冷蔵庫のなかの食材、腐らせずに使い切っていますか。
筆者は、気がゆるむとすぐに冷蔵庫のなかをパンパンにして奥にある食材を腐らせてしまうため、3つのルールを大切にしています。
今回は、実践した結果、食材の腐敗をリアルに減らした「3つのルール」を紹介します。
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目次
食材の腐敗がリアル減「3つのルール」
1. 冷蔵室に前面と背面を作らない
冷蔵室のなかに前面と背面を作ってしまうと、前にある食材や残りものばかりが目についてしまい、ついつい先に使ってしまうという人も多いことでしょう。
また、お目当ての食材などを探すために、
・ 開けている時間が長くなってしまうと、
電気代も影響を受けてしまいます。
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このようなことを防ぐためにも、思い切って前面と背面を作るのをやめ、
スペースがもったいないようにも思いますが、冷蔵庫に詰めるものを減らすことで、
年間1,000円ほどの電気代が節約になります。
筆者宅は、冷蔵室を前面のみ使うようにしたことで、食材や残りものをひと目で判断しやすくなり、冷蔵庫内の食材の腐敗がゼロになりました。
2. 野菜室の見える化
野菜室も冷蔵室と同じく、「見える化」することがとても大切です。
野菜室にもともと付いている間仕切りケースなども利用し、できるだけ野菜同士が重ならないように工夫することで、食材の腐敗はガクンと減ります。
具体的には、
・使いかけで小さくなった野菜や傷みかけの野菜
は上段の間仕切りケースで保管します。
使いかけで小さくなった野菜や傷みかけの野菜は、
・ 小さく刻んでミネストローネにしたりする
のがおすすめです。
そのほか、スムージーや野菜ジュース、野菜のポタージュなどにもしてもおいしいです。
野菜ひとつひとつを見えやすく保存し、小さくなった野菜や傷みかけの野菜を小さくして使い切ることで、野菜室内の腐敗も「ゼロ」になりました。
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3. 冷凍室にはぎっしり詰める
冷蔵室は、物が少ないほうが冷気の流れがよくなり庫内全体を冷やしやすくなりますが、冷凍室はその逆で、ぎっしりと詰めたほうが節電になります。
実は、ぎっしりと物を詰めることで、冷却する効果が高まるのです。
ですから、肉や野菜、加工品や野菜を買い過ぎたときは、
冷凍することで消費期限も伸びる
ので、食材を腐らせる心配も減ります。
ただし、庫内に「霜」ができてしまうと冷えが悪くなるため、ときどき冷凍品を整理して、冷気の出る穴などをふさいでいないかチェックしてください。
冷凍庫も冷蔵庫同様、ドアの開閉回数が増えたり、開閉の時間が長くなると電気代に影響が出てしまいます。
お目立ての食材などをすぐに取り出せるよう、中身の見える食品用保存袋を活用し、冷凍庫に保存するようにしましょう。
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食材の「見える化」収納法で腐敗減
冷蔵室や野菜室の食材などをすべて「見える化」することで、腐敗は防ぐことができます。
「お得」だと感じて購入しても、腐らせてしまえば「損失」でしかありません。
冷蔵庫の3つの庫内、冷蔵室・野菜室・冷凍室を上手に使って、食材費と電気代を上手に節約していきましょう。(執筆者:山内 良子)