6月に入り、日本列島は一気に暑くなりました。
新型コロナを心配しながらも、熱中症対策も気になる季節がやってきました。
エアコンや冷風扇などを導入するご家庭も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、筆者が実際に導入した「スポットクーラー」について紹介します。
エアコンとのコスト比較や率直に感じたメリット・デメリットもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

目次
スポットクーラーの導入理由「エアコンとのコスト比較」
筆者の仕事部屋である「鉄骨造・3階建ての3階部分・ベランダなし」の部屋は夏場にかなり暑くなります。
ここをどうやって涼しくするのかを検討した結果、最終的にスポットクーラーの導入に至りました。
なぜなら
2. エアコンの設置コストが高すぎた
ためです。
それぞれについて説明します。
【理由1】扇風機・冷風扇では涼しくならない
鉄骨造1軒家は、夏は非常に熱くなります。
同じ地域に住む木造1軒家に訪れた際に、その暑さの違いに驚きました。
木造1軒家の方が涼しかったのです。
夏はかなり暑くなる鉄骨造、しかも3階建ての3階部分なので1番暑くなるのです。
扇風機や冷風扇は、暑い空気を回しているだけで猛暑の中では役に立ちません。
しかし、部屋を涼しくしなければ作業ができません。
それならばいっそエアコンを導入しようと検討しますが、失敗します。
【理由2】エアコンの設置コストが高すぎた
エアコンは検討の結果、予算オーバーだったのです。
まず、予算から説明します。
3階作業部屋の広さは6畳のため、1番小さいエアコンで予算を組みました。
エアコン導入の予算
エアコン本体:4万円~5万5,000円
設置工事費:2万円~2万5,000円(設置しにくいと踏んで高めの予算を設定)
合計6~8万円
【6畳用エアコンの例】

本体価格:4万1,000円(2020年6月8日現在)
エアコン設置工事費用の例

多めに予算を組んでほぼエアコンを導入するつもりで、家電量販店に行きました。
メーカーと機種を決めて担当の方に設置場所を伝えました。
そこでの返答は
・ 1階に室外機を設置しそこから3階まで排気ホースをのばす(工事費up)
・ 排気ホースが長い分、放熱するため、大きめのエアコンが必要(6畳用はNG)
以上から、
「本体と設置費用を合計すると10万円を超える」とのことでした。
8万円以内の予定が10万円超えでは、かなりの予算オーバーです。
いったん家に戻り、「予算内で部屋を涼しくする方法はないのか」を再検討することになりました。
こうしてエアコン導入計画は失敗したのです。
4万円以内で導入できるスポットクーラーに決定
そこで出会ったのがスポットクーラーです。
4万円以内で購入できて工事費不要なので、予算内で余裕をもって買えることが分かりました。
【購入したスポットクーラー】

本体価格:3万4,980円(2020年6月8日現在)
10万円超えの予定が4万円以内で収まることが最大の決め手となり、
「予算内で涼しく過ごすにはこれしかない」と即購入して設置しました。
スポットクーラーの設置画像
「スポットクーラーって、実際のところ、どんな感じなの」と知りたい方は多いと思います。
なぜなら、販売用の写真には良いところしか載ってないし、設置した感じがいまひとつ分からないためです。
そこで、実際の画像を見ていただこうと思います。


設置した感想
・ 1時間程度で設置完了しましたが、排気ホースに少し手間取りました。
こうして画像を見ると、背面にもスペースが必要であることがわかります。
窓まで排気ホースを伸ばすためです(窓が低い位置にある場合には、狭くてもよい)。
購入を考える際には、十分なスペース確保をおすすめします。
スポットクーラーのメリット
筆者の実体験から感じたスポットクーラーのメリットは5つです。
メリット1. コスパが良い
エアコンと比べて圧倒的に安いと言えます。
メリット2. 涼しい風が出る
扇風機とは違う、エアコン並みの涼しい風が出ます。
メリット3. 場所移動できる
キャスター付きでコロコロと動かせるので、好きな場所から風を出せて冷えすぎないのも良い点です。
メリット4. すぐに涼しくなる
スイッチを押すとすぐに涼しい風が出るのがうれしいポイントです。
エアコンは運転が始まるまでに少し時間がかかります。
メリット5. エアコン設置しにくい部屋にピッタリ
室外機の設置が難しい場合にスポットクーラーが活躍します。
4万円以内で涼しく夏を乗り越えられるのが圧倒的なメリットと言えます。
わざわざエアコン買うのは大変だと感じている方にピッタリです。
しかし、購入してみて、デメリットもあると気づきました。
スポットクーラーのデメリット
実体験から得た、スポットクーラーの4つのデメリットです。
デメリット1. 重いので、違う階への移動が大変
20kgあるので、あちらこちらに気軽に移動するのは難しそうです。
デメリット2. 広めのスペースが必要
排気ホースの場所や本体を置くスペースが必要です。
デメリット3. 家電設置に慣れていない人は戸惑う可能性アリ
窓枠の形状により排気ホースの取り付けが難しい場合があり、確認が必要です。
筆者宅は2重窓であることから、取り付けのため工夫が必要でした。
デメリット4. 音が出る(約65dB)
風音だけではなく、冷房運転時に「ブーン」という電気音が出ます。
こうしたデメリットはあるものの、同じ部屋で使う予定であり、なおかつスペースを確保できればほぼ問題なく使えるというのが率直な感想です。
コスパの良いスポットクーラーの検討を
6月ですが、すでに真夏日も出てきています。
熱中症対策のためにも部屋を涼しくする対策は必須です。
エアコンが高額だと感じたら、スポットクーラーを検討されることをおすすめします。(執筆者:安藤 環)