投資初心者の方へ特にお勧めしたいのが「高配当銘柄」と「株主優待銘柄」の2つです。
高配当銘柄は銀行の利率より高い配当金を受け取れるのが魅力ですし、株主優待の銘柄は少ない資金でお得な優待を得られるためです。
今日は株主優待の中でも「育児中の方」、「主婦の方」にお勧めしたい株主優待の銘柄を4つご紹介させていただきます。
また検討にあたって、株価、最低購入金額、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)も合わせてお伝えいたします。
これらの情報は執筆した7月中旬のもので、相場の状況によって変わりますのでご注意ください。
目次
(1) (株)フジ・メディア・ホールディング(4676)

フジテレビの株式です。
9月末の権利落ちでオリジナル手帳がもらえ、さらに6月にフジテレビ本社にある球体展望台「はちたま」の無料見学パスポートがもらえます。
1回につき8人まで無料で入場できるので家族や親戚と一緒に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
【株価】1,010円
【最低購入価格】10万1,000円
【PER】17.9倍
【PBR】0.31倍
株主優待
100株以上でオリジナル手帳
(2) ホリイフードサービス(3077)

ホリイフードサービスの店舗で利用できる食事の優待券がいただけます。
こちらは優待券を返送するとお米と交換してもらえます。
株主優待券をもらっても、近くに利用可能な店舗がないため無駄になってしまった経験はありませんか。
これなら近くにグループ店舗がない時でも無駄になりません。
【株価】497円
【最低購入価格】4万9,700円
【PER】今季業績により計算できず
【PBR】1.53倍
株主優待
100株以上500株未満:2,000円分の優待券かお米券
500株以上1,000株未満:5,000円分の優待券かお米券
1,000株以上:1万円分の優待券かお米券
(3) ラウンドワン(4680)

ボウリング場などのアミューズメント施設を展開するラウンドワンです。
昨年度の3月に優待内容を大幅にパワーアップさせたことで話題になりました。
この券は土日問わず使える便利な優待です。
さらに、ボウリング教室の優待券もあります。
【株価】741円
【最低購入価格】7万4,100円
【PER】18.7倍
【PBR】1.01倍
株主優待
100株以上500株未満
1. クラブ会員入会券 1枚
2. 500円割引券 5枚
3. 健康ボウリング教室・レッスン優待券 1枚
500株以上1,000株未満
1. シルバー会員入会券 1枚
2. 500円割引券 10枚
3. 健康ボウリング教室・レッスン優待券 1枚
1,000株以上2,000株未満
1. ゴールド会員入会券 1枚
2. 500円割引券 15枚
3. 健康ボウリング教室・レッスン優待券 1枚
2,000株以上
1. プラチナ会員入会券 1枚
2. 500円割引券 20枚
3. 健康ボウリング教室・レッスン優待券 1枚】
(4) 神戸物産(3038)

「神戸物産」は「業務スーパー」を展開している会社です。
権利確定は10月なのですが、100株保有で1,000円相当の商品券がもらえます。
さらに3年以上保有すると100株保有でも3,000円相当の商品券がもらえるので長期で保有するとお得です。
また神戸物産の株は「激安」がキーワードになっています。
この銘柄は「デフレになりそう」、「景気が悪くなりそう」といったニュースが出ると人気が出て株価が上がりやすいのが特徴です。
今後、コロナの影響で景気が悪くなると考えている方は多いので、ぜひ株価をチェックしていただきたいです。
【株価】6,700円
【最低購入価格】67万円
【PER】54.2倍
【PBR】14.43倍
株主優待
100株以上1,000株未満:1,000円分優待券(3年保有で3,000円分)
1,000株以上2,000株未満:1万円分優待券(3年保有で1万5,000円分)
2,000株以上:1万5,000円分優待券(3年保有で2万円分
株主優待の銘柄を買う時にやってはいけない事
株主優待の銘柄は基本的に9月末の権利落ち日に向かって値上がりしていく傾向にあります。
そのため直前で買おうとすると値上がりして高値になった所で買う事になってしまいます。
その後権利が確定して株価が下がると高値でつかんだ株価が含み損を抱えてしまうという事も多々あります。
そのため、株主優待の銘柄を買う時は直前では買わないようにしましょう。
急がないのであれば、今期の株主優待は意図的に逃して、権利確定後投資家たちが売り出して株価が低くなった時に買うのがおすすめです。
株主優待はもらえませんが、権利落ち後株価が安くなった時に少しずつ買い足して、権利確定に向けて株価が上がったら売ってしまう、という事も筆者はやっています。
株価の上がり方によっては、株主優待をもらうより値上がり益を取った方が利益にはなります。(執筆者:元証券ウーマン 成瀬 なぎさ)