気温の高い夏は、ただでさえ食材が傷みやすい時期です。
とくに野菜は、野菜室へしっかり保存をしていても早く傷んでしまうことが少なくありません。
筆者も、買ってきたばかりの野菜が翌日にはシナシナになっていた経験が何度もあります。
せっかく安く野菜が手に入っても、ロスしてしまっては食費がかさんでしまいかねません。
そこで今回は、野菜が傷みやすい夏だからこそ気を付けたい、野菜を腐らせないコツを紹介します。

目次
足の速い野菜を優先的に使う
同じ野菜でも、種類によって日持ちする日数に違いがあります。
どの野菜が傷みやすいのかを把握していれば、食べられなくなる前に使い切ることが可能です。
できるだけ足の速い野菜を優先的に消費していきましょう。
含んでいる水分量が多いほど、足も速いです。
夏は、トマトやきゅうり、なすなどの水分を多く含む野菜が旬の時期でもあるので、保存には注意しましょう。
また、葉物野菜は傷みが早く、なかでもほうれん草は傷むスピードが速いです。
・ さっと下茹でしてから保存する
などして、できるだけ早く火を通しておくことでロスを防げます。

買い置きは「日持ちする野菜」に絞る
新型コロナウイルスの影響もあり、食料品を数日~1週間分まとめ買いするようになった人も多いかと思います。
夏にまとめ買いをするうえで、やはり注意しておきたいのが野菜類です。
傷みやすい野菜をまとめ買いしてしまうと、使い切れずに腐ってしまう可能性があるため、かえって節約にならない場合もあります。
買い置きをするのであれば、日持ちする野菜だけを選ぶことが大切です。
・ 玉ねぎ
・ にんじん
・ さつまいも
などの根菜類は、保存期間が長めなので、まとめ買いに向いています。

種類に合った方法で冷凍保存をする
すぐに調理に使う予定がなかったり、買いすぎてしまったりすることもあるでしょう。
そんなときは、野菜を冷凍保存することでロスを防ぐことが可能です。
野菜を冷凍すると、食感や食感が落ちるイメージがある人もいるかと思いますが、正しい方法でフリージングをすれば問題ありません。
野菜の種類によって、生のまま冷凍できるものもあれば、下茹でしてから冷凍した方良いものもあります。

野菜を冷凍保存する際は、下茹でするしないに関わらず、水分をしっかり取り除くことが重要なポイントです。
キッチンペーパーで水分を取ってから保存しましょう。
また、保存する際はキッチン用のジップロックを使用して、できるだけ酸素を抜き、酸化を防止することも大切です。
冷凍野菜や缶詰を活用する
夏に腐りやすい野菜も、使う順番に気を付けたり、冷凍保存をすれば、ロスを防ぐことが可能です。
また、今は安くて長期保存も効く冷凍野菜や缶詰なども売っていますので、夏場はそういったものを積極的に活用するのも、節約効果につながります。(執筆者:三木 千奈)