SNSやYouTubeで取り上げられて、米国株投資が話題になっています。
「英語が読めなくても大丈夫なの?」
など、不安や心配が出てきて、なかなか米国株投資を始められない方は多いのではないでしょうか。
筆者は2年前から米国株投資をしています。
最初は経験者の方から米国株投資を教わって少額から始めました。
米国株投資に興味があるけれどなかなか始められないという方に筆者の経験を交えて米国株の魅力をお伝えします。
目次
米国株投資の魅力
米国株投資の魅力は2つあります。
2. 米国企業は株主還元に積極的
1. 長期的に右肩上がりの市場

NYダウは、米国株式の全銘柄から選ばれた30銘柄で構成されている株式指標です。
米国の日経平均のようなものです。
NYダウの長期チャートを見ると、ゆるやかな右肩上がりを描いています。
1987年のブラックマンデーや2000年代のドットコムバブル、2008年のリーマンショックと何度も恐慌に見舞われていますが、都度回復し成長しています。
もちろん、今後も成長が続く保証はありませんが、筆者が米国株投資を教わった際にはきれいな右肩上がりのカーブに驚きました。
「過去に株を買っている人はしっかりと利益が出ているのか」と感心したのを覚えています。
日経平均の場合には、バブル経済やITバブル、アベノミクス相場もあり、デコボコとしたチャートです。
デコボコしながら成長するものが経済だと思っていましたが、NYダウのチャートを見て認識が変わりました。
2. 米国企業は株主還元に積極的
また、米国企業は株主還元に積極的です。
配当金を株主に還元する企業が多く、配当利回りのよい銘柄や連続増配銘柄が多くあります。
日本株の連続増配銘柄は、花王(30期連続)、リコーリース(25期連続)、小林製薬、三菱UFJリース(21期連続)といったようにそれほど多くありません。
しかし、米国株の場合、25年以上増配を続けてきた「配当チャンピオン」と呼ばれれる銘柄が100銘柄以上あるのです。
コカコーラ
マクドナルド
スリーエム
ペプシコ
AT&T
など日本人に馴染みのある銘柄も配当チャンピオンです。
「連続増配銘柄は今後も増配を期待できるため、持っておけばインカムゲインが増える可能性が高い」と経験者から聞き、筆者は米国株の高配当銘柄に興味を抱きました。
また、経験者の方の受取配当金のグラフを見せてもらいました。
米国株投資を始めた1年目の受取配当金は8万円ほどでしたが、2年目で約15万円、3年目で約24万円と着実に増えていました。
米国株をコツコツと買い増したことに加えて、保有銘柄が増配していることも受取配当金アップに貢献しているということでした。
米国株は1株から買える

米国株は、1株が1単元株なので数千円から株を買えます。
米国株投資が魅力的に思えても、いきなりまとまった金額を投資する勇気はありませんでした。
何十万円と投資するのが株式投資だと思っていたからです。
教わるまでは、米国株投資が少額から始められることも知らず、米国株投資デビューのハードルがグンと下がりました。
為替が気になったり、ティッカーコードが読めなかったり、分からないことだらけでしたが、なんとか米国株投資を始める運びとなりました。
最初に買った銘柄はAT&Tです。
米国株投資を教えてくれた経験者の方も保有していた銘柄で、配当利回りの良さと通信業という安定感に惹かれました。
高配当銘柄多数だが注意点もある
米国株投資は難しいと思っていましたが、日本株投資の経験者であればば想像以上に簡単に始められるのではないでしょうか。
ただし、日本株と異なり為替の影響を受けたり、取引時間帯が異なったりする点などにはご注意ください。
米国株はドル資産であるため、円ドル相場の影響を受けます。
自分が買った時よりも円高になれば資産価値は減少しますし、円安になれば資産価値は増加します。
また、取引時間帯は時差の都合もあり日本の夜間となります。
取引上の注意点はありますが、米国株は日本株にはない成長性や魅力ある銘柄(アップルやグーグルなど)、高配当銘柄があります。
もし、米国株投資を始めようと思っていて躊躇している方がいたら、ぜひご検討ください。
なそ、投資はくれぐれも自己責任でお願いします。(執筆者:安田 小夏)