株式投資において、全ての銘柄は2種類に分けられます。
株式投資では、このようにシンプルに考えることが大切です。
シンプルに考えることによって、株式投資を純粋な商行為と捉えることができます。
つまり、利益を得ることが究極の目的であって、それ以外のことは第二義以下であるということです。

目次
時流に乗っている銘柄は「良い銘柄」の可能性有
「利益を生む良い銘柄」と聞くと、国策銘柄や急成長している企業の銘柄など、
をイメージすると思います。
もちろん、
不人気なボロ株に投資するよりは、よほど良い選択です。

なぜ「悪い銘柄」に手を出してしまうのか
実際にはボロ株集めに陥り、悪い銘柄を多く手掛けてしまう人も少なくありません。
時流に乗り、調子よく動いている銘柄は、その後も値上がりを続けるとしても、
と感じて手を出せず、まだ動き始めていない銘柄に投資してしまいます。
まだ動き始めていない銘柄は、いわゆる「出遅れ銘柄」の可能性もあり、そこにうまく投資できれば問題ありません。
しかし、他の銘柄に比べて値動きが芳しくない銘柄ですから、それは「出遅れ銘柄」ではなく、
市場全体が大きく上げており、「何を買ってももうかる」といった局面であれば、ボロ株に投資して利益を得られることも多いです。
しかし、そのような局面でなければ、買った後も目立った値動きをせず、単に資金を拘束してしまうだけになったり、不人気であるだけに悪材料に敏感に反応し、下落したりすることも多いもです。

よく研究している「得意銘柄」も「良い銘柄」
自分がよく研究した銘柄も、良い銘柄であるといえます。
時流に乗っている銘柄よりも、こちらのほうが良い銘柄といえるでしょう。
得意な銘柄こそ良い銘柄であると認識していれば、得意ではない銘柄に投資する選択肢はなくなり、ボロ株にはしる間違いを犯すこともなくなります。
ボロ株集めはやめよう
株式投資を商行為として捉え、
・ 安く買って高く売る
・ 高く売って安く買い戻す
ことによって利益を追求するならば、良い銘柄のみに投資することが鉄則です。
見極めの難しい「出遅れ銘柄」を探し、結果としてボロ株ばかりを集めていては、利益を得ることは困難です。
「ボロ株集めはしない」という心がけを持つだけでも、長期的に大きなプラスになることでしょう。(執筆者:兼山 艮)