付けてもらえたら…」と感じました。
これらはオンラインだけでなく、普通に仕事していても起きうる問題かもしれません。
一般的には慣れてきた頃に気を抜いてしまうことが多いため、自分は大丈夫と思わずに、気を引き締めていきたいと思います。
やり方を定期的に見直してスキルアップ
何事も一朝一夕には上達しませんし、すぐに満足な結果は得られないかもしれません。
しかし、続けていくうちにスキルや効率は上がっていき、ひいては収入も上がるでしょう。
やり方を定期的に見直して、自分なりの効率の良さを見つけてください。(執筆者:桐谷 春音)