わが家は、ほぼ毎日ずっと自炊です。
「ここぞ」というときには奮発した外食をしますが、朝夕はもちろん、お昼もお弁当を作り続けて20年以上が経ちます。
ここ数年の食費を平均すると大人2人で月3万108円でしたから、総務省が発表した平均値6万5,718円(二人以上の世帯の外食を除いた食費)と比べると、半額以下に収まっています。
参照:総務省家計調査報告2019年 5ページ(pdf)
とはいえ食事の用意は毎日のことですから、大変なことはやりたくありませんし、そもそも続きません。
節約しながらも簡単でラクに、おうちごはんを続ける秘策をご紹介します。
目次
主食にかかる費用を想定

お米は5キロ2,000円前後、10キロ3,500円くらいからの価格でしょうか。
主食ですから食卓に欠かせませんが、購入するだけで一気に数千円の支出は予算に響きます。
普段から月にどれくらいお米を消費するのかを想定しておきましょう。
赤字を回避するためには、麺類を上手に利用してください。
特にゆでうどんや焼きそばは1玉14円くらいから販売されていますから、4人家族でも1食当たり56円ですみます。
中に入れる具材もわざわざ買いに行かなくても、冷蔵庫の中にあるほとんどの物が使えます。
汁物を添えれば一食完成しますから、給料日前のお助けメニューです。
包丁を使わない料理
筆者は忙しい朝は特に、包丁は使いません。
時間に迫られているときや疲れているときは、「包丁で切る」という作業がとても面倒に感じます。
包丁を使うとなるとまな板を使いますから、ある程度の作業スペースが必要ですし、使った以上は洗わねばなりません。
こんなときはまな板がいらないキッチンはさみがおすすめです。
硬い食材には向きませんが葉物野菜や肉類、ハムやちくわなどは、直接フライパンやボールに切り入れます。
ストックする
余裕のあるときに、ストック用に食材を切ったり、調理をしておきます。
これをルーチンとし、冷凍庫に野菜ストックや加熱済み食材を在庫して料理したくない時に備えておくと、食品を腐らせてしまうリスクを減らせ一石二鳥です。
レンチンレシピに強くなる
冷えたご飯やおかずを温めるのが一般的な使い方でしょうが、それだけではもったいないです。
鍋やフライパンを洗う必要はなくなりますし、火を使わないため夏場の室温上昇を防げるので、光熱費の削減にも役立ちます。
メイン料理がレンジでできると調理の負担が減るのはもちろん、節約食材でも食べ応えのある満足度の高い1品がとても簡単にできます。
茹で時間がかかるジャガイモやカボチャなどの野菜の下ゆでにも、電子レンジを活用ください。
少量のお水をいれておくとカサつかず、柔らかく仕上がります。
電子レンジでチャーシューを作る
電子レンジは、火加減や時間設定が難しくぱさつきがちな「かたまり肉」の調理がとても簡単においしくできます。
1. 甘酒3に対して醤油1の比率で30分程度ビニール袋につけこむ
2. 耐熱容器に入れラップをふんわりして200Wで10分加熱
3. ひっくり返して10分程度加熱

今回は豚うすぎり肉しかなかったため300g程度をタコ糸でまとめてかたまり肉にして、ゆっくり火が通る200Wで作りましたが、厚みのある鶏むね肉では500Wでも柔らかく仕上がりました。
加熱時間は食材の大きさによって異なりますから、最初に厚さを均等にしたり、フォークで穴をあけておくなどして、様子を見ながら火が通るまで加熱してください。

チャーシューのレシピ一をつマスターしておくだけでも、チャーハンやラーメンの具材、サラダのトッピング、お弁当にと多用できます。
持続が節約につながる
食事は毎日のことです。
作りたくないとき、作れない場合だってあります。
ちょっとした工夫でカバーすれば、今よりラクに自炊が続けられるかもしれません。
いろいろとチャレンジして、おいしいご飯で節約しましょう。(執筆者:吉田 りょう)