6月に入り、暑さも本格化してきました。
特に今年は、新型コロナウイルスの影響でリモートワークが続き、日中の電気代が上がっている方も多いことでしょう。
そこで今回は「エアコン冷房」の電気代について、筆者が実践している6つの節約術を紹介します。
目次
1. 遮光・遮熱カーテンを使う
電気代をできるだけ抑えながらも快適な部屋の温度を維持するには、
・ 冷やした空気を外に逃がさない
ことがポイントです。
そのため、窓には遮光・遮熱カーテンをつけるのがおすすめです。
光や外気を遮ることで、冷房効率を大幅にアップできます。
レース製の遮熱カーテンであれば、日中にカーテンを閉めたままでも部屋を明るく保つことが可能です。

2. 部屋が暑い場合にはまず換気する
外出から戻ってきたときや起床時など、部屋を閉め切っていた後には外気よりも室温が高いままになっていることがあります。
その場合には、エアコンを稼働させる前にまず換気をしましょう。
部屋の温度を下げることで、スタート時のエアコンの電力消費量を抑えられます。
3. 運転は「自動」を基本にする
エアコンは設定温度まで室温を下げる際に最も電力が必要です。
そのため、最初から「弱」で運転してしまうと温度を下げるのに時間がかかってしまい、余計な電気代がかかってしまいます。
エアコンの風量は、基本的に「自動」のままにしておくのがおすすめです。
室温を下げる際には強風に、室温が下がったら微風にと、最適な稼働量に自動調整してくれます。
4. 月1~2回フィルターを掃除する
エアコンは、暖かい空気を吸い込み、冷たい空気を吐き出すことで部屋の温度を調整しています。
そのため、空気を吸い込むフィルターが汚れていると、部屋の温度を効率良く下げられなくなってしまいます。
フィルター清掃をすると約4%の節電になるとも言われています。
フィルターは月1~2回を目安にまめに掃除をしましょう。
5. 1時間以内の外出であれば電源を切らない
エアコンは、下がった室温を維持するときよりも、スタート時に多くの電力を必要とします。
そのため、短時間の外出、具体的には1時間以内の外出であれば、エアコンの電源を切らずにそのまま出掛けた方がよいと言えます。
特に盛夏などの外気温と設定温度の差が大きい時期には、設定温度まで部屋を冷やすのに大量の電力が必要なため、こまめなオン・オフはできるだけ避けるのがおすすめです。
6. 扇風機やサーキュレーターを併用する

冷たい空気は下の方にたまります。
エアコンの風向きを水平か上向きに設定して、冷たい空気がたまりやすい位置には扇風機やサーキュレーターの風をあてると、部屋全体の温度が下がりやすくなります。
また、自宅で仕事をするのであれば、デスクに小型の扇風機やサーキュレーターを置いて稼働させることで体感温度を下げられます。
日々の心掛けでエアコン代を節約
エアコン冷房節約術、基本の6項目を紹介しました。
これから数か月続く暑い季節をエアコンを上手に使いながら乗り切っていきましょう。(執筆者:AFP、2級FP技能士 青海 光)